【映画】毒舌御免!映画秘宝が選ぶ2009年トホホな映画1位に「DRAGONBALL EVOLUTION」

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164名無しさん@恐縮です
ターザン山本のコラム

やっぱり日本人は島国気質というか、島国根性がしみついているようだ。
だからどうしても“世界”という言葉、概念に
根本的なコンプレックス、劣等感がある。結局、田舎もんなんだろうなあ。
そのため、都会や街に出て「一旗揚げる」、
または「故郷に錦を飾る」というのが己のアイデンティティになっている。

今回のアカデミー賞、「おくりびと」が外国語映画賞を取ると
テレビや新聞はそれをもう大きな話題にする。
まるで日本人が天下を取ったようなムード。
それって別の見方をすると“バカ騒ぎ”に見えてしまうのだ。
はしゃぎすぎだよ! たとえは悪いが戦前、兵士を戦地に送り出す時、
人々が日の丸の旗を振って見送った状況と私はあまり変わらない気がする。
落ち着け、もっと冷静になれである。
日本人って、なぜこういうことに弱いのかなあ。野球のWBCだって日本が一番、騒いでいるかも。
アメリカのベースボールのファンはあくまでメジャーリーグこそが最高のものだと考えているので、
WBCのことにはそんなに興奮しないと聞いている。これも“日の丸”の力なのかなあ。
だったらアメリカからすると、日本人に賞をやっとけば最大の宣伝になる。
ニュースにしてくれる。ビジネスになると思うだろう。
だいたい、日本アカデミー賞で「おくりびと」が10冠を取ったというのもねえ・・・。

きのうある本屋に寄ったら、「映画芸術」という雑誌があった。
そこで去年、公開された日本映画を評論家が10点満点で採点していた。
なんと「おくりびと」はベスト30にもはいっていない。
むしろワーストで10点を入れている人もいた。
それもまた極端すぎる。
まったく日本人にはバランス感覚というのはないのか?である。
バカ騒ぎが日本人の特性の一つだとしたら、イヤな国だよなあ・・・ホント。
「おくりびと」だって、私はこう見た、君はどう見た、でいいじゃないか。
賞はすべて、私にとっては後付けの話だから。