http://www.daily.co.jp/soccer/2010/01/04/0002618843.shtml 「高校サッカー3回戦、関大一2-1八千代」(3日、市原)
関西勢“最後のトリデ”関大一(大阪)が3度目の出場で初めてベスト8に進出した。
八千代(千葉)との対戦は2年生コンビが大活躍。前半17分、FW浜野友旗(17)の豪快なロングシュートで先制し、
いったんは同点に追いつかれたが、後半32分にMF梅鉢貴秀(17)が勝ち越しゴールを決め、2-1で快勝した。
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初戦の不振で喝を入れられた関大一の2年生コンビが奮起した。
まずはFW浜野が魅せた。前半17分、右サイドから左足で約35メートルのロングシュートを放った。
逆風を切り裂いたボールはゴールポスト左を直撃してゴールに転がり込んだ。
「しばらく入らない時期があったけど、復活した」と、主導権を奪った先制点を笑顔で振り返った。
最近は得意のミドルシュートが不発だったが、「サッカーノートで自分が決めたときのページを見て思い出した」とイメージトレーニングの成果を強調した。
2回戦の鹿島(茨城)はPK戦の末の辛勝とあって、佐野監督から「今日は前半15分まででダメならすぐ代える」と脅された。
それは勝ち越し点を決めたMF梅鉢も同じだった。浜野とともに、開始15分に勝負をかけた。
「あんな風に監督に怒られたのは初めて」と燃えた梅鉢。
守備では八千代のエースMF長沢を封じ、後半32分には左サイドのロングスローからのこぼれ球を左足でぶち込んで
「落ち着いて、いいところに決められた」と、初の8強進出を引き寄せた決勝点を喜んだ。