【映画】「古くさい映画撮りやがって」 山田洋次監督、小津安二郎監督に反発していた
278 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/23(水) 15:29:45 ID:qsY9cy3HO
>>275 来日した時に、グンゼから好きな色を選んでいいよと
沢山のパンツをプレゼントされたこともあるみたいだね。
その後グンゼの社員をライブに招待したとか。
何かで語ってたな
小津の家族観とか人間関係って現代的だと思う。
けっこうドライでさあ
このあいだポール・オースターのPB読んでたら「東京物語」を観るという描写が
あって、それが重要なモチーフになってた。
281 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/23(水) 16:45:53 ID:QchxLuYa0
グンゼパンツって、どこがいいんだ?
品質悪くはないだろうけど、金さえ払えば同程度の品質のものは外国にもあるだろう。
小津は黒澤明とよく比較されるな。
高度成長期の勢いと相まって、ヒーローを描いた黒澤と
忘れ去れようする家族を描いた小津って感じで。
283 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/23(水) 17:28:57 ID:TTE3e9cpO
>>281 BVDじゃなかったっけ?
バッファローでもBVDのブリーフ履いてる
インド洋に派遣された自衛官の家族が、無事帰還を願って、玄関に黄色いハンカチを
飾ってると聞いたら、「オレの映画のネタを戦争に使いやがって」等憤っていた山田洋次。
「幸せの黄色いハンカチ」って、元ネタは米国のポピュラーソングだろうに。
>>279 小津とか山中貞雄はアメリカ映画の影響受けまくりでドライな感性はアメリカ風
舞台が日本なだけで
ウェットなのは溝口とか
>>285 確かに映画作法だと、特に戦前の作品で、
ハリウッドの影響を受けているのが顕著。
ただテーマはアメリカ風ドライじゃなくて、
白樺派の影響だぞ。旧制中学の時代からの。
287 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 02:10:12 ID:/XwpbnVp0
小津さん古臭いホーム映画とか言われてっけど
ワンカットワンカット2枚3枚単位でトリムしてたんだよ
ほんと東京物語のフィルムの劣化が激しい
テレシネしたHDCAM貸してくれたら無償で全コマ
傷修正してやるよ
288 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 03:21:59 ID:sqbchvG20
邦画がビスタビジョンばっかりになる中ずっと寅さんをシネスコで撮ってた事は評価してる
289 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 03:43:19 ID:6qsuYzoJO
関係ないけど、成瀬の秋立ちぬが好き
290 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 03:47:30 ID:Rb04XMbd0
>>276 ところで、山田って
左翼や左翼運動を真正面から撮ったような作品はあったっけ?
例えば大島渚については、その最初の作品である青春残酷物語からして
モロに左翼思想を前面に押し出してたり、その作品構想の根底からしてマル系から派生した社会科学の考え方を
下敷きにしたものだったように見て取れるのだ。
なんというか映画を見ていると言うよりも、一時期隆盛した社会科学系の論文を読んでるって感じね。
山田にはそういうのあったっけ。
山田はもしかして左翼思想の夢が実現し、革命が成就した暁に訪れる労働者主権社会において
労働者たる庶民(その場合真の主権でもある訳だが)が楽しめるように想定した、
そういった革命成就後の娯楽的なものを目標として、それを勝手に先取りしたつもりで映画作品を作り出していたのだろうか。
1を見る限り、ヤマダは小津を評価してるんだが
よく読んでない奴が多いなw
292 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 04:21:27 ID:DsB5ouMc0
>>291 山田は映画監督として才あると判断できるので、小津完全否定はありえない。
流石に映画人として、その程度は分かって余って当たり前だろうからね。
また山田の妙にどす黒く上手く立ち回る社会的才能からしても、小津を完全否定するとは思えない。
しかし小津作品を舞台化するというのは、どうなんだろうね。
もしかしてリスペクトして舞台化してるよううに見せかけて、実際は舞台化に最も向きそうにない小津作品を
晒し者にしようとするという、なかなか込み入った意思の揺らぎのない左翼的前進戦略から
それをやっていたりするのだろうか。
山田さんってなんとなくSM好きのニオイがするんだけど。
小津とフランス映画語るヤツとは酒飲まない
>>254 成瀬巳喜男なんて全作品の3分の1もDVD化されてないんじゃないの。
見たくてもなかなか見れないこのもどかしさ。
>>289 秋立ちぬ見てー
でも見れねー
CSでもBSでも全然放送しねー
298 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 20:02:52 ID:l8iOcO1e0
>>297 夜中に酔って寝ようとする前にカキコんだりすると
滅茶苦茶書いちゃうな。正直すまんかった。滅茶苦茶すぎた。
そういえば新年に山田監督「おとうと」公開されるみたいだが、
こっちのタイトルは市川昆から取ってると言ってるようだね。
今、思えば、ダウンタウンヒローーーズ 映画館でみないで
男はつらいよ を 4? を 観とけばよかった あの時代あの映画館で
300 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 22:15:11 ID:ZA62cjvo0
東宝はもっと昔の映画のDVD出せ
そういう意味では松竹は恵まれてる方だ
301 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 22:16:53 ID:XqyJOVrd0
何のかんの言って、山田洋次も今となれば
昭和の様式美をベースにやってる人
小津との共通点あり
302 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 22:16:58 ID:+WADzqCG0
俺の親戚に山田さんに名前付けてもらって大人になってからは結婚の仲人までしてもらった人がいる
めちゃめちゃいい人だとさ
>>290 シンパの中でも草の根系共産党細胞なので、
共産党を高らかに謳うのではなくて、
影ながら共産党を支援する活動をしていると理解している。
もっと言ってしまえば、山田は共産党の送り込んだスパイだと思ってる。
>>292 大船撮影所を復興することを取締役として組合に約束しているから、(自家発電w)
大船の掲げる旗として小津を利用しているんだと理解している。
どうぞ小津を持ち上げ始めた時期を調べてみてください。
以上、夜眠れなくなると怖いので、反共的妄想ということにしといてください。
>>303 その人は共産党員あるいはシンパですか?
>>296 秋立ちぬは3年くらい前にBSの成瀬巳喜男の特集で放送してたよ。
307 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 23:54:56 ID:fP6lhhYP0
おとうとが、なかなかひどいらしいな・・・・
松竹終わったな。東宝の一人がちをなんとかしてくれ
308 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/24(木) 23:57:08 ID:+M8ULSSlO
309 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 06:20:25 ID:c8Rv5G9N0
吉永小百合って、ダメ作品が多いらしいね。
吉永が出てりゃあそれでいいという層が居るからか、何だよこれは!的な作品になるんだとか。
ところで20世紀の映画作品を含めた創作物の多くに色濃く陰を落としていた
左翼色は今後どうなっていくのだろう?
学生運動をやってた団塊の世代よりちょっと下くらい以降は
何かを創作で構築するほど、左翼思想の影響は受けてはいないと思われる。
それら世代が最後に去ってしまうと、もう引き継ぐ者も出ては来ないのではなかろうか。
20世紀を最後に消えたかつて見られた「悪い夢」だったというような歴史的解釈となるのだろうか。
310 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 13:56:30 ID:TAFfz/Fa0
>>269 北野の初期作品群の素晴らしさに値する 山田の作品があるのか?
ただ、山田の初期を観てないのでフェアではないけどね...
森崎東が一緒に仕事をしていたというのなら 観ても損はないのかもね。
>>309 そうばかりでもないだろう
佐百合サイドの制約があるのも大きな原因
312 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 14:39:36 ID:mmm1YYDp0
>>194 たしかに原節子って美人だとは思うけど目鼻立ちが少々ごっつくて
日本人好みの顔じゃないよなあ。
なんであんなに人気があったんだろ。
小津映画の原節子はあまりよくないでしょ
ほかの映画を見たらきれいだよ
>>306 それで見た驟雨って映画の原節子はよかった
成瀬巳喜男は時代の臨場感を出すのがうまいな
小津みたいな画の強さというか刺激はないけど
315 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 14:50:08 ID:727DTi5MO
>>312 岡田時彦とか、昔はバタくさい顔が人気あったからねえ
もっとも、典型的な日本人顔の田中絹代も人気あったし
よく分からん
316 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 15:02:29 ID:3Eldn+Qf0
>>284 そのとおり。
原曲は、”Tie a Yellow Ribbon(Around Your Old Oak Tree)”。
歌ってるのは、トニー・オーランド&ドーン。
全米No.1ヒット級の超有名曲で、日本でもラジオを聴いてる
俺たちは熱狂して聞いてた。
その後、山田の映画ができたとき、完全なパクリのタイトルを
見ただけで、うんざりした記憶がある。
317 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 15:21:27 ID:pf5PVF2f0
山田さんの映画スタッフに出川三男さんという方がいるけど
出川のてっちゃんと親戚か何か?確か映画の専門学校出てたと思うけど。
無名時代のてっちゃんは長渕が出ていた寅さんの「幸せの青い鳥」にほんのちょっと出てるよね。
柴又の野次馬役で「おい寅さん帰ってきたぞ」という台詞もちゃんとある。
318 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 15:25:30 ID:pf5PVF2f0
「寅さんの彼女」という台詞だったかも。
岡田時彦は今いても人気あると思うよ
美男だから
320 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 15:28:07 ID:UrL2IXb10
釣りバカテレビでやってたが
こんなゴミみたいな映画つくりやがって
腹立ってきた
両方古くさいよな。
322 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 20:22:13 ID:/mw7lLxV0
>>320 釣り馬鹿で青島幸夫元都知事が定年期を迎える老社員として出演し引退して死んでしまう話は結構良かった。
幾らなんでも青島の死を完全に予見して作られてはないだろうから、偶然だぞ!といった出来の良さなのかもしれないが。
またその中でハマちゃんが人情味を排して相当連れなくあっけらかんと青島に向かって
「あなたはとっとと死ぬんですよ。ガハハ!」と言うような内容を語って笑って見せてるところなどは
もう映画という創作物を越えて、まるで運命の御宣託のようで、たまらなく良い。
ところで余り関係ないかもしれないが、釣り馬鹿と併映だったりした寅さんシリーズ末期については
釣り馬鹿の方が寅さんよりもは笑いが多かったというような事態が生じてたらしいよ。
でも一応述べておくと、人々は寅さん目当てに年初などに見に行ってたらしいから
寅さんについてはマンネリ的内容はさておき、何故かそれは年中行事として確固たる位置を占めていたとも思える。
323 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/25(金) 20:48:29 ID:MhPPliuA0
「お茶漬けの味」で最初に佐分利信を観たとき田中角栄かとおもた
増村の映画はスゴイ
男はつらいよシリーズは全く興味なくて
たそがれではじめて山田作品を見たけどすごく良かった
特に殺陣がリアルだった
自分はたけしファンだけど時代劇ってことで言ったら
座頭市よりたそがれの方が良かった
たけしのはただのチャンバラ
宇多田もフェイバリットムービーにたそがれを挙げてるし
ちゃんと若い奴にも響きますよ
頭の悪い映画ばかりとりやがって
馬鹿にでも理解できるような商業主義に走りやがって
お前は小津の足元にも及ばねーよアホが
>>322 マンネリだから行事として確固とした位置を占めるんでしょ。
ナンシー関が「信仰の場」ってルポもので、
正月に新宿松竹に観に行ってレポート書いてる。
それを読んだ俺の感想は、都会にはマニアが集まる場所があるって事。