新打法に“秘ケツ”あり−。右ひざ、左ひじ手術明けの松中信彦外野手(35)が三冠進化型・新打撃理論を披露した。
10日、ランニングを主目的とした自主トレのため長男の大輝君(8)も伴って米国グアムへ出発。
DVDで今季の打撃を分析中と明かした上で「楽しみの方が多い。足をケガした中にもヒントがあった」と話した。
独自の感覚の部分として多くを語らなかったカギの一つは、どうやら「お尻」のようだ。
■冗舌「楽しみ多い」
地道なリハビリの過程ではあるが、サングラスの奥の目に希望の色があった。ひねる動作ではまだ傷口が痛むという。
ランニングも寒い国内では再開しなかった。ただ、グアムへと向かう福岡空港で「楽しみが多い」と来季型の打撃論を展開する松中は冗舌だった。
リハビリの傍ら、今季の打撃をDVDで分析していることを明かした。右ひざの故障で後半戦は不完全燃焼に終わった反省も込めて映像と向き合った。
「(軸足の)左足にしっかり体重を乗せていた方が飛ぶな、とか」。右足で踏ん張れない状況ながら、秋山監督が「ボンズ似」と評した軸足打法で本塁打を連発した時期もあった。
収穫に反省も織り交ぜて描く新打法。比較対照は三冠王となった2004年だ。「今の打撃は、体も変わっているけど、体重移動が激しいと感じた」。
時に外角の変化球にもろさも見せたブレを抑えられれば…。「04年ともまた違う、軸回転の打撃。鍛える部分も変わってくる」。その要については「難しいですね。感覚なんで」
と多くは語らなかったが、カギの一つは“美尻”のようだ。
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/item/140109 http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/20091211/200912110009_000.jpg