「東京」 (株)内外タイムス社(資本金4億8000万円、江東区東雲2-3-14、代表重森弘充氏)は
11月30日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は、山口英資弁護士。
当社は、1952年(昭和27年)3月設立の(株)内外タイムズ社の営業面を継承する形で
72年(昭和47年)3月に設立された。事件追跡、社会記事、スポーツ、ギャンブル、
風俗記事などを中心とした大衆娯楽新聞「内外タイムス」の発行を手がけ、
サラリーマンを主体とした男性読者を中心に固定読者を有していたが、93年に和議を申請。
2000年12月に弁済を終了していたが、この間株主が入れ替わるなど不安定な経営が続いていた。
2009年6月には「創刊60周年」を迎えたことを機に、芸能・ゴシップ情報の充実を
最重要ポイントに挙げ、媒体名を「リアルスポーツ」に変更し、新たなスタートを切っていた。
しかし、紙媒体からインターネットへのシフトや、景気低迷の影響により新聞販売が低迷。
加えて、風営法改正により従来の主要広告クライアントからの広告出稿数の減少で
広告収入が伸び悩み、業況に回復が見られず、今回の措置となった。
債権者数は195名に対し、負債は約26億7700万円。
帝国データバンク 大型倒産速報
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3168.html