【訃報】「津軽じょんがら節」映画監督、斎藤耕一さん死去[09/11/28]
「最後に八王子の映画を」 斎藤耕一監督死去
「津軽じょんがら節」「親分はイエス様」など多くの名作を残している八王子市在住の映画監督、斎藤耕一さんは、
戦国時代の八王子を舞台にした新作の準備に意欲を燃やす中で28日未明、肺炎のため80歳で息を引き取った。
八王子観光大使などを務め、多摩の文化振興にも貢献してきた監督の悲報に、関係者は大きな悲しみに包まれた。
通夜は12月3日午後6時、告別式は4日午前10時から八王子市斎場(八王子市山田町1681の2)で営まれる。
斎藤監督は八王子市出身で、大学卒業後、太泉映画(現・東映)に入社。
1954年に日活に移り、シナリオなどを担当した後、67年に斎藤プロダクションを設立。
「囁きのジョー」で監督デビューした。
映像の美しさと音楽の使い方で「日本のクロード・ルルーシュ」の異名を持ち、
73年の「津軽じょんがら節」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。
「旅の重さ」「稚内発・学び座 ソーランの歌が聞こえる」など多くの素晴らしい作品を残した。
映画への情熱は衰えず、地元の八王子を舞台にした映画を撮影したいと、自身初の時代劇「まつりの朝」(仮題)
の構想を温めていた。戦国末期、乱世に乗じて世に出る機会をうかがう野心家の若者が、「真の侍」を目指す物語。
八王子城落城の悲劇などを絡めながら、武士道や愛を描こうとロケ地選定に取りかかっていた。
今年1月に腎不全で入院する前には、妻の八重子さんに「最後に八王子の映画を撮るんだ。俺しかいないだろ」
「スポンサーも見つかったし、後は自分流の映画にしたい。若者に思いが伝わるものにしたい」と話していたという。
(
>>3以降へ続く)
■ソース:YOMIURI ONLINE (2009年11月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20091128-OYT8T01225.htm
(
>>2の続き)
今月15日には、埼玉県上里町での自作「おにぎり」の上映会に出席。
翌日から疲れが出て食事がのどを通らなくなり、18日に入院。
27日深夜に容体が急変し、28日午前0時5分に日野市立病院で亡くなった。
八重子さんは同日、「治ると信じていたのに。厳しいけど優しい人だった」と声を震わせていた。
監督は今年3月まで八王子文化連盟理事長、同7月まで八王子市学園都市文化ふれあい財団理事を務めていた。
2004年から八王子観光大使としても活躍し、市内の文化イベントを盛り上げる中心的存在として地元の振興に貢献した。
監督が同連盟の理事長だった頃、一緒に市民文化祭の準備を行うなど長年親交があった
同連盟の伊藤淳子理事長は、悲報を聞いて驚き、28日午前に監督の自宅に弔問に駆けつけた。
伊藤理事長は「(監督は)やせていたけれども、いいお顔をしていて、口元に笑みをたたえていた」と話した。
八王子市の黒須隆一市長は「八王子の文化の牽引(けんいん)役としてご活躍いただけるものと
期待していたので、極めて残念」とコメントした。
斎藤監督は、多摩地区の読売グループが地元企業と2004年に発足させた地域貢献団体
「多摩さくら百年物語フォーラム」の会長として、シンボル事業のさくら植樹祭を始めとする活動をリードしてきた。
植樹祭、写真展などの主要行事に多忙な日程をぬって手弁当で参加。
折り目正しく、偉ぶらない人柄で、出席者から親しまれていた。
小柳新平・フォーラム事務局長は「大変熱心に、こまめに動いていただき、感謝しています。
特に写真展では映画監督として丁寧に作品を選ばれていた。急な話で驚きました。ご冥福をお祈りします」と死を悼んでいた。
(了)
4 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 17:20:22 ID:pUJSCmFZ0
流石ミオ
5 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 17:29:18 ID:TjJg6NLJ0
「旅の重さ」は傑作。
6 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 17:35:32 ID:6+tzGA/WO
津軽じょんがら節は仁義なき戦い他を抑えてキネマ旬報ベストテンで1位になった(73年)。
男女の人間模様の描写が面白いし、観る価値が大いにあるよ
7 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 17:38:31 ID:FwgQW2csO
私は今日まで生きて〜きました〜
じょんがらってなに?
9 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 18:03:06 ID:bnRCZzQTO
ご冥福をじょんがらします
10 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 18:06:54 ID:vh/O+OPXO
江波杏子がよかったなあ
11 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 18:08:30 ID:W2brPYrNO
牙突零式
12 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 18:17:27 ID:BmfFCYphO
>>5 拓郎の「今日までそして明日から」が凄くマッチしてたよね。
個人的には「約束」が凄く好きだな。
13 :
12:2009/11/30(月) 18:19:02 ID:BmfFCYphO
つづき
ご冥福をお祈りします
14 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 19:23:24 ID:sSeX/VEI0
津軽じょんがら節はマジ名作
日本映画で一番好きかも知れん
見たことない奴は絶対に見た方がいい
津軽じょんがら節って73年の映画だったのか
ちょうどワシが生まれた年やがな(・ε・;)
16 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 19:31:41 ID:6+tzGA/WO
「約束」で斎藤監督が主役に抜擢しなければ、ショーケンは俳優にならなかった可能性がある。
GS辞めた後、映画製作スタッフになるつもりだったらしいので。
ショーケンの最大級の恩人(もう1人は神代辰巳)。
17 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 20:56:27 ID:vi8vcSDi0
「津軽じょんがら節」は確かにいい映画だと思う。
けど、けっして元気の出る映画ではないので不安定な精神状態
の人にはお勧めできない。
ともあれ、合掌。
18 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 21:43:07 ID:4SCiS47vO
あんちゃーん!
>>17 なんかヘンな方向に誤解してるね
こんなの普通に娯楽作として楽しめる映画だよ
ヘンなひねりもないわかりやすいストーリーだし
ハッピーエンドじゃないだけじゃん
20 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 23:22:25 ID:vi8vcSDi0
>>19 そうなのか…
深夜12チャンネルで見たのが、いけなかったのかな
21 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 23:48:43 ID:gMAD6ALU0
TUTAYAにありますか〜津軽
合掌。
22 :
名無しさん@恐縮です:2009/11/30(月) 23:53:31 ID:jvjYqX9X0
エナキョンもショックやろ
やろやろ〜
24 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 00:16:01 ID:p1nwxdD1O
「旅の重さ」以上に風景の美しい邦画を見た事がない。
あのラストシーンのモノクロスチール群を見る度になぜか泣きたくなる。
昔は日テレの日曜午後によく放送してた。
好きなのでDVD買った。
25 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 00:17:18 ID:teSFs3VU0
つい先日見たばっか。
三味線の音楽と映像はものすごく良かったけど、俳優はたいしたことないし話も陳腐だった。
26 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 00:22:37 ID:hZOl7ZZRO
バラバラマン?
27 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 00:52:55 ID:Kk9jiq5O0
拓郎が「旅の重さ」のために書いた
「私の足音」「歩け歩け」はオクラになったそうだ
「旅の重さ」しか観ていないが あの映画はよかった
ご冥福をお祈りします
29 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 01:21:30 ID:JiXVmsRq0
斎藤監督の映像は思いっきり引いたロングの絵に
主人公がとぼとぼと歩く図がすごい印象的だった
ビデオで見てもその凄さは伝わらないので
追悼特集をどこかの劇場でやってくれないかなあ
30 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 01:25:11 ID:2MZzIyyRO
じょんがらの子役はどこへ行ったのだろう?
31 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/01(火) 01:40:59 ID:gwB6NIij0
「約束」が好きだな、岸恵子とショーケン良かった。
あと植木等主演の変なコメディがあった、つまんなかったけど
妙に記憶に残ってる。
お疲れ様でした。
32 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/02(水) 07:47:37 ID:bq/ueY+kO
斎藤監督と同世代って山根や渡辺祐介あたりだったよね
斎藤が社会派監督なら、渡辺は娯楽派監督だった
合掌
33 :
名無しさん@恐縮です:2009/12/02(水) 18:25:07 ID:7qQTORdBO
「小さなスナック」とかの歌謡映画もいいね
八王子市民として御冥福をお祈りします
35 :
名無しさん@恐縮です: