【野球】タフィ・ローズ自由契約 契約合意せず…オリックス

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ローズ退団も 契約合意せず…オリックス
 オリックスのタフィー・ローズ外野手(41)が、他球団へ流出する危機を迎えた。28日、
各球団が30日までに提出する保留選手名簿に記載されず、自由契約選手となることが
判明。12月2日に公示され、他球団との交渉が可能となる。球団は残留に向けてすでに
条件提示しているが、この日までにローズ側からの合意の返答はなく、手続き上の都合
で保留選手とならないことが確定した。

 今季、死球で右手を骨折し、84試合の出場にとどまったローズ。打率は3割8厘ながら、
22本塁打、62打点と2007年にオリックスに入団してから、最低の成績に終わった。
球団は来季も重要な戦力と考えているが、今季年俸3億5000万円から、大幅ダウンと
なる2億5000万円を提示した。

 ただ、ローズ側は死球による骨折を“公傷”と認識しており、1億円のダウンに納得して
いないもようだ。球団関係者は「すでに条件は投げているので、こちらは待つだけです。
(30日に)間に合わないものは、仕方ない」と退団を覚悟している。

 球界では、選手が保留選手名簿に載らなかった場合でも、元の所属球団との残留交渉
が続いていれば、獲得を狙う他球団は残留交渉決裂を待って動き出すのが慣例。しかし、
争点が条件面だけに、ローズ側が、積極的に他球団との交渉を進める可能性は十分に
考えられる。

 球団関係者は「条件の見直しは考えていない」とマネーゲームには応じない構え。
日米通算2000本安打まであと76本と迫り、“ミスター・バファローズ”とも言われる
最強助っ人流失となれば、最下位からの巻き返しを狙う岡田オリックスに大きな痛手となる。

 ◆オリックスの来季の助っ人 ローズ以外の外国人でアレックス・カブレラ内野手(37)は
2年契約の2年目ですでに残留が決定済み。グレッグ・ラロッカ内野手(37)、ジョン・
レスター投手(30)も残留の方向だ。ホセ・フェルナンデス内野手(35)、ライアン・ボーグル
ソン投手(32)はすでに退団が発表されている。新たに、阪神を退団したアーロム・バル
ディリス内野手(26)の獲得に乗り出している。

スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20091129-OHT1T00017.htm