【高校サッカー】東北(宮城)が恩返しの1勝だ!仙台対C大阪戦でサポーターから総額77万円も寄付

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1鳥φ ★
第88回全国高校サッカー選手権大会(12月30日開幕、国立競技場など)の
組み合わせ抽選会が24日、東京・港区の日テレで行われた。

22日のJ2仙台対C大阪戦で行われたユアスタでの募金活動で、総額77万円が寄せられた
2年連続出場の東北(宮城)。イレブンは地元の温かな応援の恩返しとして、
昨年果たせなかった初戦突破を目指す。また、みちのく勢3校が、
3回戦までに激突する可能性のある同一ブロックに集まる“珍事”もあった。

東北が善意を力に変え、全国の舞台での勝利を誓った。「他人の僕たちのために、
多くの方が協力してくれた。お金の額に期待の大きさが表れていると思う」と部員5人とともに
募金を呼びかけた嶺岸佳介主将(3年)。遠征費の足しになれば、と呼びかけた寄付。
結果として大きな期待を寄せられていることを再確認させられた。

同高にベガルタの熱心なサポーターがいたことが、募金活動の発端。
今季最多の1万9063人が集まったJ2首位決戦ということもあって、77万円もが集まった。
小野弘信監督も「最初は軽い気持ちだったが、だんだん重い話になった。
子どもたちも、もらっていいのか? と思っている」と反響の大きさに驚きを隠せないが、
「すごくありがたい」(同監督)と選手権に向けた遠征など、強化費の補助に充てる予定だ。

今年はベガルタ仙台が7年ぶりのJ1昇格を達成。地元のサッカー熱は、東北イレブンにも
当然のように波及した。「サポーターの方に『県大会決勝をテレビで見た』とか、握手を求められた。
ベガルタのJ1が決まって、仙台全体の勢いになっている」と嶺岸は昇格効果を実感している。

対戦する一条(奈良)は、今夏の高校総体で8強入りした強豪で、素早くボールを回す
スタイルの攻撃力が売り。だが、宮城県大会4試合で3失点と堅守を誇る東北が、
相手の持ち味を打ち消せば、十分に勝機はある。「全国の強豪と戦いたかったので、
一条はこれ以上ない相手」と闘志を燃やす嶺岸。7年ぶりの出場となった昨年は、
0―0からPK戦の末、初戦敗退。2年越しの思いと地元の願いを背負って、東北が勝利へ突き進む。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/etc/news/20091125-OHT1T00090.htm
http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20091125-133462-1-N.jpg