【MLB】テレビ金沢の松井秀喜担当アナ「彼(松井)は本当に頭が良いので勉強不足の記者にはまともに答えてくれない。」

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1裸一貫で墜落φ ★
テレビ金沢アナウンサー「田中憲行さん 37」

 「奥さまも石川のご出身なんですか? えっ青森? あっ今、津軽美人の奥さまが料理を運んでくれました!」

 夕方の生放送「となりのテレ金ちゃん」で、県内の飲食店を紹介するコーナーを担当している。
その場で見聞きしたことを瞬時に言葉で表現できるのは、中継現場で鍛えられた13年のキャリアがなせる技だ。

 大学院進学が決まっていた4年の時、高校時代の知り合い2人がテレビ局のアナウンサーに
就職したことを知って、「アナという職業に、僕でもなれる可能性があるのかも」と進路を大幅に変更。
テレビ局十数社を受け続けた末に大学院を1年で中退し、テレビ金沢に入社した。

 会社では「即戦力」として扱われ、入社式の数日後には、生中継リポートで街頭に立っていた。
「経験を積むうちに、自分の言葉でしゃべれるようになった。今では会話の中で全然違うボールが
返ってきたとしても、何でも対応できます」と自信を見せる。

 もう一つの重要な仕事が、スポーツ実況。高校サッカーの県大会決勝の実況を、9年連続で任されている。
「スポーツ中継は、お子さんの晴れ舞台を親御さんが録画して繰り返し見るもの。
それを間違えたら、本当に申し訳ないことなんです」

 その意味で、2005年1月2日、出張して臨んだ高校サッカー全国大会の実況は、苦い思い出だ。
本番前に風邪を引き、「ボロボロでした。そのビデオはいまだに見られない。悔しくて……」とつぶやく。

 石川の星、松井秀喜選手への取材・インタビューを長く担当し、毎年、キャンプ取材で渡米している。
「彼は本当に頭が良いので勉強不足の記者にはまともに答えてくれない。
松井選手との真剣勝負で鍛えられたのは、僕の財産です」

 現在、独身。「40歳までにはぜひ」と意気込むが、かつて独身時代の松井選手に「結婚は?」と尋ねると、
「田中ちゃんの方こそどうなのよ? 年上なのに」と言い返されたとか。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091120-OYT8T00030.htm