社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)の今年度第2回定時理事会が11日、
大阪市のホテルで開かれ、日本選手権大会の1回戦を複数会場で行うなどの制度改革案を承認した。
来年の第37回大会は10月30、31日に4地区の4会場で1回戦を行い、
2回戦以降を11月9日から6日間、現会場の京セラドーム大阪で実施する。
同選手権は、観客動員の伸び悩みなどを理由に、同連盟内の制度改革委員会
(委員長・鈴木義信JABA副会長)などで改善策を検討。1回戦の分割開催は、
都市対抗を含む2大大会の開催地である東京、大阪以外のファン層の拡大や
野球振興を目的に導入する。
第37回大会は、日立市民(関東地区)、岡崎市民(東海地区)、わかさ京都(近畿地区)、
倉敷マスカット(中国地区)で各4試合を2日に分けて行う。
また、優勝チームに同選手権の出場権が与えられるJABA大会を現行の9から11大会に増やす。
該当大会は、年間王座を決定するという同選手権の位置づけを明確にするため、
出場チームの推薦基準を新たに制定。会社登録チーム(企業チーム)、
または過去10年以内の2大大会に出場など、トップレベルのチームに限定する。
08年現在で企業チーム84チームに対して、3倍以上の269チームが登録している
クラブチームについては、企業チームとの実力差が大きいことを考慮。同連盟が特に
承認したチームのみが、同選手権予選に参加できることとした。その場合は全日本
クラブ選手権には出場できない。
全日本クラブ選手権については、同一企業の選手は10人以内しか出場
できないという制限を撤廃。新たに会社登録の専門学校の出場を認める。
また、来夏の都市対抗大会は、戦力の均衡を図るため予選敗退チーム
から取る補強選手を現行の5から3に減らす。
ソース:毎日jp(11/11 22:16)
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20091112k0000m050111000c.html