【サッカー】FC岐阜 地元浸透、客層若返る・・・若年層の比率が軒並み増加

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 観客が若返り、観戦回数が増えた。新しいサポーターも多い―。Jリーグが昨年に引き続き実施したFC岐阜のホーム戦の
観客調査で、こんな結果が明らかになった。
 チーム関係者は「Jリーグ全体では観客の年齢が上がっており、この結果は驚き。もっと人気を定着させていきたい」と
話している。

 9月6日に長良川競技場であった湘南ベルマーレ戦で、「年齢」「住まい」「昨年のスタジアム観戦回数」「応援年数」など
25項目について尋ね、当日観戦した472人が回答した。2008年9月15日にも同様の調査をし、観戦した403人が回答している。
 その結果、観客の平均年齢は37.26歳で、昨年より1歳若返ったことが分かった。23〜29歳、19〜22歳、18歳以下の
観客層の割合がそれぞれ1〜4%増加したためだ。一方、割合の高さは30歳代(28.2%)、40歳代(19.9%)、50歳以上(19.9%)の
順に続き、昨年と変わらなかった。
 今年の観戦回数は平均8.7回となっており、昨年の5.0回から大幅に増加。応援している年数についても1年目と答えた人が
29.7%と最も多かった。5%前後のJ1クラブに比べ、かなり高い数字となっている。

 観客が来る地域にも変化があった。県内観戦者は昨年とほぼ同じ約9割。市町村別では、長良川競技場のある岐阜市が
46.5%で昨年と同様に割合が最も高く、各務原市の9.8%が続いた。ただ、大垣市が昨年の5%未満から今年は6.4%と急増した。
 これまでは各務原市や羽島市など岐阜市近隣の観客が多かっただけに、大垣市の数字について「西濃地区にも浸透して
きたのは大きい」と担当者も喜ぶ。これを受け、10月25日の愛媛FC戦で初めて出したJR大垣駅前からの臨時シャトルバスも、
約60人が利用するなどまずまずだった。

 依然として経営難の岐阜だが、こうした観客の広がりは好要因だ。担当者は「ホームでの好成績がかなり影響していると思う。
もっと色々な人に応援に来てもらえるようアピールしていきたい」と話している。

11月8日発行 朝日新聞名古屋本社13版30面「月刊FC岐阜」より書き起こし