【映画】日航、『沈まぬ太陽』を社内報で批判 「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮に欠ける」

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1かえりちりめんφ ★
経営再建中の日本航空が、同社をモデルにした公開中の映画「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)を
社内報で取り上げ、「当社を取り巻く厳しい経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業と
して信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していることが2日、分かった。混迷する再建を
めぐる社内の危機感が浮き彫りになった形だ。

社内報は映画公開直前の10月21日付。「心をひとつに立ち向かおう 風評・批判に惑わず」と大見出しが躍る。

映画で描かれている社内の報復人事や役員の不正経理、政治家・旧運輸省幹部らへの利益供与や贈賄に
ついて「こんな不正があるわけがない」と一刀両断。「国民航空」の名称やジャンボ機墜落事故の克明な描写から
「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」と反発している。

また、事故をめぐって「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮に欠ける」と
非難。さらに「しかるべき措置を講じることも検討している」と法的手段も辞さない姿勢を見せている。

ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009110200556