スピードスケート女子500メートル日本記録保持者の大菅小百合(28)=大和ハウス=が、
47年ぶりに2011年から実施される「女子プロ競輪」から熱烈ラブコールを受けていることが
22日、分かった。04年アテネ五輪自転車競技で出場した実績から、関係団体からオファーが
あったことを明かした。転向に興味を示したが、まずはバンクーバーでの夏冬通算4度目の
五輪出場を最優先。W杯前半戦の代表選考会も兼ねた全日本距離別選手権(23日開幕・
長野市エムウエーブ)に集中する。
大菅が、来春から募集が始まる女子プロ競輪に敏感に反応した。
「(関係団体から)声がかかってる。やっぱ、お金(賞金)もいいし、気になるとこよねぇ〜」
本職はスピードスケートの短距離だが、アテネ五輪では自転車競技で出場し「いま行っても、
そこらの選手に負けない自信はある」と意欲を見せた。だが、競輪転向はあくまでも
バンクーバー後の選択肢の一つ。「ソルト(レークシティー)で始まった五輪の消化不良は
五輪で返さなくちゃ」との思いが強いからだ。
06年トリノまでは冬夏3季連続2年ごとに五輪に出場したが、バンクーバーに専念した
この4年間は“自転車操業のアスリート活動”を封印。「だから4年間じっくり集中できた」。
6月にはコーナーワーク強化にベテラン・清水宏保(35)=コジマ=とともに約3年ぶりの
ショートトラック練習を韓国で10日間敢行した。清水のアドバイスで07年12月ごろからの
腰痛の悩みもほぼ解消し「コーナーの恐怖心もなくなった」と自信をつけた。
W杯前半戦では五輪1次内定もかかる。23日の500メートルで4枠のW杯代表取りに挑む
大菅は「五輪は4年に一度の私の最高の特別な場所」と、意気込んだ。
ソースは
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20091022-OHT1T00268.htm 夏冬通算4度目の五輪出場に挑むスピードスケートの大菅小百合(左)とマネジャーで妹の淳子さん
http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20091022-543983-1-L.jpg