石川が激怒した。6番(パー5)の4打目。ピンまで約40ヤードのバンカーショットを打とうとした瞬間、
観客の携帯電話からカメラのシャッター音が。すかさずその方向をにらむと、右手で太ももを2度もたたき、
珍しく怒りをあらわにした。
集中力は途切れ、グリーン奥に外すミスショットとなってダブルボギーに。難コースで致命的なダメージを
受けた。懸命に立て直し、後半の3バーディーでプレーオフにこぎつけたのは非凡さのなせる業。
「やり切ったというすがすがしい気持ち」と石川らしいコメントで締めくくりはした。
だが、この2打があれば、プレーオフにならずに優勝もあり得た。優勝を逃した悔しさをバネに次戦の健闘を
誓ったが、「マナーを守って見てくれるギャラリーがかわいそう」と苦言も呈した。(松本恵司)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091018-00000547-san-golf