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>>1より)
さて、1日に発表された日本代表だが、Jで得点王争いをしているMF石川直宏(FC東京)が
呼ばれた。毎回言っていることだが、日本代表の選手選考の基準はどこにあるのだろうか。
選手のレベルは「国内で通用する」「アジアで活躍できる」「世界でやっていける」に簡単に
分けられる。果たしてJの得点王候補だから、世界でもやっていけると考えているのだろうか。
相変わらず賞味期限の切れかかった、あるいは「明らかに切れるであろう」選手を
選んでいる。あえて誰とは言わない。それは、まっとうな批判精神と適切な目を持った
メディアであれば、すぐに理解できることだし、指摘すべきことなのだ。
残念ながら、日本にはこうした「まっとうな批判精神」もないから、この体たらくなのだろう。
このままではW杯ベスト4どころか、1次リーグ1勝すら危ういだろう。監督は責任を
問われることもなく、「一生懸命やったが及ばなかった」と総括するだろう。
だったら先を見据えた「若手選手」を選ぶべきである。そうすれば、仮にそういう事態に
陥っても、次のためのステップボードという「よい言い訳」もできるのだが。
(構成・日刊ゲンダイ本紙編集部)
(終)