【野球】阪神・能見篤史投手、放出要員だった 他球団からトレード申し込み殺到
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THE FURYφ ★:
6回途中まで無失点。真弓監督は「能見が粘っていい投球をしてくれた。あそこまでイニングを
消化してくれれば(スコット)アッチソンと(藤川)球児)で何とかなる」と賛辞を送った。
能見はこれでチームトップの12勝目。開幕から先発ローテーション入りしたが、前半は結果が
出ずに一時は中継ぎ調整を強いられた。しかし、7月に先発復帰後は9勝2敗。
逆襲の立役者となったが、シーズン前半まではトレード市場の主役を努めていた。
2005年に大阪ガスから自由枠で入団。1年目の開幕から先発陣の一角に食い込んだが、
思うように勝ち星が伸びず4年間で10勝止まり。新天地への放出を期待した他球団が能見の
獲得に動いた。球団幹部はこう明かす。
「他球団からのトレードの申し込みが一番多かったのが能見だった。交換相手として打診された
選手も一軍半とか二軍の選手ばかりだったので応じるつもりはなかったけど、こういう結果に
なって本当によかった」。もし交換要員が一軍クラスの選手なら、商談がまとまっていたかも
しれない。阪神サイドの安堵感は相当なものだ。
対照的に他球団はほぞをかんでいる。あるパ・リーグの編成担当者は「いやあ、悔しいよ。
能見はこれぐらい活躍する力はあると思っていたから欲しかったんだ。もっと交換要員の
レベルを上げてでも獲っておけば良かった」と頭を抱える。さらに、別の編成担当者は「実は
ヤクルトも獲得に動いていた。能見の活躍で阪神が急浮上しただけに悔しがっているよ」と
証言した。残り5試合。先発の柱として10月8、9日のヤクルトとの最終対決に先発する
可能性は十分ある。CS進出の切り札としての期待は高まるばかりだ。
(東京スポーツ 10月2日(金)販売号より)