【訃報】作家庄野潤三さん死去、88歳 『プールサイド小景』で芥川賞受賞、吉行淳之介らと共に「第三の新人」と呼ばれた[09/22]
訃報:作家、庄野潤三さん死去 88歳
「静物」や「夕べの雲」など日常生活を静かな筆致で描き、「第三の新人」を代表する一人として
活躍した作家、庄野潤三(しょうの・じゅんぞう)さんが21日、老衰のため死去した。88歳。
葬儀は28日午後1時、川崎市多摩区南生田8の1の1の信行寺春秋苑。
自宅は(注:住所省略、ソース先でご確認下さい)。喪主は妻千寿子(ちずこ)さん。
大阪市生まれ。九州帝大東洋史学科卒業後、海軍予備学生として出征。
復員後、島尾敏雄らと同人誌を創刊した。中高教師、朝日放送勤務などのかたわら「舞踏」「恋文」などを発表。
1955年、平凡な暮らしにひそむ危機をとらえた「プールサイド小景」で芥川賞受賞。
詩情豊かに生活の細部を描いて、安岡章太郎氏や吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と呼ばれた。
夫婦の亀裂を描いた「静物」(60年、新潮社文学賞)は戦後文学の名作に数えられる。
その後も「夕べの雲」(65年、読売文学賞)、「絵合せ」(71年、野間文芸賞)、
「明夫と良二」(72年、毎日出版文化賞)など人生の機微を追求する家庭小説を書いた。
一方で「浮き燈台(とうだい)」「流れ藻」など見聞に基づいてストーリーを構成した作品も好評に迎えられた。
「ガンビア滞在記」(59年)、ロンドン紀行「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」(84年)、
脳内出血後の記録「世をへだてて」など、随想にも秀作が多い。90年代後半からは
自身の日常生活を題材に「貝がらと海の音」「庭のつるばら」などを主要文芸誌に書き継ぎ、健在ぶりを示した。
それは06年3月刊行の「星に願いを」に至っている。「庄野潤三全集」(全10巻・講談社)がある。
父貞一さんは帝塚山学院を創設した教育者。児童文学作家の庄野英二さんは実兄。78年に日本芸術院会員になった。
(
>>2以降へ続く)
◆画像:作家の庄野潤三さん=2004年4月
http://mainichi.jp/select/person/news/images/20090922k0000e040039000p_size5.jpg ■ソース:毎日jp 毎日新聞 2009年9月22日 15時29分(最終更新 9月22日 20時15分)
http://mainichi.jp/select/person/news/20090922k0000e040038000c.html
(
>>1の続き)
▽作家、阿川弘之さんの話
従来の私小説とは微妙に異なる、清純な家庭小説を多く書いた。
子や孫を大事にする作風が心に残っている。やるべき仕事をやり終えた一生だったと思う。
▽女優、大浦みずきさんの話
父(作家、阪田寛夫)とのご縁から公演を熱心にご覧くださり、もう一人の父親が見守ってくれているようで、
心強く思っておりました。いつも優しく厳しい目で見てくださり、幸せでした。本名(なつめ)も芸名も付けていただき、
名前に恥じないよう、一生懸命生きていこうと思います。心よりご冥福をお祈りします。
(了)
3 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 00:55:43 ID:qjdIDoZeO
あらまあ
まだ88歳だったのか・・・・・・
ご冥福を祈ります
ご冥福をお祈りします
>安岡章太郎氏や吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と呼ばれた
知名度でこの3人と随分差があるな
あー…第三の新人ももう米寿世代か
合掌
生きてたら吉行淳之介が85か、姿が想像できない
これで健在なのは安岡章太郎だけかな?
安岡章太郎と安野光雅は長生きしてほしい八十路だ
7 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 00:57:26 ID:tBhZ8QZ2O
とりあえず「静物」は傑作
他は知らん
夕べの雲とかどうなの?
8 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 00:57:47 ID:yD7AWyBf0
9 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 00:58:31 ID:MNNhr/aX0
ご冥福をお祈りします
昔好きだった
10 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 00:58:47 ID:UsJHQfC70
ご冥福を誰?お祈りします
ご冥福をお祈り致します
「飛んでイスタンブール」は良かったな
12 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:02:18 ID:lhM7i6JE0
高校のころ、現国の先生が「好きな作家には人に薦めたい作家と
独り占めしたい作家がいる」と言うので「薦めたくない作家は?」と
聞いたらこの人の名を挙げてたなあ
>8
thx、失礼した
大正生まれの世代なんだな
14 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:03:27 ID:nAy3sGLc0
俺がガキの頃に訃報を聞いた気がしたが、さて誰と勘違いしていたのだろう?
15 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:03:28 ID:ckF/FCJHO
阿川さんてご存命だったのか
16 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:03:44 ID:lhM7i6JE0
>>11 本、読んだほうがいいよ?きっとギャグも面白くなる!
北杜夫は第三の新人ちがうんか?
(ー人ー)
>>17 ちがうよ
今生きてる人でいえば、三浦朱門曽野綾子夫妻
20 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:08:13 ID:xEQHKybUO
まあでも作家としては長生きした方だろ
>>19 エッセイで書いてたきがしたが気のせいだったか
22 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:10:38 ID:mnTmlGal0
目立たん人やったような希ガス。
もうずううっと新人 と言うポジションのような人。
23 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:11:35 ID:Mu1ZtaGz0
親父いいいいいいいいいいいいいいいいいい
吉行淳之介が好きなので、第三の新人関連は結構、詳しいつもりでいたが、この人は寡聞にして今初めて知った。
御冥福をお祈りします。
25 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:18:08 ID:jLRdFCuCO
高校2年の夏休みに読んだな。今読んだら違う感想を持つだろうか。
>15
>8に教えて貰った俺がいうのもなんだが>2で訃報にコメントしてるぞ
27 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:23:16 ID:Csy+pNzaO
>>19 安岡章太郎と阿川弘之(佐和子の親父さん)を忘れないで下さい
阿川さんは海軍もの書いてるし、志賀直哉の弟子のイメージが強いから厳密には第三の新人に入れない人もいるけどね
第三の新人って言葉もこの人の名前も初めて聞いたけど、本のタイトルや>1の寸評で
ちと興味がわいた。明日は図書館に行こう。つ菊
29 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:23:53 ID:1S/VL+LO0
88歳か、年齢的には大往生だな
村上春樹が絶賛している作家。
「静物」とか素晴らしいよ。
阿川弘之長生きだなあ
気持ちが穏やかになる文章だよな
33 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:27:55 ID:3V25YkYq0
>>24 「第三の新人にくくられる作家は好きだけど、
庄野潤三は知らない」って人も逆に珍しいと思う
世間的な認知度はあまり無いかもだけど
文芸分野に限っての認知度+評価の高さは
相当なものがあるんじゃ?
34 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:29:26 ID:Csy+pNzaO
>>30 江國香織も絶賛してたから意外と女性読者はいるかも
この人の作品は世間の荒波にもまれて心が疲れてる時に読むとほっとするんだよなあ
ただワクワクする様な面白い小説ではないな、特に「夕べの雲」以降は
その辺で好き嫌いがはっきり別れそう
35 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:31:10 ID:NPcLjKAk0
第一の新人と第二の新人は誰?
なんかもう時間ってのは容赦ないな
37 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:37:56 ID:9/LppN8iO
個人的には庄司薫と混同してた人だ。
このクラスの、知名度や評価が半端に高い小説家は生活が厳しいだろうな。文庫本とか絶版ばかりだろうし
38 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:39:12 ID:tAltZnap0
関根潤三に見えた
39 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:40:44 ID:Csy+pNzaO
>>35 もともと第三の新人って言い方は、戦後派と呼ばれた作家が第一次(野間宏など)と第二次(三島由紀夫や安部公房など)が出てきた後の新人だからそう言われたんだよ
戦後派に比べると政治的な主張が強くなく、日常生活をテーマにした小説を書く人が多いから分けられた
まあ遠藤周作や阿川弘之はまたそこから別方向にいったり、三浦朱門みたいに筆を断つ人なんかも出てくるけどね、別に明確な主義主張があった訳じゃないから
その中でも庄野潤三はずっと自らの周りに起こる日常生活を主題にしてきたから、最も第三の新人らしい作家だったといえるかもしれない
長文スマソ
40 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:41:12 ID:op8fQ1vzO
誰?
41 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:42:24 ID:9uLYxuBr0
赤頭巾ちゃんの人?か
文豪といえる人が逝ってしまったか
合唱・・・
「私の横にはさっきから圧力ある姿勢で、大きな掌で私の盃を受けている、実直そうな、自信に満ちた、
尊敬しない相手には一言も口をきかなそうな、頑固な男がいた。彼は紺の背広を着、身だしなみがよかった。
彼は私の方はふりむきもせず、会合の中心位置の方ばかり見ていた。
又私の右脇にしょげたような薄笑いを見せる、人のよさそうな、三国連太郎のような男がいて、この二人は、かねてからの知合らしく、
ある時は私の腹の前で、ある時は私の背中のところで、首をつき出して話していた。私は二人に「席を代りましょうか」といったが、
左の青年が、「君は誰? 」といった。私が答えると、「ああ、君のあれは読んだ。あれはいい。気にいらぬところがあるが、
いいところがある。素直でいい」ときっぱりいった。これが庄野で、もう一人が島尾だった。」 小島信夫「私のグループ」
45 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 01:52:11 ID:F43wxl25O
吉行さんや遠藤さんが早逝だったからなあ……
阿川翁や安岡翁には長生きしてもらいたいよ……
合掌
46 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 02:02:47 ID:SLNcpB91O
典
プールサイド小泉にみえた
48 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 02:18:32 ID:yUaVh26JO
>>33 入り方の違いじゃないかなあ
第三の新人に興味を持って読み始めるならそうだろうけど
うちは遠藤周作は好きで全部読んでいて、彼が第三の新人の一人だとは知っているけど
他のメンバーについては、あまり知りたいとも思わずに今まできた
今この記事で庄野氏の作品の評判を知って、初めて興味をもったぐらい今まで無関心だったから
明日は図書館に行ってみたいな(*^.^*)
>>33 ちょっとド忘れしていたが名前は知っている。ひょっとしたら作品も読んでいる可能性もあるが・・・いかんせん記憶にない。
家族をテーマにした私小説自体に余り興味がないからかもしれんが。
第三の新人は吉行が窓口になっているから、どうしても吉行と親交がある作家(遠藤、阿川、安岡 等)をメインに読んでしまっていたな。
まあ、これを機会に読んでみる。
50 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 06:49:50 ID:hcvWXSfHO
ゆとりバカにはレス付けられないスレ(笑)
第三の新人ももうほとんど鬼籍に入っちゃったな、残ってるのは
安岡章太郎大兄くらいなもんか・・・・
52 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 10:11:46 ID:VMLhN1eD0
ゆとりのために
俺もゆとりだけど
第三の新人
第一次戦後派作家・第二次戦後派作家に続く世代の作家に与えられた名称
1950年代に続々と芥川賞を取った
遠藤周作(「沈黙」)、阿川弘之(「春の城」)、吉行淳之介(「驟雨」)、安岡章太郎(「海辺の光景」)
曽野綾子(「太郎物語」)、小島信夫(「アメリカン・スクール」)、島尾敏雄(「死の棘」)
三浦朱門、小沼丹、近藤啓太郎
などを指す
53 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 10:14:27 ID:xXWEfnlBO
んだよ、関根潤三じゃねーのかよ。チッ。
54 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 10:16:47 ID:gC2bIZwGO
第三の新人かぁ〜当時小学生だった俺も年取る訳だな…
女で好きな人多いかもね
小島信夫もいなくなったしなあ
つまらんわ
第一の新人
野間宏、梅崎春生、椎名麟三、中村真一郎
第二の新人
堀田善衛、安部公房、石川利光、小山清、畔柳二美、安岡章太郎、三浦朱門
第三の新人
西野辰吉、井上光晴、高杉一郎、塙英夫、武田繁太郎、伊藤桂一、澤野久雄、吉行淳之介
その他
直井潔、富士正晴、島村進、結城信一、藤井重夫
さらに新しい世代
能島廉、久慈宏一、丸谷才一、中山公男
山本健吉「第三の新人」(『文学界』昭和28年1号)ヨリ
今一般に通用してる第三の新人とずれがすごい
今の文学史用語の第三の新人は当時の用語でいう特需文学ってのが一番近いか
そんな馬鹿にされてたようなのが残るんだから何が起こるかよくわからんもんだな
今、小島や庄野を読むのはいても、椎名読むやつほとんどおらんやろ
文庫でみたことないもん(講談社文芸文庫除く)
58 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 11:06:42 ID:dG66lkvK0
江藤淳が ほめていたなあ
江藤淳が 自殺したのには驚いた
59 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 13:35:28 ID:jVTQnAMj0
司馬遼太郎は「竜馬がゆく」で友人でもあった安岡章太郎の先祖の土佐藩士の事
を貶した書き方をして批判されてたの覚えている。
60 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 13:52:04 ID:6eRHjy0h0
怒られるかもしれないけど、少女マンガっぽい感覚の小説が多いよ
江國香織が好きって言うのもそうだろうねって感じだ
俺は小島信夫の自虐的なコミカルさが大好きだけど、こっそりと庄野潤三が好きって言う人が絶えない理由も分かる
吉行読んでたから名前は知ってた
ご冥福をお祈りします
>>49 吉行や安岡のエッセイにはちょこちょこ出てきたよ。
この人がラジオで吉行の小説使ってくれたから一時所得入り、パッと奢った話や
各人を野球選手にみたてた話とか。
記憶不確かなんで詳しい人のフォロー願うが、3番キャッチャーとか見立てたような(自信なし)
スレ立ったんだ〜ありがとう
10年くらい前、エッセイから読み始め、「やさしいおじいちゃま」みたいに思っていた。
しかし、初期の作品を読むと、こうも不安、不条理に満ちた話が書けるのか、と驚かされた。
情緒不安定になった妻が、いきなり山羊を買ってくる話なんて、もう…
ここ2年くらい新刊出なかったから、お具合悪いのかな、と思っていた。
合掌
確認したら違ってたので訂正がてら。(安岡 良友・悪友より)
1.遊撃 吉行淳之介
2.二塁 安岡章太郎
3.中堅 庄野潤三
4.三塁 島尾敏雄
5.捕手 小島信夫
6.一塁 五味康祐
7.右翼 近藤啓太郎
8.投手 奥野健男
9.左翼 三浦朱門
またラジオで流したのは小説じゃなくエッセイ。
「おれは、こんどラジオ王になったぞ。飲み屋の払いは当分おれが全部持つから、
安心してタカってくれ」と宣言、律儀にバーで奢ってたらしい。
あと安岡の仲人もこの人。
この安岡のエッセイ今読むとすごくおもしろい。
66 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 17:55:42 ID:kQFNhxJ8O
>>49ですが
>>63 今、手許に数冊あるエッセイ、対談本をサラッと読み返してみたが、確かに名前はあるね゛ちくま文庫 エッセイコレクション3゛
ただ記述が同じ原稿用紙を使っていた、という程度で短いし阿川、安岡、北、近藤など、と違って具体的な人物評がないね。
吉行の著作は読む本によって登場人物にかなりバラツキがある感じがする。
たしか芥川賞は庄野潤三と小島信夫のダブル受賞だよな
対照的な二人だがどちらもいい小説を書くよね
二人とも、いわゆる物語とかストーリーとかを超えた
小説でなければ出来ない文章を書く人だった
68 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 18:06:15 ID:hcvWXSfHO
ここまで小沼丹の名前なし
70 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 18:07:53 ID:+Dx8juZX0
「別れる理由」が手に入らん
71 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 18:08:53 ID:BsNCCurjO
ご冥福をお祈りします
>>70 フィクションとノンフィクションの境界が曖昧な「別れる理由」の手法は当時斬新だったみたいだけど、
いまではライトノベル系の作家にも取り入れられるぐらいメジャーになったよね
73 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 18:48:45 ID:jrLKJuFt0
>>55 小島信夫、ついこの前テレビで九蓮宝燈上がったの見たけれど、死んじゃったのか・・・
九蓮の祟り怖いわ
74 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 19:05:56 ID:Ny0TCn3fO
静物を読んだときの衝撃は忘れられない
洗面器に顔突っ込んで呼吸とめる競争で、吉行が一番長かったときに同席。
その時ストップウォッチで計っていて、長時間潜ったままの吉行を心配し
声かけたのがこの人らしい。
当時ラジオのディレクターしていたため、そんな物持っていた。
76 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 19:40:50 ID:rgvC2ZxU0
安岡さんは三浪して慶応に入った。
77 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 19:50:37 ID:op8fQ1vzO
78 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:01:47 ID:HRu3ig8m0
関根潤三かと思った
庄野さん、一応大学の大先輩にあたる。
同窓会報に近況報告の欄があるんだけど、この人のはよく載っていて
大体が最新作の紹介だった。恥ずかしながら読んだことはないけど、
コンスタントに作品を発表しつづけている作家なんだなと感服していたよ。
合掌。
あと偉大な先輩と言うと、川上宗薫…って今の人は知らんか。
突っ込みにくい
静かな中にも恐ろしさが沈んだような作品を書く作家だったと思う。
合掌。
ていうか今年死にすぎだろ・・・
82 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:09:43 ID:S5DsuBqFO
飛んでイスタンブ〜ル〜♪
83 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:16:33 ID:h1FN0SdZO
静物は衝撃だったが
晩年のはテンで駄目だったなあ
小島信夫の晩年とは大違い
とりあえずいつもの訃報コピペに付け加えといた
1/3 永田寿康 ※享年39歳、自殺
2/11 安岡力也(俳優・ホタテマン)※享年62歳、ギラン・バレー症候群
2/22 松原桃太郎(アイドルグループ「CHA-CHA」元メンバー)※享年44歳、自殺
3/8 伊藤隆大(伊藤淳史の弟) ※享年21歳、自殺
4/1 大島渚(映画監督) ※享年72歳、ガン
4/20 清水 由貴子(歌手) 自殺
5/2 忌野清志郎 ※享年58歳、ガン
6/13 三沢光晴 ※享年46歳、事故死
5/23 ノ・ムヒョン ※享年62歳、自殺
5/26 栗本薫(作家・グインサーガ)※享年56 膵臓がん
6/25 マイケル・ジャクソン ※享年50歳、他殺
7/21 金田 伊功(アニメーター・ミスター味っ子他多数)※享年57歳心筋梗塞
7/22 アベフトシ(元thee michelle gun elephant) ※享年42歳、急性硬膜外血腫
7/26 山田辰夫 ※享年53歳、胃がん
7/28 川村カオリ ※享年38歳、乳癌
8/1 吉田拓郎 ※享年63歳 肺がん
8/2 古橋 廣之進(水泳選手・フジヤマのトビウオ)※急性心不全
8/3 大原麗子 ※享年62歳、不整脈による内出血
8/13 レス・ポール(エレキギター、レスポール生みの親) ※享年94歳
8/13 山城新伍 (チョメチョメ)※享年70歳
8/25細川 隆一郎(政治評論家)老衰※享年90歳
8/18 キム・デジュン(大韓民国第15代大統領)肺炎85歳
8/30 自由民主党 ※享年53歳 自殺
9/14 パトリック・ウェイン・スウェイジ(俳優・ゴースト/ニューヨークの幻)享年58
9/20 臼井儀人(クレヨンしんちゃんの作者)
9/21 庄野潤三(芥川賞作家、第三の新人)※享年88歳←New!
85 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:35:50 ID:Csy+pNzaO
86 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:39:23 ID:0BP1mLfvO
87 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:51:19 ID:jePm49M10
第三の新人って拗ね者気取ってるくせにけっこう社会的に成功していい生活してる奴らが多いよな
大西巨人なんて超貧乏生活なのにw
88 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 20:55:56 ID:70S89kNg0
大学のゼミで「夕べの雲」やりました。
平板な作品,と評したらどやされました。
90 :
通りすがり:2009/09/23(水) 21:49:40 ID:F1idvJj/0
庄野潤三の「静物」などは詩だと思った。
「夕べの雲」はただの散文のように見えるが、やっぱり中身は詩だと思った。
伊東静雄の弟子というのは本当で、小説で詩を書いている。
芥川賞がまだ光り輝いていた時期の作家だなぁ。
第三の新人のちょっと後に出てきた、大江や開高達には何かキャッチフレーズ付いてるの?
95 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/23(水) 22:14:25 ID:rKa9QSCKO
96 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 00:33:05 ID:ExzDq21E0
>>95 新宿の大書店の店員さんが、庄野潤三には固定ファンがいて新刊が出ると
量は少ないけれど着実に売れると話していたことがあった。
宮城谷昌光は早稲田で庄野潤三の講義に出ていたことがあるようだ。
第三の新人で、今でも文庫本が比較的あるのって遠藤周作ぐらいじゃね。
吉行も読まれなくなっちゃったしなあ。
阿川は「きかんしゃやえもん」の作者と言う方が今はわかりやすいかも。(あるいは佐和子の親父)
98 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 01:17:48 ID:T7gx80Ug0
飛んでいすたぁ〜〜んぶぅううう〜〜るぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
99 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 01:27:45 ID:84h1thISO
作品を読んでこんな老後を…と憧れていた。
古きよき日本の家族、家庭、ご近所づきあいがそこにあった。
本当に残念でならない。
もっと読まれていい作家なんだがなあ。
中国では人気があるらしいが。
第三の新人では阿川だけが存命か。
今の新人のキャッチフレーズてないの
101 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 02:00:06 ID:84h1thISO
つけるとしたら
ゆとり世代、とか
携帯小説世代とかかな。
>>100 文学そのものに世間の関心が薄いからなあ
世間が知ってる純文学の若手作家って綿矢と金原くらいじゃないの
芥川賞作家が新聞報道されるのって基本的に受賞時と死んだ時だけだな
104 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 03:39:55 ID:84h1thISO
>>103 作家が記事になるなんて普通ないだろ
犯罪でもしない限りはな
105 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 04:17:20 ID:BfBsU1x6O
10年くらい前、庄野さんが芸名つけた宝塚出身の大浦みずきさんの天王洲アイルでの舞台で
庄野夫妻、大浦の両親である阪田寛夫夫妻(さっちゃんの作詞者)まどみちお夫妻(ぞうさんの作詞者)が
ロビーで談笑してた。
阿川佐和子もいたし、阪田氏が一足早く帰る人を追ってお礼を言ってたのを見たら
安岡氏らしかった
昭和の穏やかな文壇の空気を感じたもんだ
宝塚時代は遠藤周作も来てたよ、と連れが言ってた
もうみんな故人になってしまったかなあ
>>102 そうかな?光文社の古典新訳シリーズだったり、国内外を問わなければ文学やそれに付随する
ようなむずかしそうな本はいつになく売れてるイメージある。
むかしは活字がちいさくて漢字も多く、お経みたいな字面だった本なんかも読み易くなって
発売されてるし好評みたいだけど。単純に文学がどうこうというより、若手が小粒なだけじゃないの。
その二人にしたって異常に売れたし、最近では1Q84がミステリーより売れてるわけだから
文学そのものにたいする関心はひくくないでしょ。わけのわからない新人よりも過去の世界的な
文豪が優先されるだけじゃないのかな。たぶんそれは正しいことでは。
107 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 05:20:47 ID:Z6EhYBb30
ご冥福を
このスレ読んで2ちゃんの知的レベルの高さに驚いた。
「静物」なんて読まんだろう普通。
それとも村上春樹経由で読まれてるのか。
>>106 文学そのものに関心があるというより
流行ってるから読もう、という感覚じゃないの
>>109 鶏と卵みたいな話だけど、そもそも流行ることがある程度の文学への関心の証拠じゃないの。
なともいえないけど。たんに背伸びして「ちょっくら高尚なものでも読みますか」みたいな
人が大多数かもしれないし。
>>108 ゆとりな自分を中心に考えるなよ。
「静物」はそんなマイナー作品でもないだろう。
芥川賞作家なんだし、庄野潤三の名前は教科書にも載ってるんだから。
114 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 22:12:33 ID:deYwMYHoO
ここまで小沼丹との交友についてレスなし
115 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 22:16:41 ID:stGfHYCFO
>>108 春樹の第三の新人推しに加えて、
江國香織という強力な援軍がいるためここ最近は特に売れてる
116 :
☆:2009/09/24(木) 22:27:06 ID:IFqKt38r0
一貫して日常生活を題材にした私小説を書いてきたんだよな。
と言う事は、一つ一つが独立した作品であると同時に、全作品が一つの作品である
とも言えるな。
吉行経由で読んでたけど、これは残念。ご冥福を。
第三の新人はもっと評価されていい。
118 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/24(木) 23:55:10 ID:vlBZlXMVO
第三の新人で読んどくべきなのは
アメリカンスクールとプールサイド小景と悪い仲間と
あとなんかある?
関根潤三かと思ったよ。
>>112 >ゆとりな自分を中心に考えるなよ。
これには苦笑せざるを得ないが、まあ喜ばしい傾向だな。
>>118 3人とも受賞作もいいが受賞以後の作品のほうがおもしろいのが多いよ
122 :
名無しさん@恐縮です:2009/09/26(土) 20:06:49 ID:f+GoWU5HO
(´・ω・`) もうじき「けい子ちゃんのゆかた」が新潮文庫で出るな
買ってみるか
123 :
名無しさん@恐縮です:
殺伐とした小説を読んだ後にこの人の作品を読むと落ち着くんだよな…
とうとうお亡くなりになってしまったか
ご冥福をお祈りします