日本テレビはよっぽど巨人が嫌いらしい (ゲンダイネット)
「『そういう方向で』ということにはなっていますが、『正式決定』にはなっていないんです」
日本テレビ関係者はどこか憂鬱(ゆううつ)そうだ。
15日は阪神に逆転負けを喫したものの、マジック11で優勝が秒読み段階に入っている巨人。
リーグ3連覇へ向けて意気上がるナインとは対照的に、日本テレビの社内には沈鬱な空気が
漂っているという。
冒頭の関係者が言う。
「巨人が優勝した場合のクライマックスシリーズ(CS)第2ステージの中継権を持っている
んですが、スポンサー回りをする営業サイドはスポットCMを売るのに四苦八苦の状態。
現段階では一応、全6試合を地上波で放送する方向になってはいますが、スポンサーが
巨人戦にソッポを向いているままでは、中継しても赤字がかさむだけ。正式決定するまでは、
何試合かが取りやめになる可能性は捨てきれません」
日本シリーズに続く一大イベントのCSが地上波で見られないとなれば大ごとだが、
巨人が5年ぶりに優勝した一昨年のCSも日本テレビは放映権を持っていながら、
5試合のうち1、3、4戦の3試合しか中継の予定を組まなかった。
「2戦目をやらなかったのは、金曜日で19時から数字の取れるバラエティー番組が
あったから。CSといえども、社内での位置づけはそんなものなのです」(前出の関係者)
世界一を決めるWBCの中継にすら手を挙げなかった日本テレビのことだ。
CSの巨人戦など、「やる価値なし」と判断しても不思議はない。
[ 2009年9月19日10時00分 ]
日刊ゲンダイ2009年9月16日掲載
http://news.www.infoseek.co.jp/sports/story/19gendainet04034185/