著作権譲渡をめぐる詐欺罪で5月11日に執行猶予5年の有罪判決を受けた音楽プロデューサー・
小室哲哉(50)が16日に書き下ろしエッセー「罪と音楽」(幻冬舎・税抜き1300円)を発売する。
「手錠をかけられた」の衝撃的な一文に始まり、08年11月4日の逮捕から拘置所生活、判決までの
心境を赤裸々に告白。今後の活動についても初めて言及し「新曲50曲同時発売」構想を明かした。
5月11日の有罪判決から4か月―。400字詰め原稿用紙291枚分、222ページにわたり、
小室が事件当時の心境を赤裸々につづった。
「罪を忘れないよう、自らを戒めるために書いた」という“自伝”。全5章構成で、第1章から17日間の
拘置所生活を告白。拘置所では3ケタの番号で呼ばれるが「TKさん」「小室君」と声をかけられるなど
配慮があったそうで「とり乱すことがなかったのは、事情聴取のときから一貫して、検事や検察庁の
事務官のみなさんがやさしかったからだ」と振り返る。
「僕は『音楽著作権印税』の解釈すら、間違えていた」という小室。取り調べでは自身も知らないことが
多くあった。検事からも「細かい数字のことをTKさんに訊(き)いても、答えられないのはわかってます
から訊きません」と言われたことも。判決後は「音楽とお金の距離」について真剣に考えた。
妻をかばい 金銭問題を一切、知らせなかった妻のKEIKOも一部で“浪費”など批判の対象になった。
自身のことより心を痛めたそうで「(服や時計など)一回も『買ってくれ』と言ったことがない」、「彼女が
ぜいたくな生活を望んだことは一度もない」と記している。
>>2につづく
ソース
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090916-OHT1T00013.htm