【文芸】書評：『昭和二十年夏、僕は兵士だった』−評者：小泉今日子

『悼む人』天童荒太

誰の死をも悼む理由は
　きっかけは友人の死だった。近くにいながら救えなかったという心の傷が主人公、「静人（しずと）」の旅の始まりだった。新聞やラジオのニュースで得た情報をもとに、全国の事故現場、事件現場を歩いてまわっては、見ず知らずの死者を悼む。

　故人が誰に愛され、誰を愛し、どんな感謝をされたか。遺族や近しい人達に尋ねながら、一人一人の生きた証をそっと胸に刻み、決してそのことを忘れないと誓う。その悼みは自らの心の傷を癒やすためではなく、かといって他に目的があるようにも思えない。
そんな静人の旅を理解する人は少ない。遺族に不審がられ、偽善的だと罵（ののし）られ、怪しい信仰だと誤解されてしまう。読者の私も、同じ思いで静人の行動に不審や戸惑いを感じながらこの本を読み進める。

　末期がんに侵され、すぐ近くに迫っている死の予感と向き合いながら、息子の旅に理解を示そうとする母親の「巡子（じゅんこ）」。旅の途中で偶然出会った記者の「蒔野（まきの）」は静人の化けの皮を剥（は）ごうとする。
夫を殺した罪で刑務所から出所したばかりの「倖世（ゆきよ）」は行き場もなく、静人の旅に同行する。それぞれの立場から見つめた静人への思いを繋（つな）ぎ合わせることで私達読者の心は少しずつ開いてゆく。

　生と死、そして愛という言葉。簡単なようで言葉にするのは難しいテーマだと思う。大袈裟（おおげさ）に捉（とら）えすぎても、軽んじてもいけない言葉なのだと思うが、
著者は丁寧に慎重に言葉を積み重ね、静かにゆっくりと私達を導いてくれる。

　静人の行動は彼にとってどんな意味があるのか。意味など最初からないのかもしれない。でも、愛なんて信じていなかった蒔野の流した涙や、愛への執着から解放された倖世の旅立ちにはとても大きな意味があるのだ。

　静人の旅の真意は、読者としてこの旅に同行した私達の心の中に芽生えるものなのかもしれない。それは人によって違うものなのかもしれないけれど、きっとすごく大切なものだと思う。

評・小泉今日子（女優）

『枝付き干し葡萄とワイングラス』
椰月美智子

　アカの他人同士がたった紙切れ１枚で夫婦になる。そしてまた紙切れ１枚で離婚する。とても簡単なことである。でも、それだけでは長い月日を共に生きられない。

夫婦っていったいなんなのだろう？　それがわかっていたら私も２枚の紙切れに判子を押すことはなかったのだろう。

　１０編の短編には、はぁー、と溜（た）め息をつきたくなるような夫婦の時間が描かれている。「まあ、いろいろかな」という理由で夫に離婚をせまられる妻。「私とその女とどっちが好きなのよ」。

浮気相手の妊娠を告白された妻の問いかけに「わからないんだ」と答える夫。夫婦の会話の合間に流れる静寂の怖さを知っている人はきっと苦い気持ちを思い出す。

　もちろん、結婚は悪いことばかりじゃない。風邪で寝込んでいるときに洗濯をしてくれる夫の話や、なんとなく真夜中に海へドライブする夫婦の話に、独身の私は別の溜め息もついたりする。（講談社、１３００円）

評・小泉今日子（女優）

書評『ロードムービー』
辻村深月

　心の中にはたくさんの思いがあるのに、それを表現する手段をまだ知らなくて、もどかしかった子供時代を思い出しながら読んだ。

　「ロードムービー」「道の先」「雪の降る道」の３編にはそんなもどかしさが詰まっていた。

大人の事情に振り回されている子供達が、日の暮れた街の中で途方に暮れて泣いている。

上手く言葉に出来なくても、相応の振る舞いが出来なくても、子供だって大人と同じようなことを感じて生きている。

まだ不器用で、まだ無力なだけだ。幼いが故にその思いは大人よりも切実で、だから読んでいて胸が苦しくなった。

　３編とも物語の最後にサプライズがある。特に「ロードムービー」のオチには「えっ？」と、思わず声にしてしまうほど驚いた。

でも、そのサプライズは後から心にじんわりと効いて、ほかほかと温かくて嬉（うれ）しい気持ちにしてくれるので、どうぞ、お楽しみに。（講談社、１５００円）

評・小泉今日子（女優）

(2009年1月26日 読売新聞)

４０歳以上の男性に聞いた　つらい時なぐさめてほしい女性有名人
　アイロンがけをしながら「ミヤネ屋」を見ていました。

番組で４０歳以上の男性に聞いた『つらい時なぐさめてほしい女性有名人』というのをやっていました。

　ベスト１０に入った女性は

　１．　 安　めぐみ
　２．小泉　今日子
　３．小雪
　４．綾瀬　はるか
　５．上戸　彩
　６．吉永　小百合
　７．藤原　紀香
　８．相武　紗季
　９．松嶋　菜々子
　10. 新垣　結衣

　司会の宮根さん（ただ今夏休み中）は綾瀬はるかがいいそうです。

本にも人にも、運命を感じるときってありますよね〜『夜明けの街で』〜 より，眞鍋かをりさんの感想．

今回は東野圭吾さんの「夜明けの街で」．この本、私は「一粒で２度美味しい」本だと思います．
まもなく時効を迎えるある殺人事件をめぐった正統派のミステリーであり、主人公が不倫の恋に落ちた相手はその事件の容疑者･･････という、苦めの恋愛小説でもある．
眞鍋さんの指摘通り，本書はミステリーであり恋愛小説でもあります．むしろ後者ではなかろうか．
http://mixvox.org/2008/10/21202542.html

>>100
どうしたら、1940年代にアメリカと戦争するんだ？って感じなんだよな。

--------------夜明け前が・・・・一番くらい---------
日本人から巻き上げた金を外国にばらまき政策のせいで日本人は貧しくなった！
日本の１人あたりGDP世界ランキング推移
------25-24-23-22-21-20-19-18-17-16-15-14-13-12-11-10--9--8--7--6--5--4--3--2--1
1991年----------------+----------------+--------------+-----------●　5位　宮澤
1992年----------------+----------------+--------------+--------------+-●　4位　宮澤
1993年----------------+----------------+--------------+--------------+----●　3位　細川
1994年----------------+----------------+--------------+--------------+----●　3位　羽田 村山
1995年----------------+----------------+--------------+--------------+----●　3位　村山
1996年----------------+----------------+--------------+--------------+----●　3位　橋本
1997年----------------+----------------+--------------+--------------+--●　4位　橋本
1998年----------------+----------------+--------------+----------●　6位　橋本
1999年----------------+----------------+--------------+--------------+-●　4位　小渕
2000年----------------+----------------+--------------+-------------------●　3位　森
2001年----------------+----------------+--------------+------------●　5位　小泉 (恋を何年休んでますか)
2002年----------------+----------------+--------------+-------●　7位　小泉 (私立探偵 濱マイク)
2003年----------------+----------------+-------------●　10位　小泉 (センセイの鞄・厚木I.C )
2004年----------------+----------------+-----------●　11位　小泉 (離婚)
2005年----------------+----------------+●　14位　小泉 (原付と接触事故≒ひき逃げ事件)
2006年----------------+----●　18位　小泉 (労働者M・雪に願うこと・涙そうそう・映画監督って何だ! )
2007年----------------+--●　19位　安部 福田
2008年------●　23位　福田 麻生
2009年 圏外: 麻生

>>88
アッシユも

>>100
で、その後はどうするの？
今でこそ戦争は悪だ、という考えが欧米諸国に根付いてるけど
そうじゃなかったら今頃俺たちが体に爆弾を巻いてソ連軍に自爆テロとかしてたかもしれない。

なんでこんなんでスレ立つの？

「ミヤネ屋」
４０歳以上の男性に聞いた
『つらい時なぐさめてほしい女性有名人』

　ベスト１０に入った女性は

　１. 安　めぐみ
　２．小泉　今日子
　３．小雪
　４．綾瀬　はるか
　５．上戸　彩
　６．吉永　小百合
　７．藤原　紀香
　８．相武　紗季
　９．松嶋　菜々子
　10. 新垣　結衣

ゲストの真鍋が入らずﾌﾟｷﾞｬｰm9(^Д^)だったね

>>124
自己紹介乙

若い頃の三国連太郎は佐藤浩市では遠く及ばないほどのイケメンだった

>>139
二人で美味しんぼをやった時は、すげえ配役と思ったものだ。

名優や名歌手の子は大成しないケースが多いが
佐藤浩市は頑張ってる

70　東京大学法学部・法学部　←横粂勝仁さんはココ
66　慶應義塾大学 ・経済
　　 早稲田大学 ・政治経済
62　青山学院大学 ・国際政経（国際経済）
　　 明治大学 ・政治経済
　　 立教大学 ・経営
60　学習院大学 ・経済
　　 中央大学 ・経済
59　明治大学 ・商学部　　←小泉今日子＆中森明菜はココ （明大中野高校）
58　成蹊大学 ・経済
57　成城大学 ・経済
　　 法政大学 ・経済
55　日本大学 ・経済
　　 武蔵大学 ・経済
52　専修大学 ・経済
　　 東洋大学 ・経済
51　駒澤大学 ・経済
　　 創価大学 ・経済
48　亜細亜大学 ・経済
　　 国士舘大学 ・政経（政治） ←のりぴー（堀越高校はこの辺）
　　 帝京大学 ・経済
47　大東文化大学 ・経営
　　 桃山学院大学 ・経済
46　流通経済大学 ・経済
　　 四天王寺大学 ・経営
45　城西大学 ・経済
　　 拓殖大学 ・政経
44　千葉商科大学 ・商経
　　 関東学院大学 ・経済　　　←小泉進次郎さんはココ

70　東京大学法学部・法学部　←横粂勝仁さんはココ
69　明大中野　　←中森明菜＆小泉今日子さんはココ
67　上智大学・外国語　　←野田聖子＆佐藤ゆかりさんはココ
66　慶應義塾大学 ・経済
　　 早稲田大学 ・政治経済
62　青山学院大学 ・国際政経（国際経済）
　　 明治大学 ・政治経済
　　 立教大学 ・経営
60　学習院大学 ・経済
　　 中央大学 ・経済
59　明治大学 ・商学部　　←山Ｐはココ
58　成蹊大学 ・経済
57　成城大学 ・経済
　　 法政大学 ・経済
55　日本大学 ・経済
　　 武蔵大学 ・経済
52　専修大学 ・経済
　　 東洋大学 ・経済
51　駒澤大学 ・経済
　　 創価大学 ・経済
48　亜細亜大学 ・経済
　　 国士舘大学 ・政経（政治）
　　 帝京大学 ・経済
47　大東文化大学 ・経営
　　 桃山学院大学 ・経済
46　流通経済大学 ・経済
　　 四天王寺大学 ・経営
45　城西大学 ・経済
　　 拓殖大学 ・政経
44　千葉商科大学 ・商経
　　 関東学院大学 ・経済　　　←小泉進次郎さんはココ
43　堀越学園　　　　←のりＰ＆松田聖子はココ

>>142
>>143
ひどい捏造だなｗ
しかもアイドルが多数通ってたのは
明大中野の夜間部だからな。全日の学生と同じにしたら怒られるぞ、卒業生に。

キョンキョンは文才もあるんだな

>>145
お前本読まない人間だろ

>>98
十分知性派だよ

>>147
お前キモヲタ装ったアンチだろｗｗｗやり方がセコイｗ

明大中野ってあそこらの時代って全日でも60そこそこ
夜間なら堀越に毛が生えた程度だろ

>>149 じゃぁ、堀越ののりＰは、毛が生えてなかったのか？

>>148
いちいち釣られるアホ発見ｗ

普通にいい書評じゃないの？
キョンキョンだって読まなければまぁよく見る書評ではあるけどさ。

夏祭りの夜と幻想と
　子供の頃、母親に着せてもらった浴衣を着て近所のお寺で開催される盆踊り大会に行くのが夏休みの楽しみだった。履き慣れない下駄をカランカラン鳴らしながら友達と走り回って遊んでいた。
出店で綿菓子を買ったり、踊りの輪に混じって炭坑節を踊ったり、お墓に行って肝試しをしたりした。散々遊んだ帰り道、櫓（やぐら）や出店の灯（あか）りが途切れて急に真っ暗な道を歩いていることに気付いたとき
暗闇に吸い込まれてしまうような恐怖を感じ、下駄のカランカランの音をさらに大きく鳴らしながら全速力で家まで帰った思い出がある。

　宵山というのは京都の祇園祭の前夜祭のことをいうのだそうだ。『宵山万華鏡』は、提灯（ちょうちん）のぼんやりとした怪しい灯りの下で不思議な世界に迷い込んでしまう人達（ひとたち）の短編集。
バレエのレッスンの帰りに宵山に紛れ込んで不思議な少女達に出会う幼い姉妹。変な金魚を育てていた学生時代の友人と祭りの夜を過ごす男。何かを企（たくら）み、ひたすら働く大学生達。
幼い頃、宵山の夜に行方不明になった従妹（いとこ）がいる若い女性。行方不明の娘を思って宵山の夜を繰り返し体験する年老いた父親。
画廊の店主もまた先代の遺品の水晶玉のせいで宵山の迷宮から逃れられなくなっている。６編の話には全て小さな接点があり、それを見つけながら読むのも楽しかった。

　盆踊りから全速力で家に帰り、玄関で下駄を脱いで板張りの廊下を歩き始めると、床がグニャグニャと軟らかいものに感じられて不思議だった。
まるで異次元から現実に戻る間の歪（ゆが）みの中を歩いているようだった。
夏祭りの夜にはそういう幻想が自然と生まれるのだと思う。
大人になって、人混みが苦手になり、夏祭りなんて久しく行っていないけれど、この本を読んでいる間、少し懐かしいような幻想的体験を登場人物達と一緒に味わえた。
ベッドの中でこの本を読みながら途中で眠りに落ちてしまうと、夢の中でまた、幻想の続きが始まった。

評・小泉今日子（女優）
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20090810bk01.htm

■小泉　今日子（女優）

西原理恵子著　『パーマネント野ばら』（新潮文庫、４００円）

　「パーマネント野ばら」は、ある漁港の町の美容院の名前。そこは町の女達のたまり場である。女達が下品で、嘘つきで、凶暴で、切なく悲しいのは、誰かを激しく愛しているからだ。

　どんなに男に裏切られても、泣いて酔っぱらって寝て、また朝が来たら愛することを信じている。
それは朝露のように美しいものなのかもしれないと思って私は泣いた。
それほどの情熱を持って人を愛したことがあっただろうか、格好ばかり気にして恋をしてきたのではないか、と自問したくなった。
港町の女達にアツイ恋心を学んでラストスパートしたい気分になった。

(2009年8月17日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090817bk01.htm

ラストスパートｗｗｗｗｗ

>>1
1961年生まれなら昭和36年だけど…

キョンキョンすごい。

＞死に際に「おかあさん」と呟くほどまだまだ未熟な若者だったのだ

何もわかってねぇな

これは「感想文」という名のあらすじでんな

若い日本兵の多くが最後に呟いたのは、故郷の母親のことか、最後に食べたいものだったらしい


そんな生への渇望と未練を未熟と切り捨てますか？(´･ω･`)

未熟ってのは、書評もどきにイチャモンつけてる馬鹿どものことだよな

そうそう書評ではなくあらすじ

未熟者が。
何時までも、マザコンか。
岸田キョーコーと、言って戦死した人もいるだろうな。

＞死に際に「おかあさん」と呟くほどまだまだ未熟な若者だったのだ

未熟とかそういうことじゃないだろ…

小泉は中卒
文化人路線はもうやめとけ　　

キョンキョンのおかげで読みたくなりました

死んだ兵士の肉を食べて生き延びた事は決して書かれない。

高潔で、闇米など一切受け取らず
配給だけしか食べずに餓死した芸術家もいる。
先輩から聞いた先輩の知人の話。

キョンキョンの逮捕マダー？

Vol.5 は小泉今日子自身の作品となる「戦う女　パンツ篇」
http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/middle/nm5s_vol5_kyoko.mp3

四年くらい前だけど麻布のスーパーで見かけたけど、
すっぴんで帽子なども全くかぶってなくて
オーガニックの野菜などを購入していたぞ

>>166 殺したんじゃないなら非常事態で全然オッケーだと思うけどな

かつては、マガジンハウスの雑誌を購読し、
ちょっとしたインテリ志望女（実態はメディアに踊らされる買い物バカ）だった、アラフォー女たちに本を売りたいと考えた時、
誰に書評を書かせればいいのか？というテーマへの、
広告代理店、出版業界の答えが、この女だった、ということだよ。

文章を自分で書いているかどうか？は怪しいが、
とにかく、「キョンキョン」が読んだ、という事実が広まれば
本が売れるかも、というプロモーションの試みでしょ。

>>166
それプリズンブレイク

何しても無理無理又被害者出るよ〜しかも出版社マルチ〇〇〇のね。小泉今日子何か表紙にするからだよ

http://www.youtube.com/watch?v=RLKjBOygMqs