東京放送ホールディングス(東1:9401)が5日に発表した2010年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算によると、
純利益が前年同期比50%減の18億円だった。国内景気後退の影響を受け企業の広告出稿は低迷したままで、
放送部門の業績が大幅に悪化した。テレビ営業収入は83%減、ラジオはプロ野球のナイターセールスの
不振などで同86%減だった。映画「ROOKIES-卒業-」「おくりびと」などのヒットで映画事業が好調だったほか、
不動産事業も堅調に推移したが、放送部門の減収を補えなかった。
売上高はスタイリングライフグループの連結が寄与し、同11%増の871億円だった。営業利益は同45%減の25億円、
経常利益は同47%減の33億円だった。
また、今9月中間期の連結業績予想を下方修正した。売上高を従来予想1775億円から前年同期比2%減の1750億円に、
営業利益を同12億円から同91%減の9億円に、経常利益を同13億円から同89%減の12億円に、純損益を同0円から
22億円の赤字(前年同期は46億円の黒字)に、それぞれ引き下げた。テレビ広告収入が想定以上に伸び悩んでいるため。
3月期通期の予想も下方修正し、売上高を同3615億円から前期比6%減の3495億円に、営業利益を同70億円から
同97%減の6億円に、経常利益を同67億円から同99%減の3億円に、純損益を同22億円の黒字から49億円の赤字
(前期は16億円の黒字)に、それぞれ引き下げた。
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