Jリーグで活躍するアジアの選手の中で、最も多いのが韓国人選手。現在J1には10名以上の韓国人選手が
在籍しているが、韓国以外のアジアの国の選手となると一気に数が減り、「ほとんどいない」というのが現状だ。
それだけJリーグの各チームが韓国人選手に注視している証拠でもあるが、日本の隣国である中国の
サッカー界では今、なぜ「中国人選手がJリーグに移籍できないのか」が話題となっている。
今季からJリーグに導入された「アジア枠」(外国人選手枠3人に加えて、アジアサッカー連盟加盟国・地域の選手が
1人登録できる制度)の存在が「Jリーグに見向きもされない中国人選手の現状」を際立たせ、高い関心を呼んでいるようだ。
中国の「遼寧日報」に掲載された1本の記事。タイトルは「中国人選手の素質が低いのか、それともJリーグの
敷居が高すぎるのか」だ。同記事では、2008年2月の東アジア選手権日本vs.中国でMF鈴木啓太選手に
ノド輪を決め、日本でも一躍有名になったDFリー・ウェイフォン選手に焦点を当て、原因を探っている。
現在、リー・ウェイフォン選手は韓国1部リーグの水原三星ブルーウィングスに所属しているが、
今季開幕前はJリーグへの移籍がしきりに騒がれていた。Jリーグに「アジア枠」が導入されたことと、
Jリーグのチームは中国や韓国のチームに比べて資金力があるというのが主な理由。
しかしいつの間にか移籍話は立ち消えとなり、気付けば韓国チームへの移籍が決定していた。
(続く)
http://narinari.com/Nd/20090712000.html