【野球】多田野が衝撃発言“恋人”ロッテに打たれたら、どこも投げるところがなくなってしまう

日本ハム・多田野数人投手（２９）が衝撃発言。
「ロッテに打たれたら、どこも投げるところがなくなってしまう」ときた。
１９８９年の日本シリーズで炸裂した「巨人はロッテより弱い」
発言からちょうど２０年後、ロッテは再び暗黒時代の扉を開きつつあるのか。

多田野は２１日のロッテ戦（札幌ドーム）に先発し７回３失点で４勝目。
今季白星はすべてロッテ相手で、他球団には打ち込まれているだけに、
冒頭の発言は謙虚さから発せられたものだろう。

とはいえ、前回登板のロッテ戦（１０日）で多田野は９回２死までノーヒットノーランという
快投を演じたばかり。今度はロッテ打線も汚名返上に燃えてくるはずと多田野も警戒を募らせ、
「試合前には打順を変えてくるかと思った」が、「あんまり変わってなかったので、
１０イニング目から続くという感じで投げられた」と拍子抜け。

「相手が対応してきたらどうするかと思ったが、同じようにはまってくれた」と多田野。
４月にオリックスに４回５失点ＫＯ、ソフトバンクに４回７失点ＫＯを食らって以来、
登板機会はロッテ戦に限定されてきた。今や大切なお得意様だ。

裏を返せば情けないのがロッテの無策ぶり。ロッテを巡る衝撃発言といえば、
８９年日本シリーズで近鉄が巨人に３連勝した試合後に近鉄・加藤哲郎投手が
「巨人はロッテより弱い」と語ったと報じられ、怒りに燃えた巨人の逆転Ｖを招いた。

この発言が侮辱になるほど当時のロッテは弱小だったわけで、
８６年から９年連続でＢクラスに低迷。９５年にＡクラスに引き上げたのが現監督の
バレンタインというのは皮肉な話だが、往年の指導力を取り戻して多田野を黙らせられるか。
http://www.zakzak.co.jp/spo/200907/s2009072203_all.html