【祭り】棒でつけっ! 下帯姿の氏子ら30人が2組に分かれ麦餅つき 大分・中津江村で伝統の「麦餅つき祭」

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1そまのほφ ★
中津江村で伝統の麦餅つき祭

 日田市中津江村の津江神社で15日、県指定選択無形民俗文化財の伝統行事「麦餅つき祭」が行われた。

 無病息災を祈る祭りで、鎌倉時代、中津江村の武将が山賊を討伐した際、同神社で戦勝祈願をしたことから、
約780年前に戦いの様子を模して始まったとされる。

 締め込み姿の氏子や中津江小の児童計約30人が2組に分かれ、餅つきを開始。
「アー、モクモクモク、ネ」と独特のかけ声のもちつき歌を歌いながら、長さ1・5メートルのカシの棒で、
臼の中の蒸した麦10升をついた。臼を境内のあちこちに運んでつく「あばれづき」を終えると、
ついた棒を全員で折った。棒は雷よけや魔よけになるとの言い伝えがあり、
集まった住民が、折った破片を持ち帰っていた。

 同小6年の川村海青(みさお)君(11)は
「餅をつくのが大変だったけど、もちつき歌のリズムが良くて、楽しかった」と話していた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20090715-OYT8T01112.htm
カシの棒で麦をつく氏子ら
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090715-782192-1-L.jpg