【MLB】イチロー興奮…オバマ大統領に「すごいファンだと言ってもらった」★2

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16名無しさん@恐縮です
「イチローへの敵意を敬意に」…ワカマツ監督の手腕  コーチとして球宴参加

 ワカマツ監督は、今季から監督に就任し、低迷マリナーズに新風を吹き込んだ。昨季101敗の
チームは、前半戦46勝42敗と勝ち越している。チーム再建の最重点課題としていたのは、孤高
のイチローと各選手の軋轢をなくすことだったという。

 「いろんな監督の下で勉強したのは、ベテラン選手との関係を築くことが大事であるということ。
もし、彼らが私に敬意を持てないというのなら、逆風の中の戦いになってしまう。イチローに気持ち
よくプレーしてもらうことは、最も大事な仕事だった。

 ワカマツ監督はどうして最高の成績を残しているイチローが軋轢を引き起こすのかを理解しよう
とした。渡米9年がたってもいまだに米国的に型破りととらえられるイチローのプレースタイルを
1つ1つ検討し直したという。

 「彼に対する敵意がクラブハウス内にあった。私の仕事は、どうして彼がそうするのか、それが
自己中心的な行為ではないんだということをチームに教育することだった。彼は真剣にプレーして、
準備をしているだけだ」

 大リーグでは大敗している場面で、バント安打を狙ったり、盗塁することはタブー。イチローが最後
まで安打を狙うと、「あいつは自分の成績だけを上げようとしてやってやがる」というムードがベンチ
に巻き起こっていたという。

 「場面にかかわらず、もし彼が出塁してチームのためになろうとしているのなら、それは自己中心
的なプレーではない。安打数を増やそうとしていると言われるが、むしろ文化的な違いだ。彼は
サインを出さなくても送りバントをしてくれることもある。それも正しく理解されていない」

  「あいつは毎年、球宴出場で、200安打を狙ってるヤツだ、と皮肉って指をさすのはやめなきゃだめだ。
あざけるのではなく、その成績を認めて、学ぶようにしたい」とワカマツ監督。日系4世で日本語は
ほとんどできないが、日本人の心理は以心伝心なのかもしれない。