【テレビ】NHK朝ドラ『つばさ』が苦戦、視聴率14%前後…批判が前作の3倍以上「毎日ドタバタの連続で見終わると疲れる」[06/30]

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1 ◆KyakuTOYLimt @自由席の観客φ ★
 NHK連続テレビ小説「つばさ」に対し、「朝からドタバタ騒ぎはやめてほしい」「小江戸と
呼ばれるほど、しっとりとした川越(埼玉県)にはふさわしくない」など、視聴者からの批判が
相次いでいる。担当チーフ・プロデューサー(CP)の後藤高久さんに、批判に対する見解を
聞いた。

 「つばさ」は連続テレビ小説の第80作として今年3月30日にスタート。NHKの視聴者
対応報告によると、4月に寄せられた反響は1340件。このうち、批判が735件を占め、
好評意見の118件を大きく上回った。放送開始4週間での比較では、前作「だんだん」に
比べ、批判が3倍以上も多かった。

 内容は「埼玉県人なので楽しみにしていたが、毎日ドタバタの連続で、見終わるとドッと疲れる」
(50代女性)、「主婦が家を飛び出して、また戻ってくるなんてあり得ない」(70代女性)など。
視聴率は14%前後で、「だんだん」に比べて1ポイントほど低く、苦戦が続いている。

 若い世代では、「一見騒がしそうに見えて、でもホロリとさせられる。良さがわかる人も
たくさんいると思う」(30代女性)といった好意的な意見も多かったが、数十年間、連続テレビ
小説を見続けているオールドファンからの反発が目立つという。

 NHKでは近年、若い世代に見てもらおうと、くだけた雰囲気の番組を増やしているが、
「若者向けに舵(かじ)を切ったつもりは全くない」と、後藤さんは話す。

 「人間の心の傷や痛みを描く」のが、企画段階からあった「つばさ」の基本方針。「家出した母」
「頼りない父」「情緒不安定な弟」といった設定は、そのままドラマにすると暗い話になってしまう
ため、「対極にある笑いや元気さを取り入れた。陰の部分が暗い分だけ、陽の部分はとびきり
明るく」との発想から「ドタバタ」が取り入れられたという。

 しかし、「ドタバタを描くことが主眼ではない」と強調。「親子の確執や夫婦の冷えた関係など、
家族をめぐる問題はきれいごとでは済まされない。きちんと人間を描こうとする姿勢は間違って
いないと思う」とも訴えた。

>>2に続く)

ソース:読売新聞(2009年6月30日(川辺隆司))
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20090630et01.htm
2自由席の観客φ ★:2009/06/30(火) 17:39:51 ID:???0
>>1の続き)

 母親が家出して借金を作って帰ってきたり、祖母が孫のような年齢の男性とデートしたりと、
話は突飛(とっぴ)だが、「登場人物の感情には絶対にウソをつかない」とのスタンスを守って
いるという。

 玉木家に乱入するサンバダンサーは、「ドタバタ劇」の象徴的な場面だが、後藤さんは「登場
人物の心の叫びやあがきを視覚的に表現した場面と思ってもらえれば。これまでの連続テレビ
小説の手法からは逸脱しているかもしれないが、見続けていれば、きっと良さがわかってもら
えるはず」と話している。

つばさ 川越に住む20歳の玉木つばさ(多部未華子)が主人公。母・加乃子(高畑淳子)が
10年前に家出して以来、「一家の主婦」として、家族で経営する老舗和菓子屋「甘玉堂」を
支えてきた。そこへ加乃子が帰ってきて騒ぎが持ち上がり、甘玉堂の女将(おかみ)である
祖母・千代(吉行和子)と、大声をあげてのケンカを繰り返す。怪しげな会社を経営している
加乃子の友人・斎藤(西城秀樹)が玉木家を訪れる際には、半裸のサンバダンサーが
茶の間に乱入することもある。

(終わり)

連続テレビ小説「つばさ」
http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/