【全日本大学野球準々決勝 富士大5―4近大】
富士大(北東北大学)が終盤に猛烈に追い上げ、サヨナラ勝ちで近大(関西学生)を下し、
初の4強に進出した。
富士大は3点を追う8回、吉田(4年、佐野日大)の2点本塁打などで同点に追いつくと、
9回には1死満塁から代打の目時(4年、福岡)が死球を受けて押し出しのサヨナラ勝ちを
もぎとった。劇的な逆転勝ちに青木監督は「ベンチの雰囲気は明るかったし、
やってくれるんじゃないかなと思っていました」と紅潮した表情で話した。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20090612047.html 全日本大学野球選手権第4日(12日、神宮)大会2連覇が懸かるシード校の東洋大(東都)が
2回戦で東北福祉大を破った創価大(東京新)と対戦し、接戦の末5−6で敗れ、準々決勝で
姿を消した。創価大は大塚が3試合連続完投。ベスト4へ駒を進めた。
東洋大は先発の乾が“まさか”の大乱調。1回1/3で打者10人に対し被安打4、与死四球2で、
走者を残して降板。2番手・鹿沼も適時打を打たれるなど、二回表までに重い4点を失った。
しかし、4点を追う東洋大は二回裏、4番林崎、5番鈴木の連続安打で無死一、三塁のチャンスを
作ると、まず創価大先発・大塚の暴投で1点。さらに一死三塁とし、7番鮫島が鋭い打球を右前へ
運び2点を返した。
さらに三回裏、一死走者なしから2番瀧本が中前打で出塁すると、3番坂井がセンターバックスクリーンへ
運ぶ大きな2点本塁打を放ち4−4の同点とした。
二回以降立ち直った東洋大・鹿沼は、三回から五回まで創価大打線を1安打無失点に抑える
好投を見せたが、六回表に不運な安打が続き1点を失い、再び創価大にリードを許した。
再び1点を追う形となった東洋大は六回裏、先頭の鈴木がこの日3安打目となる二塁打で出塁。
堀越の犠打で一死三塁とすると、7番鮫島がしぶとく右前に運んであっさり同点に追いついた。
しかし、同点にした直後の八回表、鹿沼が創価大打線につかまり、1点を勝ち越された。
鹿沼はこの1点でマウンドを3番手藤岡に譲った。
結局、八回表の1点が決勝点となり、昨年の王者・東洋大はベスト8で敗退。創価大が準決勝へ進んだ。