【欧州CL バルセロナ2―0マンチェスターU】
バルセロナの勝因はMFシャビとイニエスタの活躍だった。
マンチェスターUの生命線であるDFライン前部の中盤の守備を簡単に突破し、
次々とチャンスをつくった。ボール保持率でバルセロナが圧倒し、
攻撃全体を操っているシャビとイニエスタはとにかく技術レベルが高い。
パスのスピードやコントロール、ダイレクトで合わせたパスやトラップなど…
プレッシャーを受けながらでも完ぺきにこなす。だからピンポイントでパスがどんどんつながっていった。
前半10分の先制点もイニエスタからDFにマークされていたエトオの足もとへ鋭いパスが通って決まった。
後半27分の2点目もシャビのクロスをメッシが頭で合わせたが、ここしかないというところにパスを入れていた。
走り込んでスペースで合わせるパスより、足もとから足もとへ早いパスをダイレクトでつなぐほうが
数秒だが早く攻められる。その積み重ねで圧倒した。(元日本代表MF、フジテレビ欧州CL解説者)
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2009/05/post_1355.html