【文芸】第22回三島由紀夫賞は前田司郎「夏の水の半魚人」、第22回山本周五郎賞は白石一文「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」に決まる

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1 ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★

 第22回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が19日行われ、三島賞は前田司郎氏の
「夏の水の半魚人」(扶桑社)、山本賞は白石一文氏の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」(講談社)に決まった。
賞金は各100万円。贈呈式は6月26日、東京・虎ノ門のホテルオークラで。

引用元:MSN産経ニュース 2009.5.19 19:49
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090519/acd0905191951002-n1.htm

■三島由紀夫賞 http://www.shinchosha.co.jp/prizes/mishimasho/
■選考委員 小川洋子 川上弘美 辻原登 平野啓一郎 町田康
■候補作品
村田沙耶香 ギンイロノウタ 新潮社
いしいしんじ 四とそれ以上の国 文藝春秋
天埜裕文 灰色猫のフィルム 集英社
青木淳悟 このあいだ東京でね 新潮社
前田司郎 夏の水の半魚人 扶桑社

■山本周五郎賞 http://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/
■選考委員 浅田次郎 北村薫 小池真理子 重松清 篠田節子
■候補作品
池井戸潤 オレたち花のバブル組 文藝春秋 2008年6月刊
恒川光太郎 草祭 新潮社 2008年11月刊
白石一文 この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 講談社 2009年1月刊
葉室麟 秋月記 角川書店 2009年1月刊
道尾秀介 鬼の跫音 角川書店 2009年1月刊
橋本紡 もうすぐ 新潮社 2009年3月刊
2名無しさん@恐縮です:2009/05/19(火) 21:26:14 ID:YdYRzA+I0
由紀夫とか前とか半魚人とか書いてあるから、てっきり民主党のことかと
3名無しさん@恐縮です:2009/05/19(火) 21:31:40 ID:vnej+ewW0
白石って不倫の言い訳みたいな小説しか書けないと思っていたのだが今回は違うのか?
4名無しさん@恐縮です:2009/05/19(火) 23:19:34 ID:wcpEzv4K0
平野、町田なんて自分達が審査されるレベルだろ?
もらってうれしいのかw
5名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 03:08:08 ID:58LH/A21O
もしかして、人生初の余裕の5か?
6名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 06:03:29 ID:Wc1SwKU+i
ここまで注目されてない受賞があるだろうか
sage
7名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 10:32:30 ID:Nokz82nEO
日本の文学は三島由紀夫の死で終わった。

by坂本龍一
8名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 10:40:11 ID:/KFWncVq0
三島由紀夫って人ってなんか暴れて切腹させられた人だったよね?
2ちゃん病?メンヘラ?厨二病?プロメンヘラー?
9名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 10:46:24 ID:AainPhOBO
山本周五郎賞は当たりが多いと聞くが。
10名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 10:57:11 ID:coM/vtiJ0
「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」

抜く前に死ぬだろw
11名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 17:42:35 ID:TiXMucsD0
三島賞は青木淳悟だと思ったのに
前田司郎は2,3回落ちてるけど今回のは上出来だったのかな?
12名無しさん@恐縮です:2009/05/20(水) 23:47:21 ID:GefTbd980
なんでこんな盛り上がってないの
13名無しさん@恐縮です:2009/05/21(木) 10:37:05 ID:aJqzBekdO
みんな文学作品を読まなくなったからだよ。
14名無しさん@恐縮です:2009/05/21(木) 10:45:50 ID:Qplk5bHS0
山本周五郎賞は受賞作もノミネート作も、そこそこ面白い作品が多いような気がする。
15名無しさん@恐縮です:2009/05/21(木) 14:02:04 ID:dkkPB53T0
盗作ゴリラに評価されるなんてフラグ立ちまくりな気がする
16 ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★:2009/05/21(木) 20:18:59 ID:???0
ひと:白石一文さん 第22回山本周五郎賞受賞の作家
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20090521k0000m070144000c.html

 「軟らかくて、甘くて、のど越しのいいものが蔓延(まんえん)している。
その結果、小説は書店に山のように積まれていても、実はメディアとしての地位を失いつつあるんじゃないか。
枠組みを広げて、しっかりとかまないと消化できないような作品を書きたい」

 デビューして9年。人生のあり方を真正面から問う思索的な作風は、日本の文学シーンで異彩を放ってきた。
小説の結構を壊してでも、粘り強く問題提起し、読者に考えよ、考えよと促す作品だ。

 13冊目になる受賞作「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」(上・下、講談社)も、そんな“蛮勇”に満ちている。1068枚の長編小説。
主人公は43歳の週刊誌編集長だ。人気政治家のスキャンダル、出版社内の派閥争い、グラビアアイドルとの不倫。にぎやかに人間
模様が繰り広げられる中で、2年前にがんの手術をして死と直面した主人公は、格差社会の現実を考え、世の中の原理に思いをはせる。
作品中にフリードマンからマザー・テレサやキング牧師まで、いくつもの文章がナマな形で引用されている。

 「複雑な現代社会の全景を描くのはとても難しい。主人公をさまざまな情報に触れさせ、考えさせるのが有効だと思ったのです」

 世の中に大きく網を広げた物語といえばいいか。山本周五郎は子供のころから愛読してきた。
「僕の作品が説教くさいのは山本さんの(影響の)せいですよ」 【重里徹也】

 【略歴】白石一文(しらいし・かずふみ)さん 福岡市出身。
文芸春秋社の編集者だったがパニック障害のため、03年に退社。父は作家の故・白石一郎さん。50歳。
17名無しさん@恐縮です
知り合いの人の話題だからちょっとうれしい