>>1からの続き
舞 「次はいよいよ五輪シーズンだね」
真央 「いつものように頑張って、毎日やっていれば、いいかなって。でも気合は入って
ます。あとはけがしないようにしないとね。うん。それが今一番かな」
舞 「けがしない選手なんて絶対いない。真央だってひざが痛かったり、足首痛かったり
するんですよ。練習もすごくするし。でも絶対言わない」
真央 「言うことによって、自分が弱くなっちゃうと思うんですよ。自分の弱いところを
出すと、自分の気持ちも弱くなると思いますし、自分の気持ちを強く持たないと
いけないと思うから、言わないようにしている。自分も痛くないと思えば痛くない。
心を強く持つために言わない」
舞 「五輪って中途半端な気持ちで目指しちゃいけないと思う。真央はすべてにおいて
スケートのために頑張ってるよね」
真央 「オリンピックって小さい頃からの夢だったし、出たいという思いもある。やっぱり、
(今)出られそうになってるじゃないですか。それを無駄にしたくない。自分のやって
きたことを出す場所なんで。絶対に無駄にはしたくないって思いますね。でもバンクーバー
が最後ではないので、ダメであれば、その後、ソチも狙えるわけですし。あまり
バンクーバーでそれ(結果)を大きく考えるのではなくて、と思ってます」
(2009年5月8日 読売新聞)