【サッカー/Jリーグ】ベガルタ仙台、ホーム戦の観客動員低迷 白幡社長、危機感を募らせる

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1近藤マッチョマンφ ★
サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台が今季、ホーム戦の観客動員低迷に頭を悩ませている。
開幕5戦の平均で約1500人も減り、2004年のJ2降格から守り続けるリーグトップの座も危うい。
会場の宮城スタジアム(利府町)へのアクセス難が客足を遠のかせ、クラブの対応も後手に回っているのが現状だ。

開幕5戦の平均は1万1378人で、2001年以来途絶えていた1万人割れもすでに2回。
札幌(1万3110人)より2000人近く少ない。今季の動員目標の1万6731人を大きく下回り、
白幡洋一社長は「大いに不本意」と危機感を募らせる。

最大の要因はアクセス難。最寄りのJR利府駅から徒歩1時間近くかかる。
クラブは、同駅など3カ所を発着するシャトルバスの運行や駐車券の予約限定販売などの渋滞緩和策を掲げ、
スムーズな足の確保をPRした。

しかし、サポーターの評判は芳しくない。4月までは駐車券は一般販売が最大1000台分と少なく、
予約の争奪戦が相次いだ。名取市の主婦金野志津子さん(38)は「子ども連れなら車でないと来場できない。
予約も申し込みづらい」と不満顔だ。シャトルバスの運賃も路線によっては片道1000円で、
仙台市青葉区の無職中村雄基さん(27)は「運賃が高すぎる」。運行路線の少なさを指摘する声も少なくない。
列車で利府駅に行くには、岩切駅で乗り換えが必要な場合が多いことから、
仙台市若林区の自営業山田紘子さん(67)は「岩切駅からもシャトルバスを運行してほしい」と求める。
白幡社長も「目標の集客数に見合った駐車場やシャトルバスの運行を確保すべきだった。
渋滞緩和が先に立ち、発想が逆になっていた」と見込み違いを認める。

宮スタでの開催は6月末まで残り6戦。クラブは後半の巻き返しに向け、5日の福岡戦からシャトルバスの運賃を大幅値下げするほか、
駐車場も最大3000台分の確保に向けて関係機関との協議を進めている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090505t14025.htm


ホームの観客動員に悩むベガルタ。空席が目立つ=4月29日、宮城スタジアム
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2009/20090505007jd.jpg