浦和、GW過密日程は17歳原口で首位固め
2009.4.28 05:02
http://www.sanspo.com/soccer/news/090428/sca0904280503004-n1.htm 元気は元気? 原口(右)は疲れも見せずに練習に参加。連戦でも首位固めに貢献だ!(撮影・吉澤良太)
http://www.sanspo.com/soccer/images/090428/sca0904280503004-p1.jpg J1浦和のFW原口元気(17)が27日、ゴールデンウイーク(GW)期間中の過密日程に体力的な自信を見せた。
25日の千葉戦から16日間で5試合が組まれているが、「全然、大丈夫」と豪語。FW田中達也(26)の故障で
フル稼働が求められる中、文字通り元気をアピールし、レギュラー定着とチームの首位固めを狙う。
GWと書いて「元気ウイーク」「ゴールウイーク」と読む。原口は、そう言いたげな顔をしていた。
「ユースの時は中1日は普通だったし、1日も空かない連戦もありました。今も疲れていないし、全然、大丈夫」
まさに元気そのもの。JリーグはGW期間中の連戦に突入し、浦和は25日の千葉戦から中3日、中2日、中2日、
中4日の連戦となる。16日間で5試合を消化。気温も上昇し、ベテラン勢には「地獄ウイーク」になるが、17歳は
人生で疲労回復が最も早い時期。高校野球でも3連投、4連投は当たり前だ。
原口は身長1メートル77、体重63キロと細身ながら、ユース時代からクラブや日本代表の試合に出続け、連戦は慣れっこ。
前日26日にはA契約(年俸の上限なし)を結んで一人前のプロとして認められ、精神的にも乗っている。2トップの一角を争う
FW田中達は左太ももの負傷で復帰のメドが立たず、活躍次第ではレギュラー定着もありうる。
「チームのために守備もして、いいパスを出せば、自分にもチャンスが回る。そこで集中してゴールを決めたい」
12日の名古屋戦以来となるプロ2得点目にも、貪欲(どんよく)だ。29日に対戦する清水には、昨季まで浦和でエース背番号9を
背負ったFW永井雄一郎が在籍する。「ドリブルがすごいうまい。キープ力もあり、プレースタイルが好きだった」という、あこがれの先輩に
成長をアピールし、将来はエースナンバーを手にしたい。4連勝で奪った首位をキープするためにも、原口にとって勝負の2週間だ。(浅井武)