【映画】宮崎駿さんの手塚体験 「原点だから崇拝しない」★3
アニメーション映画監督の宮崎駿さん(68)が、江戸東京博物館で開幕する「手塚治虫展」を前に、
原点としての「手塚体験」を初めて語った。その言葉からは、偉大な先達への敬意とともに、
同じクリエイターとしての火花を散らすような意地が感じられた。(石田汗太)
「僕は、手塚さんとはずっと格闘してきましたから。
それは『恩義』だけれど、そんな言葉で語れるほど簡単なものじゃありません」
漫画とアニメーションにおける巨匠二人には、有名な“因縁”がある。手塚さんが没した1989年、
宮崎さんは雑誌の追悼特集で、アニメーション作家としての手塚治虫を〈店子(たなこ)を集めて
ムリやり義太夫を聴かせる落語の長屋の大家と同じ〉と痛烈に批判した。
その後、ほとんど手塚治虫について語らなかったが、今回、7歳の時に読んだ『新宝島』(1947年)に
「いわく言い難いほどの衝撃」を受けたことを明かした。
「僕らの世代が、戦後の焼け跡の中で『新宝島』に出会った時の衝撃は、後の世代には想像できないでしょう。
まったく違う世界、目の前が開けるような世界だったんです。その衝撃の大きさは、ディズニーのマネだとか、
アメリカ漫画の影響とかで片づけられないものだったと思います」
48〜51年にかけて発表された『ロストワールド』『メトロポリス』『来るべき世界』のSF3部作も、宮崎少年を虜(とりこ)にした。
「恐ろしかったり、不条理だったり、切なかったり、希望に満ちていたり。手塚さんが見せてくれた未来は、
明るいだけの未来じゃなかった。モダニズムとは、繁栄や大量消費と同時に、破壊の発明でもある。
そのことに、ひとりアジアの片隅で行き着いたのが手塚さんだった。ディズニーなどより深く、
モダニズムの矛盾に気づいていたと思います」
>>2-10に続く
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_eventnews_20090414b.htm?from=os2 ・前スレ
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1239781119/ ★1のスレ立て日:2009/04/15(水) 11:58:32
(
>>1の続き)
大阪で空襲を体験した手塚さんの根本には、「死屍(しし)累々を見たものだけが持つ黒い穴」があったはずと推測する。
「僕の父親がそうでしたから」。が、手塚作品は次第にヒューマニズム色を強め、そうした「暗黒」を隠すようになる。
「テレビのアトムがつまらなかったのは、手塚さんがヒューマニズムだけで商売していたからです。
自分が成功するにはヒューマニズムを売り物にしなければ、というニヒリズムが手塚さんにはあったと思います」
手塚アニメが〈大家の義太夫〉だという評価は今も変わらない。「しかし、僕は手塚さんがひどいアニメーションを
作ったことに、ホッとしたのかもしれません。これで太刀打ちできると」
漫画家を志した宮崎さんがアニメーターに転じたのは、絵がどうしても手塚治虫の亜流に見えてしまうからだったという。
今なお、アニメーション作家としての「物のつかまえ方の根本」が、原点をたどれば『新宝島』から受けた衝撃であることを
率直に認める。だからこそ、「僕は、手塚さんの崇拝者になりたいとは思わなかった」。
そう語る宮崎さんこそ、実は手塚的モダニズムの「正統」な後継者では?
「いや、それは手塚さんから受け継いだというより、破壊の発明は、20世紀が持つ本質的なものなんでしょう。
しかし21世紀はどう変わるのか。その兆しを探しているんですけどね」
(2009年4月14日 読売新聞)
3 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 01:52:11 ID:ZPeM2qgm0
4 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 01:52:58 ID:u9Z6psf80
嫉妬は創造の原動力だよ
5 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 01:53:27 ID:HTm9EVgF0
6 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:00:01 ID:5TUgXE1P0
そういえば偉大な作家同士の友情って
あんまり聞かないなぁ
20世紀が破壊の世紀なら21世紀は性の世紀
宮崎駿の手塚治虫に対する批判は
まさに「ツンデレ」と呼ぶにふさわしい
否定的な物言いもするが、才能に対する嫉妬の裏返しでもある。
逆に手塚さんのアシスタントだった石坂啓が
トトロについて何も言わない手塚さんを不思議に思ったというようなことを
雑誌に書いてたはずで
お互い意識してた部分はあったろうな。
相手の非常にハイレベルな才能に対するライバル心みたいなものが
互いにあったんだろうね。
ドストエフスキーだってトルストイに激しい嫉妬を抱いていたと言われるし
そういう嫉妬がより良い作品作りへの情熱へと繋がることもある
10 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:09:46 ID:B4NBsZe10
>>9 それ本当か?トルストイごときに嫉妬する必要もないだろうに。むしろトルストイのほうが
自分の悩みを理解できるのはドストエフスキーだけだとコンタクトをとろうとしたという
話だが。レイプ疑惑もあって周囲が止めたそうだが
12 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:12:11 ID:nowFHBXb0
これって誰よりも高く評価してるのと一緒だよな。
13 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:13:16 ID:lUMKhdex0
宮崎駿は1941年生まれだから少年時代を手塚治虫の漫画とともに過ごしてきたという最初の世代だな。
手塚治虫の漫画家としての活動開始は戦後の始まりを期を一にした1946年だから、
宮崎が小学校の高学年のころにはすでに漫画家として本格的に活動していたことになる。
対当する相手がいる。力量を競える。
自己模範より強くなれるだろうな
>>14 頭よくみせようとしてわかりにくい言葉つかう馬鹿の典型だなww 競える相手がいれば
ひとりで訓練するよりも上達がはやいってことをそんな書き方する意味がどこにあるの?
言葉がコミュニケーションのツールである以上はどれだけ多くの相手につたわるかが
その優劣を左右するというのに気持ち悪い虚栄心で妙な文章書くのはやめてくれ
16 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:29:05 ID:kEw0VYJ40
手塚先生も他者に対する嫉妬やライバル心が凄かったっていうしね。
後から出てくる新進気鋭の作家に負けたくない、常に一線でやるんだっていう気概が
病床でも原稿を書き続けた原動力だったと思う。
そう思うとこの発言は正しいというか、対抗意識を持つのはよく分かる。
つぎつぎライバルがでてきた手塚にくらべるとアニメ界で敵なしの宮崎さんは
可哀想だな。押井くらいしかまともに会話できるのもいないそうだから、鈴木Pが
頼んでたまに言い合いしてもらうほどだそうだし。ジブリ内にも敵がいないんだな。
まぁ排除していってる節もあるんだけど
18 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:37:33 ID:v1SpjKFzO
手塚さんがすごすぎるってのが本音だろ
崇拝してしまったら、それ以上新しい作品を作れなくなるもん
19 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 02:41:10 ID:ZfWCThpQ0
そして行き着いた先がポ〜ニョポニョ
>>17 高畑とは最早絶対直接口をきかないとか言われてなかった?
実際どの程度なのかは知らないけど。
手塚 : 作家
宮崎 : ペンキ屋
>>20 そんな険悪な関係ではない。話自体は日常的にするが、映画に関して論争は
しないし、高畑はもう映画をつくらないほうがいいとすらおもっている。一方で
映画をつくりながら「これじゃ高畑さんに怒られるな」とかつぶやいていると
鈴木Pが明かしていた。押井はポニョにおいて完全に高畑のコントロールを脱したと
評していた
>>17 手塚の場合は、アンテナ張り巡らして、若手を見つけて、
勝手にライバル認定して、勝手に嫉妬して、勝手に怯えてる感じ。
なんか思考パターンが格闘家っぽいんだよね、俺のとらえ方だと。
どこまでも勝負して、いつまでも成長し続ける、少年漫画の主人公みたいな。
ただ生き方が文型なんで妙な違和感があるというか。
それに比べると、宮崎は真っ当な頑固職人のイメージ。
457 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2009/04/15(水) 23:10:13 ID:+FV8Jn/U0
しかし手塚話になると、必ずテンプレのように
「紙芝居」とか「低予算と過酷な労働を生んだ元凶」とか言われるが
制作費一つとっても実際、アトムは当初は破格の55万スタートなものの
(当時の子供向けドラマ制作費と同じ)
値上げ交渉の結果、最終的には一本300万を超え
カラーのジャングル大帝は5〜600万。
給料にしても虫プロ初任給は3万(一般企業が2万2千円、東映アニメーターが1万9千円)
富野も初任給は1万5百円だったらしいが、頭角を現すにつれて
月々4万以上の給料貰っていたそうだ。
これだけでも、アトムは当初は低価格で受けながらも、ちゃんと
人気が出るにつけ契約金額を上げる交渉したり、アニメーターへの
給与面で優遇する努力をしているとわかる。
そろそろテンプレから卒業する手塚論が繰り広げられてもいいと思う。
なんか現状の不満点を全部手塚に被せてるとしか思えないけどなぁ。
宮崎くらいの位置にいくと、一人でひとつの体制なわけだから、反宮崎であることが
個性の主張になりうるんだよな。だから少数派であることに優越感をおぼえる
人間なんかの批判がさらに増えることはたしかなんだよな。実際に増えてるとは
おじもうが、たとえば似た境遇のアンチイチローにくらべてすくなくおもえるのは
建前上は幼児向けにつくられている点の影響がおおきい
ダイレクトに自分たちに向けられていないため、批判もまたダイレクトに行われにくく
微妙にブレてしまう
この二人のぶっちゃけロリ談義は聞いてみたかったな
宮崎駿にライバル視される手塚。そんな手塚本人がだれをライバル視していたかは
一般にあまり知られていない。石森、白土、藤子、水木・・数々指摘されている人間は
どれもモチベーションをあげるための仮想敵にすぎなかった。手塚本人が何度か
エッセイで触れ、ライバルであると認めた相手は、なんと三島由紀夫。
そんな三島は漫画家など相手にしていないかというと、あしたのジョーのバックナンバーを
講談社にもらいにいったりと漫画通。当然、手塚作品もよんでいる。火の鳥をエッセイで
批判したこともある。三島のなにが手塚を刺激したのか、それはまた、べつのお話
28 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 03:38:08 ID:DUr9/HE7O
宮崎さん、ウメズのわたしは真悟を映画化してください
あんたしかできない
29 :
:2009/04/17(金) 03:43:52 ID:Aksi95dI0
30過ぎたアニオタが、子供が大喜びで見てるアニメに難癖をつける
そんな2ch恒例のスレッドですどうぞ
自分の中では
モンキーパンチ>>>宮崎
手塚>>>宮崎
なんだなー
31 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 05:18:58 ID:Q9kzrny60
アニメに関して手塚はただのアホ。これが結論。鼻デカベレー帽は批判されて当たり前。
●技術を軽視していた手塚治虫さん(大塚康生)
手塚先生が、「今度皆さんに手伝ってもらう『火の鳥』はオール2コマ・フル
アニメーションですからそのつもりで宜しくお願いします」と言われるので、
皆緊張していました。しかし、届けられたカットを見て、私たちは唖然となりました。
たしかに、2コマで作画してありましたが、3コマ用に描かれたものを原画と原画の中に
何枚入れるか変えただけで、2コマにしなければならない特有の描き方や工夫が
全く入ってないんですね。必要もないシーンにただ枚数が増えているだけで、
私たちは本当に驚きました。
2コマ使用ということはかなり小さな演技(仕種)を拾うことになりますから
原画と原画の間の密度が高くなり1カットの原画の枚数も3コマ使用よりもずっと増えてしまいます。
『カリオストロの城』は基本的には3コマ、速い所は1コマ・2コマを自由に使っていますが、
この時どうやら手塚先生は理念としてのフルアニメーションに憧れていらっしゃるが、
技術的な使い方は御存じないのだとわかりました。
演技設計やアニメートに無関心では優れたアニメーションになる筈がなかったように思います。
実際、手塚氏はフルアニメーションの基礎技術をディズニーなどの先達に学んだ形跡がなく、
ろくにアニメーターの養成もせずに漫画的なリミテッドから出発している点も実に不思議です。
「あのくらい、ぼくでも出来る」といった手塚先生の過信が、真摯な生徒として
一から学ぶには遅すぎたともいえましょう。私は、他の誰よりも、
手塚先生がすでに東映が蓄積していたフルアニメーションのテクニックを
一から学んで出発してほしかったと思っております。
32 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 05:25:18 ID:5c4nao8P0
>>24 そうだね
結局組合がないのが問題
それとサラリーのガイドライン作っても安く引き受ける奴が出てきちゃうんだってw
声優は組合で何度もデモやってギャラアップに成功した。
33 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 05:27:24 ID:o+P5xBJSO
駿「手塚さんは幼女じゃないからあまり好きではない」
ちょっと前にラジオで浦沢直樹が手塚について語ってた
「”この手法は今まで誰もやってないだろう”って何か良いアイデア思いついたなと思っても、
後から手塚作品読んでる時に”手塚先生この時点でもうやってるわ”って そんな事ばっか」
「自分は手塚先生の手の中で踊ってる感じ」
35 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 05:45:03 ID:5c4nao8P0
黄金時代が2回あるんだよな手塚は
それだけでも凄い
リアル漫画「劇画」の台頭で過去の人扱いされる手塚
「手塚は古い」「手塚は教科書的」
しかし「劇画」の要素を取り入れたブラックジャックで復活!
ちゃんと語っている時点で権威付けしようとしてるわけで、それ自体尊敬のあかしだわな。
最近のアニメとか娯楽全般がつまらんのは、これはだれだれのパくりやマネで新しくないなっていう意識が逆に物事を狭めてつまらないものにしてるんじゃないかな。
新しいかどうかではなく、よいかうまいかどうかであるべきなのに。
37 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 06:04:50 ID:EeKQOnyc0
>>34 浦沢は手塚を崇拝してるよな。
NHKのプロフェッショナルて番組で浦沢が取材受けてたが、
自宅に手塚漫画の初版本があって、それをぺらぺら捲りながらべた褒めしてた。
>>32 でも声優のギャラが以前より高くなったのでベテランをなるべく使わないようにしたり、
組合外の声優使う傾向も出ちゃった。
アイドル声優のほうのバックが強いので、あまり後ろ盾のないベテラン声優が注意したくとも、
なかなかできなかったりするそうだ。
芸能人のほうが情報番組やワイドショーで取り上げられるからと、
劇場用アニメでゲストやメインに起用するのはよくあること。
39 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 06:06:58 ID:EeKQOnyc0
>>36 それは俺も感じる。
「これはあれのマネ」とか評論家ぶってケチつけて何が楽しいんだって思う。
漫画に限らず、世の中の創作物のほぼ全ては、他の何かから刺激を受けてるのだから。
手塚さんが脚本書いて、宮崎さんがアニメ監督して作品作ったらいいものできそう
41 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 06:23:37 ID:5c4nao8P0
42 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 06:34:51 ID:LYdG23H20
>>1-2 その通りや
そして、おまえもヒューマニズム色が強くてつまらないんや
44 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 06:47:08 ID:Pdo0+s9ZO
>>34 ワンピースの作者が鳥山明に対して同じようなこと言ってたな
>>37 俺はなに読んでるのかきになって本棚ばかりみてたが、AKIRAとナウシカが
置いてあった。
>>46 芥川と菊池寛とかも有名だな。三島と川端はノーベルもあってどうなのか怪しいけど。
昔の文壇ってけっこう多そうだけどな。むしろ孤立してるひとのほうがすくないんじゃ
ないの。同じレベルで話せる人間となると、おなじくらい偉大な人間じゃないと駄目な
わけだし
いや
天才は冨野監督だろ
アニメーターとしてもすごいのは宮崎さんだが
冨野監督はなにより発想が素晴らしい
手塚は、常に自分は最前線の漫画家でありたいと思い、新人漫画家の作品も読んだりしていた。
自分の過去の作品も、稚拙な部分が納得できないから何度も書き直したりしてるし。
逆に宮崎は、流行とか関係なく自分は自分の道を行くって感じだ。
>>48 富野は、商業アニメという制約の中で、才能を発揮するタイプだと思う。
小説とか読む限り、一定の縛りがないと、どんどん暴走してしまい、だれもついていけなくなってしまいそうだ。
>>50 それは押井にいわせると宮崎もおなじ。過去作品は高畑に叩きこまれた
明快な物語構造(設定された課題は解決される)が徹底されていたけど、もののけ
以降、それを捨てて複雑化し答えのでない世相を物語に反映した結果、混沌として
客にわかりにくい作品になってきた。ポニョにおいては子供の恋愛というシンプルで
迷いのない津波のような勢いのある行為が背景に設定された難解そうな物語性を
上塗りし、その部分を説明もさせず終わらせるという、前期と後期をあわせた
新機軸をみせて次回策以降の路線を暗示してたけど
手塚治虫は宮崎ハヤオに嫉妬していたというのを聞きますね
アイツがやっていることこそ自分がやりたかったことなのだ、と
>>50 ロボットと言う記号を使わないとアニメもろくに作れないからな
54 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 10:08:55 ID:U+KWPjYzO
>>25 宮崎にしてみりゃ、そのせいで苦労したって思いがあるから
恨み言の一つも言いたくなるんだろうが…創世記の事だしなぁ。
それに、制作現場における過酷な環境ってのは
アニメに限った話じゃなくて、テレビ業界の体質だし。
>>24 これは目からウロコ。
貴重な話が多いなこのスレ。
ソースのない情報を良く鵜呑みに出来るな手塚信者はw
57 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 10:39:38 ID:FlJoA/i60
ポニョはまだ観てないが、ハウルはなんだか意味不明だったな
ハウルを褒めている人って本当に作品を理解しているのか?
「難解な作品を理解できる俺」に酔ってるだけに見えるな
発想の転換ってやつだよ。
常識だと思ってしまうとその時点で思考が停止してしまって、
対象を見失う。
ちょっと違う見方をしてみようという姿勢が何より好きだな。
59 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 10:43:08 ID:YvX7soHSO
ハウルを理解している、という猛者は是非ハウルとは何だったのか教えて欲しい
ちなみに俺は物語の前半まではよかったと思うが、
物語前半で問題提起した作品のテーマを、
物語後半になって、いざ処理しようと思ったら宮崎自身が処理しきれない
ということに気づいて、グダグダになって破綻したと思った
>>59 もう文脈の段階でまちがっているな。そういう問題じゃない
>>60 マックロクロスケの引越しシーンに不思議と鳥肌を立ててしまった人なら
この映画のやろうとした方向はわかると思うけどなぁ。
理屈じゃなく感覚的だよね。宮崎さんは自分なりに映画を研究したんだと思う。
映画でしか表現できない皮膚感みたいな詩的な表現が満載の
この映画は、千と千尋よりも新境地かも。
フランスで受けそうだけど、受けたのかな?
コナンみたいな明解なのやって欲しいけど、
ポニョまで行ったらもう戻ることはないかもね。
63 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:22:40 ID:7/7nKxeB0
>>36 それおれも思ってた。
だからつまらない少数派向けの作品しか生まれない。
と思うがどうなんだろう・・・
64 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:29:04 ID:CWBr+koxO
富野たてる奴多いけど、アニメーターとして観たら悪いが凡庸なのは否めないでしょ
キャラの魅力と脚本の奇抜さ以外に何かあるこの人?
65 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:30:52 ID:7/7nKxeB0
>>57 ハウルは内容がわかんなくても面白かったな。
テンポがいいし、視覚に訴えてくるものがあったような気がする。
2時間があっという間だった。
手塚と宮崎の話になると、いつもスレが荒れるなぁ。
67 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:36:52 ID:CymcYDWNO
俺が黒澤明嫌いなのと似てるがちょっと違うな
黒澤は垂れ流すヤメレ
>>67 黒澤は死後10周年だから。
宮崎と黒澤のNHK対談は宮崎ガチガチだったな。
黒澤はトトロがいいと言ってた。
69 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:48:44 ID:NseubUUU0
>>57 >「難解な作品を理解できる俺」に酔ってるだけに見えるな
「作品を構成するに当たって、映像を物語を廃した形で進行させてるところが素晴らしい」などという見方の事かな。
それは言えてなくもないとも思うが、そういった穿った見方をした上で評価するというのは余り感心しないなと思った。
結果として上記のような評価ができなくもないが、個人的には初見で、普通に衰えたか
若しくは少し失敗した結果なのではないかと思ったけどね。
>>64 取り柄が2つもあってまだケチつけるのか
お前には何の取り柄があるの?
71 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:54:28 ID:G6Zg5LwZO
初めから手塚からはみ出してるのは、水木しげるとさいとうたかお位だからね。
72 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 12:57:06 ID:0qCIWt4/0
>>28 「機械の恩返し」とかそういうニュアンスになりそうでいやw
75 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:27:59 ID:f6Dl4ZQ00
宮崎駿の手塚治虫批判 1
ぼくが、いったいどこで手塚さんへの通過儀礼をしたかというと
彼の初期のアニメを何本か見たときです。漂流している男のところに
滴が一本たれ落ちる「しずく」(1965.9)や「人魚」(64.9)という作品では、
それらが持っている安っぽいペシミズムにうんざりした。
かつて手塚さんがアトムの初期のころ持っていたペシミズムとは、質的に違うと思って−
あるいはアトムのころはぼくが幼かったために
安っぽいペシミズムにも悲劇性を感じてゾクゾクしただけかもしれない。
その辺はもう確かめようがありませんが。要するに、残骸がそこにあった。
いくつかある小さな引き出しの中で昔使ったものを開けてみて、
ああこういうものもありましたよ、と出してきて
作品に仕立てたという印象しかなかったんです。
76 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:28:19 ID:n4/F5P01O
77 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:28:33 ID:pBGFwAx90
アニメーターの低賃金をいつまでも手塚のせいにするのはおかしい。
死後何年経ってるんだよ。野球でも王、長嶋のせいで年俸があがらなかったけど
落合が年俸つり上げたおかげで一億円プレーヤーが次々と誕生したし
つい最近はハリウッドでも脚本家がスト起こしたし、待遇が悪いのを
いつまでも我慢してる方が悪いんだよ。儲かってるんだし。
宮崎駿の手塚治虫批判 2
それより以前に、「ある街角の物語」(62.11)という、
虫プロが最初に総力を挙げてつくったというアニメーションで、
バレリーナとヴァイオリニストか何かの男女二人のポスターが、
空襲の中で軍靴に踏みにじられ散りぢりになりながら蛾のように
火の中でくるくると舞っていくという映像があって、
それをみたときにぼくは背筋が寒くなって非常に嫌な感じを覚えました。
意識的に終末の美を描いて、それで感動させようという手塚治虫の”神の手”を感じました。
−それは、「しずく」や「人魚」へと一連につながるものです。
昭和二十年代の作品では作家のイマジネーションだったものが、
いつの間にか手管になってしまった。
これは先輩から聞いた話ですが、「西遊記」の製作に
手塚さんが参加していたときに、挿入するエピソードとして、
孫悟空の恋人の猿が帰ってみると死んでいた、という話を主張したという。
けれどなぜその猿が死ななくてはならないかという理由は、ないんです。
ひと言「そのほうが感動するからだ」と手塚さんが言ったことを
伝聞で知ったときに、もうこれで手塚治虫にはお別れができると、はっきり思いました。
ぼくの手塚治虫論は、そこまでで終わりです。
宮崎駿の手塚治虫批判 3
そのあと、アニメーションに対して彼がやったことは何も評価できない。
虫プロの仕事も、ぼくは好きじゃない。
好きじゃないだけでなくおかしいと思います。
いちいちそれを言葉に挙げていうのはしんどいから言いませんが、
「展覧会の絵」(66.11)も、何だこの映画と思ってみていた。
「クレオパトラ」(70.9)も、ラストで「ローマよ帰れ」と言うあたりに、
嫌味を感じました。それまでさんざん濡れ場ばかり一所懸命やっていて、
何が最後に「ローマよ帰れ」だと思って、
その辺に手塚さんの虚栄心の破綻を感じたんです。
宮崎駿の手塚治虫批判 4
一時彼が「これからはリミテッドのアニメーションだ。
三コマがいい三コマがいい」とさかんに言っていましたが、
リミテッドアニメーションは三コマという意味ではないですし、
その後、言を翻して「やっぱりフルアニメーションだ」と
あちこちで喋るに至って、フルアニメーションの意味を知らずに
言っているんだと思ってみていました。
同じようにローストスコープをあわてて買いこんだときにも、
もうぼくらは失笑しただけです。
自分が義太夫を習っているからと、店子を集めてムリやり聴かせる
長屋の大家の落語がありますけど、
手塚さんのアニメーションはそれと同じものでした。
>>31 なんという天才らしい逸話w
やりたいことたくさんありすぎて、一から学ぶとかそういう人じゃなかったんだよな。
宮崎駿の手塚治虫批判 5
昭和三十八年に彼は、一本五十万円という安価で
日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」を始めました。
その前例のおかげで、以来アニメの製作費が常に低いという弊害が生まれました。
それ自体は不幸なはじまりではあったけれど、
日本が経済成長を遂げていく過程でテレビアニメーションは
いつか始まる運命にあったと思います。
引き金を引いたのが、たまたま手塚さんだっただけで。
ただ、あのとき彼がやらなければあと二,三年は遅れたかもしれない。
そしたら、ぼくはもう少し腰を据えて昔のやり方の
長編アニメーションの現場でやることができたと思うんです。
それも、今ではどうでもいいことですけど。
宮崎駿の手塚治虫批判 6
全体論としての手塚治虫をぼくは”ストーリーまんがを始めて
今日自分たちが仕事をやる上での流れを作った人”
としてきちんと評価しているつもりです。
だから、公的な場所では「手塚治虫」と彼のことを書いていました。
ライバルではなく先達ですから。
「伊藤博文」と書くのと同じで過去の歴史として書いたとにかく、
そういう評価は間違ってないつもりです。
だけどアニメーションに関してはこれだけは
ぼくが言う権利と幾ばくかの義務があると思うので言いますが
これまで手塚さんが喋ってきたことというのは、みんな間違いです。
宮崎駿の手塚治虫批判 7
なぜ、そういう不幸なことがおこったかと言えば、
手塚さんの初期のまんがをみればわかるように、
彼の出発がディズニーだったからだと思います。
日本には彼の教師となる人はいなかった。
初期のものなどほとんど全くの模写なんです。
そこに彼は独自のストーリー性を持ち込んだ。持ち込んだけれど、
世界そのものはディズニーにものすごく影響されたまま作られ続けた。
結局、おじいさんを超えることはできないという
劣等感が彼の中にずっと残っていたんだと思います。
だから、「ファンタジア」を超えなきゃいけないとか
「ピノキオ」を超えなきゃいけないとか、
そういう強迫観念からずっと逃れられなかったとしか思えない−
ぼくなりに解釈すれば。
興味としてみればわかるんです。お金持ちが趣味でやったんだと思えば・・・・。
亡くなったと聞いて、天皇崩御のときより”昭和”という時代が終わったんだと感じました。
彼は猛烈に活動力を持っている人だったから、人の三倍やってきたと思う。
六十歳で死んでも百八十歳分生きたんですよ。
天寿をまっとうされたと思います。
85 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:41:06 ID:5c4nao8P0
手塚治虫は長島さんなんだよ
個人では天才、上で仕切ると凡人
アニメは全体を管理しないといけないから
86 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:41:54 ID:c8slp0De0
駿さん素晴らしい
88 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 13:46:49 ID:2Im5B3EdO
全部手塚チルドレンだったのか
白川大作インタビュー 手塚治虫と西遊記
白川:燐々を殺すべきでないと、一番強く主張したのは、僕なわけです。
── あ、そうなんですか!
白川: 手塚さんは、そうすれば悲劇で終わる世界最初のアニメーションができた、
と言うんですよ。だけど、僕は絶対にそれは嫌だと言い張ったんです。
せっかく映画を楽しみに来た子供達を、
悲しませて帰すような事はしたくないと思ったんですよ。
第一、お釈迦さまや観音さまが付いていてそれはないだろうって。
藪下さんも同じ意見でした。で、手塚さんも、最後は承服した。
もちろんしぶしぶでしたけどね。それが、良かったか悪かったかは別として、
アニメーションというのが――特に当時の東映動画の作品が、
色んな人が色んな立場でいろんな物事を言って、
それが最終的に集約されていくシステムで作られていた事は事実だから。
誰が言ったから悪いとかさ、誰が間違ってるとか、
そういう事は必ずしも言えないと思うね。
── 手塚さんのストーリーボードの段階で、燐々は死んでるんですか。
白川: 死んでいました。手塚さんが東映動画へあんまりこられなくなってから、
ラフで描いてきたストーリーボードに、燐々のお墓に、
悟空がぬかずく画があったのを覚えています。
準備室でストーリーボードを元に内容について討議している段階で、
僕は「これは絶対反対だ」と言ったんです。
手塚も黒澤も死んだ後メディアに神格化されたあとに詳しく知るようになったんだけど
リアルタイムでの評価はどうだったんだ?今みたいな感じだったの?
黒澤なんか今貶す人いないじゃん
91 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:01:34 ID:pBGFwAx90
>>90いやー黒澤は生きてるうちは天皇だったけど、それでも
評価が高かったのはモノクロ映画時代まで。
カラー映画になってからはポロカス。遺作の
「まあだだよ」なんて酷評だったよ。
「七人の侍」に出てた俳優千秋実も晩年黒澤批判してたしね。
こういう人ってみんなアクが強いから敵を作りやすいしね。
92 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:03:18 ID:5c4nao8P0
>>90 デビュー当初は神
ストーリー漫画の創設者で
月刊誌全部に連載を持ってるくらいの人気漫画家
日本の全てのクリエイターに影響を与えた。
そのへんは「まんが道」参照
しかしリアルマンガ「劇画」の台頭と
学生運動が盛んになり
「手塚の漫画は古い」「アナクロ」・・と言われ本人もノイローゼに
劇画の技術を取り入れたブラックジャックで完全復活
第2の黄金期に
93 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:09:17 ID:gVzZz8Wk0
そうそう嫉妬深い手塚はガンダムにも嫉妬してたよな
「俺がガンダムだ」って
>>27 あしたのジョーバックナンバーの逸話は
寺山修司だったはずだが、三島にも
そんな話があったのかね?
95 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:18:10 ID:cvOZBFmi0
宮崎
戦争や軍事に関する事っていうのは、
日本では真っ当な人はやらないことになってるんです。
ところが僕は、子供の時からずっと好きだったモンですから・・・
大っぴらに言えないんです。
大っぴらに言いますとですね、好戦的な人間だと思われるもんですから。
ですが、僕は政治的には再軍備も反対だったし
未だにPKOも反対な人間なんですけれど、
軍事的なことについて、一貫して興味を持っているんですね
96 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:19:26 ID:cvOZBFmi0
宮崎
映画よりも、むしろ子供の頃の漫画の影響の方が大きいですね。
福島鉄次の「砂漠の魔王」とか、手塚治虫の五十年代の漫画とか。
手塚さんは「鉄腕アトム」の人気が出てから、つまらなくなったと思うんです
97 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:22:45 ID:cvOZBFmi0
宮崎
だから僕が発言してるのは、手塚さんのアニメーションに関してだけです。
手塚さんの漫画を見るのは僕の子供時代においては大変な出来事でしたからね。
だから、それについてはね、その尊敬の念とか彼のやった役割については
全然疑問を持ちませんけども。
彼がアニメーションでやったことは間違いだと僕は思うんです
宮崎のロリコンは筋金入り。
99 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:26:09 ID:cvOZBFmi0
宮崎
子どものころのぼくは、いわゆる"いい子"でした。
自分の意思で生きているのではなく、何となく親の意見にそうようにしていた。
それが少年、青年と成長していくにしたがって、そんな"いい子"ではいけない、
自分の目で見、自分で立ち上がって生きていかなければと気づき、
それが高じて、子どもの本質的な純粋ささえもないがしろにしようとし、
しかも、受験という暗ヤミ状況もあって、恨みツラミの劇画を描いたんですね。
それが「白蛇伝」を見て、目からウロコが落ちたように、
子どものすなおな、大らかなものを描いていくべきだと思ったわけなんです。
100 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 14:34:45 ID:n4/F5P01O
あのおじさんは、あれでいい
101 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:00:11 ID:ZILsJgU5O
2001年の美術監督引き受けてたらどうなってたんだろ
102 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:04:18 ID:f4Ue+H+80
103 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:24:15 ID:Ww7oBaMi0
嫌いだけど才能のある人であったことは確かだから一応評価しますよ
ってことだろ。
つまり、「カメラ回ってなきゃボロクソ言う芸能人」みたいなもんで。
第三者がいたからこういう話ぶりになっただけ
104 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:24:44 ID:bBcrKZ+h0
>>31 技術屋の大塚としては色々言いたい事もあるんだろうが、
だから手塚アニメはダメとはいえないと思うが。
京アニ>>>ヤマトなのか今のアニヲタは?
105 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:32:19 ID:bBcrKZ+h0
>>55-56 >>24のコピペ元書いたの俺だが、詳しくは「アニメ作家としての手塚治虫」に
書いてあるから読め。宮崎・大塚の意見を鵜呑みにするより得るものは多いぞ。
106 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:34:17 ID:VAmBUfBi0
107 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:40:44 ID:4PULEMRS0
ガンダムの富野御大の手塚と宮崎の評価も面白いな。
まさにツンデレというか、素直に認めない攻撃的。
週刊 手塚治虫
4月17日(金) NHK衛星第2 22:00〜23:00
▽手塚漫画はガンダムの原点青騎士▽メトロポリス 富野由悠季
109 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 15:50:55 ID:pFHRxDeYO
完全に認めたらそれを超えることはないからな
110 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 16:01:39 ID:i1CxPsYL0
駿の新作はなにか明らかになってるの?
芥川と漱石の探偵ものを実写でやりたいとかいってたような
112 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 16:10:07 ID:sqzdDdwc0
押井みたいに実写の才能あるならまだしも宮崎に実写映画できるとはおもえんが。
手塚「常にトップでありたい」
宮崎「僕は僕。周りは関係ない」
富野「どうせ俺なんかさ・・・」
>押井みたいに実写の才能ある
>押井みたいに実写の才能ある
>押井みたいに実写の才能ある
>押井みたいに実写の才能ある
>押井みたいに実写の才能ある
115 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 16:44:54 ID:RTRlvjWe0
人間には、既視感を心地良いと不安だと思わせる感覚があるんじゃないかね?
だから、手塚のセル使い回しに引き込まれるわけだ。
苦肉の策だし邪道かもしれんが、あれだけ受け入れられたのは意外と潜在的に手塚はわかっていたからもしれん。
ディズニーアニメが滑らかで同じセルを使い回さない正統なものだけど、
逆に見づらく楽しめないんだよな。
宮崎アニメも、昔からある日本アニメと手塚アニメの手法を使ってるし・・
漫画に見られるような効果線とかね。
>>36 そういえば、そんなようなこと、ゲームコンテストの審査委員やってた時の堀井雄二も言ってたな。
斬新とか今までに無いとかそんなのいいから、ありがちでも遊んでて面白いモノを作れって。
宮崎「押井さんに実写の才能はりません。学園祭のフィルムの域をでていない。
そういう意味では庵野のほうがずっと才能がある」
118 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 18:31:07 ID:sqzdDdwc0
紅い眼鏡も見てない奴にいわれたくないわ。
119 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 18:37:43 ID:+TGWB2SX0
手塚のアニメとカルピス劇場ハイジマルコで幼児期を過ごし
ファーストガンダムごっこでちゃんばらをし
学校から帰るとルパンサード2の再放送を毎日見れて
コナンやホームズに萌えまくった子供時代をすごした自分は
本当に幸せな世代だってことだけは確か。
120 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 19:04:38 ID:RTRlvjWe0
最近の漫画でおすすめある?
数が多すぎて、とてもじゃないが把握しきれん。
宝島の「この漫画がすごい」に挙がってた作品は、
ほとんど自分には合わなさそうだった。
121 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 20:13:42 ID:TSsKCR6L0
>>120 最近は非正統派のマンガに興味あるな。
知識吸収用に作られたちょっと稚拙なものでも、そういう意味では面白い。
また明らかに非主流派でも、そういう展開があるのかと思って面白い。
もう分散し過ぎてるだろうから、ガイダンス的意見は出にくいのかもしれないね。
・手塚治虫
子供が自分のアニメ(W3)を見ないで
裏番組のウルトラQを見てるのを悔しがるが
それを無理矢理子供に見せようとした妻を叱り
「子供の見たいものを見せてやれ」とそのまま見させた
・宮崎駿
子供が裏番組のヤマトを見たくても
毎週無理矢理自分のアニメ(ハイジ)を見させた
123 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 20:59:22 ID:sqzdDdwc0
つまり駿=手塚の嫁?
当時、ゲゲゲの鬼太郎が流行ってた時に
俺もあんなのできると思ってドロロ書いたけど
今ひとつ売れなかったですねぇ
とか手塚先生はインタビュー受けると結構ぶっちゃける。
リップサービスかも知れんが
125 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 21:10:02 ID:5c4nao8P0
まあ、どんなやなヤツでも作品さえおもしろけりゃいいや。
2人ともすごいでいんじゃね?
>>3 柳原加奈子の若かりし姿か?
美人じゃないけど妙にそそるな
マア、そんな先達の葛藤が現在ドラゴンボール改という芸術を産み出したんだよね
手塚は神でしょどうみても
130 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:00:09 ID:yrqxR1Y20
>>122 幼少時の手塚眞が自分の漫画そっちのけで「ゲゲゲの鬼太郎」に夢中になっていた
のを見て、「なんであんな奴に負けるんだ、自分ならもっとすごいのが描ける」と
対抗意識丸出しで作ったのが「どろろ」だと言う。
131 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:08:26 ID:pBGFwAx90
普通に「どろろ」面白いと思うよ。
ただのパクリで終わらない所が手塚の凄いトコ。
132 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:11:24 ID:EeKQOnyc0
>>120 お前がどんな漫画が好きか解らんから解らん。
ゼロマンとか面白かったな
134 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:18:39 ID:RenYjuGS0
135 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:19:34 ID:u9Q55oFf0
今BSで放送中の週刊手塚のゲストが富野。
136 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:32:15 ID:RTRlvjWe0
>>135 実況はしないけど、えらく深い内容だな。
137 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:40:22 ID:MeapQpIU0
138 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 22:44:39 ID:4RZmqcz50
アメコミは基本的にコマがでかく、セリフが多い
パターンとしては紙芝居に近い。
日本のマンガは戦前から動きを魅せる志向が強かったが
手塚の映画や演劇的カット割りとコマの連続性の演出が
現在のマンガの基礎となっている。
崇めようが貶そうが、事実としての歴史は変わらない。
宮崎がどれほど嫉妬してもw
>>36 新しいことをやろうとする以前に、今日本のアニメでは原作なしのオリジナル作品自体ほとんどないな。
現在放送してる約60本のテレビアニメのうち、原作なしのオリジナル新作はわずか5本くらい
原作つきは、原作からの逸脱を許さないファンににらまれてガチガチに束縛され
オリジナリティを出す余地なんてほとんど残ってないように見える
たとえば、ごちゃごちゃした設定を延々と説明してるラノベを、説明セリフそのままアニメにしても
面白いはずがない。とはいえ、下手に変えれば変えたで整合性が保てないのでやっぱりつまらなくなる
ことが多い。
アニメにはアニメの間があるんだから、やはりオリジナルとして1から作るのがいいんだろうけど
この密度で毎回描いてたのか。
劇場用を毎度作ってるようなもんじゃん。
3コマとかの議論じゃねぇな。すげぇよ。
要するにアニメで喰っていくには手塚が目の上のたんこぶだったわけだ
庵野ってもう終わった人?
やっぱり一発家だったのかな
まぁエヴァだけでも十分凄いけど
143 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 23:04:53 ID:RTRlvjWe0
かつてはのアメリカでは、ロボットが人間のように意思を持つのを気味悪がった。
「ロボットは、意思を持ってはならない」という固定観念を変えたのが手塚治虫。
その後、AIやらアイロボットなどで生かされた。
途中までしか見なかったが、さっきやってた作品も深い意味を持つ内容だった。
とてもじゃないが、子供だけに独占させて良い物ではない。
ミヤザキのって、見終わった後に何んともいえない胸焼けが残る
>>142 脚本(というか脚本家)完全無視とか島編とかを見ると好き勝手やってるように見えるけど、
ナディアを製作している時にNHK-NHKエンタープライズ-東宝-タック-ガイナックスっていう
上位ラインからの指示がうっとおしかったから元請で一本!ってんでエヴァを作ったって考えると、
エヴァって一見フリーハンドの企画に見えて実は制約ガチガチのナディアの上で成り立ってんるじゃなかろうか?
庵野も富野と同じ様に制約がないと弾けないタイプなんだと思う。
まぁそれは庵野、富野に限らず全ての製品の創作者にいえる事だと思うけど…
だから、巨匠と呼ばれる様になり制約が少なくなると作品の評価に疑問が投げかけられる様になるんじゃないか?
庵野をねじ伏せられるプロデューサーがいない為に厳しい制約を与えられないというならもう庵野も過去の人だろうし、
そういうプロデューサーが現れるなら庵野はまだまだ弾けるんじゃないかなぁ、というか弾けて欲しい。
フリーハンドで傑作を生み出し続けられる人間は芸術家と呼ばれるべきであって、傑作と呼ばれる商業作品は芸術家の手からではなく
職人の手からでないと生まれない様な気がする。
>>143 I, Robot が向こうで刊行されたのってアトムより前でしょ
>>146 チャペックがR.U.R.を発表した時点、つまりロボットという単語が生まれた時点で既にロボットは人間に対して反乱を起こす存在だった。
そこでロボットが人間に従うべき存在にするためにアシモフが提唱して広めたのがロボット三原則
他にも最古のSFともいわれるフランケンシュタインでも、創造物は創造主に反抗している。
前提として反乱を起こすもの。というのが西欧のロボット観に対して、日本のロボット観はアニミズムが底辺にある様な気がするから
>>143は手塚治虫を過大評価している様な気がする。
調べてないけど、ヨコジュンあたりの研究成果を調べれば手塚以前にロボット(というか創造物)が独自の意思をもった例は出てきそう。
>>147 広義ではオズの魔法使いも含まれるかもね。
149 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/17(金) 23:54:05 ID:RTRlvjWe0
>>147 すまんね。
浅い知識で・・・
しかし、アトムに関しては、当初アメリカ人が気持ち悪がったってのは聞いたことがある。
150 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 00:05:18 ID:d557X32E0
お互い偉大だからこそ牽制してるんでしょ 死ぬまで巨匠はこのままだと思う
151 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 00:07:50 ID:Jil/IgSh0
現在のアニメ→ごまかしっこ競争
>>149 当初のアトムは国外で視聴される事を想定してなかったからね。
日本の文化の上に成立している物語や描写についてはNBCから相当クレームがついたらしい。
契約の文言に「米国の視聴者が理解できるものを納入する」とあるのだから何とかしろと
そしてクレームがつくようになってからは描写について配慮する様になったけれど、
「米国の視聴者は日本語を理解できないから契約違反だ」という理由で違約金という名目の吹き替えの経費まで
虫プロに請求してしまうNBCを虫プロは気持ち悪がっただろうw
153 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 00:10:16 ID:7/qXG7ZK0
ところでロボット=労補人って当て字は素晴らしすぎると思うんだ
カタログ=型録と同じくらいに
>>122 そんなことするから子供に刺されるんだよw
作中で
155 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 00:16:07 ID:yhb2TidI0
宮崎のアニメなんて表現力しか誉めるところがない
アニメオリジナルで面白いの10本もないな
手塚にとってテレビアニメは商売が8割
漫画でも商業誌では受けの良いヒューマニズム色の強いものになっていた。
しかし、火の鳥や映画などでは実験的な構成を試み
特に反ヒューマニズム的な視点からの試みに重点が置かれていた。
これからすれば、宮崎は所詮商売目線十割だろ
日テレの宣伝に環境対策PRなどうまく利用しているにすぎないw
158 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 00:50:27 ID:hVk0MH2S0
尊敬しないから、原作作れないんだよw
有り物をアニメにしてるだけじゃん駿夫なんて
ハイジだけ好き
夢のない宮崎アニメから救い出してあげたい
160 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 01:05:06 ID:Rd7DCHpN0
宮崎の半分くらいの才能の創作者や作品群が
3人程度出てくると、次世代に繋がると思うんだけど。
実際はどうなんだろう?
全部小粒に見えちゃって。
BJって神だよな
162 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 01:15:54 ID:v2wGdNK30
アニメは確かにオリジナルのが面白い。
時をかける少女より宇宙をかける少女のほうがあきらかに質が高いし
新しいことに挑戦してる。みてくれに騙されて拒否る人多そうな作品。
宮崎の表現の底はパンダコパンダとコナンだろ。
引き出しは一杯持ってても好きな引き出ししか開けない、そんな感じ。
手塚の全方向に向けた貪欲なパワー見ると、藤子もそうだが
昭和ヒトケタにはどう足掻いても敵わないよ。
>>160 鈴木と出会わなかったら今でも宮崎はカリオストロの時点で評価されていた
「いい作品は作れるがペイできない作家」
のままだったんじゃなかろうか?
テレビ局主導の作品が年間興行ランキングを独占してしまいがちな現状では
「売れている作品=良い作品」という風に誤解へと世論を誘導するのは簡単だけど
売れてないけど良い作品だといくら主張してみてもなかなか浸透していかないでしょ。
100万人から賞賛されれば次回作を作らせて貰えるけれど、100人が絶賛しても
マニアックな作品という評価が与えられそれでおしまい。
クリエーターが本当に作りたいものの枝葉は刈り込むけれど、幹はいじらない。
その上で作品をプロモーションして金に結びつけるというプロデューサーが現れない限りは
ジブリの一人勝ち状態は続くんじゃないだろうか?
ある部分ではプロデューサーは創作者よりも前に出る必要があるんだろうけど、
そういうプロデューサーって西崎以降出てきてない様に思えるし、出てくる気配もないしねぇ
ま、ウェルメイドの小品がそれなりの頻度で出てきていればいずれは…と期待するしかないかと
166 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 01:50:47 ID:qd0nqKlA0
>>164 トップをねらえ!を見て猛烈に感動した自分は、
見た目で判断しないようにはしているが、
これは・・・ムリかもしれないw
糞ワロタwwwwwwwww
パヤオも漫画かいてるなナウシカ
169 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 03:06:25 ID:F654kgsn0
手塚が漫画、宮崎がアニメなら
次に3Dアニメで誰が椅子を取るかだと思う。
ディズニーからピクサーへの分脈を見ても
注視するのは案外、手描きでは無いかも。
駿さんかっこいい
素晴らしい
週刊手塚の禿最高だったなw
手塚←パヤオ←アンノ
成就しない想い
>>171 最後は、青騎士をリメイクさせてくれと嘆願しているようにしか見えなかったw
174 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 14:00:38 ID:ZGeTIPW90
アニメ・漫画業界はいい加減手塚氏の呪縛から逃れるべき。
175 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 14:07:48 ID:Pg8R71opO
手塚と比較にすらならん奴がよく言うわ
世界観の広さが全然違う
手塚ワールドの広さに匹敵できるのは松本零士ぐらいじゃないか
糸井重里 :「手塚治虫さんがそうで、どんな若い作家が出たとしても、
例えば『がきデカ』が出た時期にも「これで対抗だ!」というように
ぜんぶ自分の作品を、当時のヒット作にぶつけたんですよ
手塚さんは、性格としては、「悪い奴」としか
言いようがないくらいのすごい勝負師で、
その時代時代のマンガをぜんぶ描いてますよね
(略)
文部省公認みたいにされているから、
手塚治虫さんという人は、かなり誤解されているけど、
ほんとうはキチガイですから。」
178 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 18:07:34 ID:oVUXyi++0
劇画の影響をハンパに入れてからの手塚の絵はダサくて
ちょっと気持ち悪いところがあるよね
ブラックジャックだってそれなりに人気でたけどその時代を
代表するような大ヒットじゃないし、当時の子供が熱心に
読むようなマンガでもなかった
179 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 18:12:46 ID:brJifbbT0
手塚に似てると言えば、阿久悠かな。
ヒットメーカーでありながら、
後世に残る作品を残した。
>>71 貸本初期の水木先生
高野よしてると父親から送って貰っていたアメコミの影響受けてる
火の鳥読むだけで彼が並みじゃない天才ってことはよくわかる。
あれだけでも一生かける価値があるのに、
どんだけ傑作を残してんだ。
生きてる間ずっと手と頭を動かし続けたんだろうな。
182 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 18:42:15 ID:/s+qOUwJ0
>>180 水木しげるは外国の短編怪奇小説の丸パクもやってるね。
権利は取ってると思たいがおそらく取ってない。
>>181 そのせいで結構若くして死んだんだろ
パヤオは長生きしてるじゃん
184 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 20:33:50 ID:3DouP7350
手塚治虫は、三島由紀夫がモデルと思われる作家が
主人公の中編『ばるぼら』(1973〜74、ビッグコミック連載)を描いており
三島を終生のライバルの一人として見なしていたとされる。
これに対して三島由紀夫は生前、手塚について
「劇画や漫画の作者がどんな思想を持とうと自由であるが、
啓蒙家や教育者や図式的諷刺家になったら、その時点でもうおしまいである。
かつて颯爽たる『鉄腕アトム』を創造した手塚治虫も、
『火の鳥』では日教組の御用漫画家になり果て…」(「劇画における若者論」)
と手塚を辛辣に批判した。
185 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 20:40:34 ID:vLymwYgr0
どっちも変態。
ただし筋金入りのロリである宮崎に対して、
手塚はありとあらゆる種類の性倒錯を描き続けたリビドーの化け物のような人。
業の深さは手塚の方が上と見た。
186 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 20:55:18 ID:3DouP7350
三島由紀夫は水木しげるについても
「…『宇宙虫』ですばらしいニヒリズムを見せた水木しげるも
『ガロ』の『こどもの国』や『武蔵』連作では、
見るもむざんな政治主義に堕している」と辛辣な評を残す
>>185 MWの膣弛緩剤を使った性犯罪はすごいな。
今映画化してるんだっけ。ここ映像化すんのかな?
>>187 膣弛緩剤ってww
おまえもう一回原作読み返せよ。
189 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 21:16:55 ID:hC0Sgk150
>>186 >「…『宇宙虫』ですばらしい
それどんな話なの?
190 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 21:17:17 ID:xUYq/+Lg0
手塚は創造神だが、「国民作家」宮崎は広告代理店が作った虚像。
そんな大げさなこと言わなくても漫画かいてりゃいいのにバカだなあ
ちょっと世間でちやほやされるとすぐに大物気取りなんだから
いい歳していやだな
手塚と三島は比較にならないよ。
漫画家ごときがこうも思い上がるかな。
193 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/18(土) 21:34:35 ID:j7FO664+O
創作活動をしている人だったら崇拝しないという気持ちは
理解出来るんじゃないかな。
すごい作品に出会っても
「くそ!やられた。
う〜ん、そうくるか〜。
なんで自分には思いつかなかったんだろう、
くっそ〜、悔しいな〜。」
と思わない人は一人前にはなれないと思う。
どうやっても超えられない壁だからしょうがない
手塚さんの初期のSF三部作を病床で読んだ事がある。
幼年期に火の鳥も読んだ。多分、手塚的悲観主義とやら
が私の記憶の奥底に染みてると思う。
>>195 おいらは思春期にママンの蔵書MWを読んで
性のベクトルが少しずれた
子供のころの手塚は24時間テレビや新アトムで超絶にダサかったから
どうも印象の悪さが抜けない
198 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 01:02:23 ID:Zk7FJnTy0
>>197 TVは相当薄めてるよ
原作のアトムの初期は結構エグイ話が多い
>>193 子供の頃夢中になったクリエーターをも
リスペクトの対象ではなく、
いちライバルとして見るというのは
ある意味すごいかも。
200 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 01:15:31 ID:tZnZv4qQO
昨日の読売に立川談志も新寶島を読んで衝撃を受けたと書いた記事があった
そんなに凄いの?
>新寶島を読んで衝撃を受けたと
そりゃ当時は凄かったよ。
期待を膨らませて今、読んだらガッカリするだろうけどね。
ちなみに談志は有名な手塚ファン。
202 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 11:17:39 ID:ow92SXlW0
岡本太郎もピカソを物凄く意識していた。
神棚に祭り上げちゃダメだ。
神棚から引き摺り下ろし、堂々と挑まなければならないのだ
と言ってた。
203 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 11:26:21 ID:9Xqk1zGz0
自分は手塚漫画では火の鳥シリーズが好きだな。
ブラックジャックは印象に残ってない。
火の玉は名作
>火の玉は名作
ファイアボールか、確かにドロッセルお嬢様とゲデヒトニスの掛け合いは最高だな。
206 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 17:48:14 ID:JUXgmEGK0
遅ればせながら、今やっと漫画版ナウシカ読んでるのだが
これ物凄い変態マンガだね。
宇宙戦艦ヤマトを息子が見るのを禁じたと伝えられてるが、その理由がとても良くわかる。
ヤマトの戦い方では絶対に許せないのだろう。
しかしヤマトを作った者達よりも、もっとずっと徹底的に軍国少年だよ。宮崎は。
ナウシカ読めばそれがよく分かる。超変態だ。
最近のハヤオ作品は金をつぎこんだのが凄いの?くらいの印象しかないや
手塚さんや諸星さんみたいなスケール感は感じないなぁ…
208 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 18:07:59 ID:Akdaw+j00
手塚先生と言えばやはりブラックジャック
漫画単行本を子供の頃に読んだのは忘れられないな。
アニメの音楽も好きなものが多い。
CD手塚治虫の世界を持っている。
独特の画風が子供の頃から好きで異世界へ連れて行ってくれる。
ディズニーやトムジェリーの音楽の良さやも好きだけれど、
手塚ワールドの音楽もすごく好き。
手塚先生は独特の性や生に対する込められたメッセージの深さを感じる。
宮崎監督とはまったく別の世界として受け止めています。
宮崎監督は台詞に込められた思いを強く感じますね。
何度も観てしまいます。
>>206 4巻あたりの戦闘はすごいな。
戦争を描くならここまでやれって言ってたことを体現して見せた。
七人の侍の戦法へのオマージュもあるかもね。
210 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 22:17:55 ID:sKXZZaiv0
ブラックジャックの実写化がうまくいかないのは、
あまりにも真面目に作りすぎてるから。
原作は、結構おふざけしてる。
本木のBJは、ピノコが二人いて少しは考えられていたけどね。
(って、Drスランプのがっちゃんか?)
手塚の下で働いた奴は誰一人として手塚を尊敬してるとは言わない
212 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/19(日) 22:25:39 ID:ZmiBC3In0
小学校高学年のときに、どろろを読んだ。もう初版から20年も経っていた
古本だったけど、衝撃的だったな。人間の業と欲が。
今大人になって思うと、醍醐景光(百鬼丸の父)の前日談が知りたいね。
どんなひどい目にあって、あそこまで権力を欲したのか、或いは、子供と
自分の魂を売ってまでどんな理想の国を作りたかったのか知りたい
富野は天才じゃなくて鬼才だな。
変態なのは皆一緒だけど。
Zの1作目だっけ、作監が「ここまで人権を蹂躙されるとは思わなかった」とブログなんかで書いてたのは<トミノ
御大に何を期待してたんだwとも思うんだが
>>178 姉と一緒になって真剣に読んでましたがなにか?
自分が揃えたBJや手塚マンガはその後、甥の本棚に並びましたがなにか?
178が大して興味無かったからって当時の代表者面して語らないで欲しいわ
パヤオってオモロイイカレタオヤジだな。
富士山が噴火しないと僕の仮説は証明されないとか
言ってるしw
>>2 手塚がそういうものを押し出そうとしてなかったのは、テレビ探偵団って番組に出た時、
ジャングル大帝を評して三宅祐司が家族や仲間との繋がり(動物だけどヒューマニズム的
なもの)や自然の大切さみたいなものを描いたんですよねみたいなことを手塚に言ったら、
手塚はあっさりと「いや、そんなんじゃないよ。ロマンのある物語を描きたかっただけ」と
答えたことがあって、あっさり否定してた。結果として、また商業的にもヒューマニズム的なものを
表現したり使ったりしたかもしれないから当たってるかもしれないねと思うけど、こいつには
言われたくないよなって感じする。
218 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 01:34:39 ID:yjjkzSj4O
>「しかし、僕は手塚さんがひどいアニメーションを作ったことに、ホッとしたのかもしれません。これで太刀打ちできると」
富野VS宮崎
>漫画家を志した宮崎さんがアニメーターに転じたのは、絵がどうしても手塚治虫の亜流に見えてしまうからだったという
あんたの作品は漫画版の風の谷のナウシカのほうがいいように、漫画のがあってるよ。
ラピュタ、トトロ、もののけ姫、千と千尋の神隠しが限界だったね。
NHKで夢を語ってたが、実写で夏目漱石が探偵ってのをやりたいならw、オールウェイズ三丁目の夕日の山崎貴に任せればVFXで出来んじゃないか。
そのかわり風の谷のナウシカ実写版やらせなきゃならないけどw、これまたNHKで語ってたしw
>>217 手塚さんのアニメ作品にはロマンがないもんな
いったいどういう感覚なんだか
220 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 05:26:32 ID:6mDWg6Tr0
ブラックジャックを少し読み直してみたが、締め切り間近で適当に作ってそうな話も結構あるね。
短編だしそれで構わない面もあるし、またそのように見えても全体としては高レベルの出来ではあるのだが。
漫画版ナウシカをやっと読んでみたが、これしつこいね。
怒涛のナウシカ理想攻撃。
7巻の前半が軍事的(でありながら平和的という念の入れよう)最強ナウシカの理想像、
そして後半が精神世界や思想的最強ナウシカといった理想像で押し捲ってくる。
余りにも緻密な最強理想像の連続に思えて、頭クラクラしちゃったよ。
戦争に参加してるのに反戦平和的で、武功を上げながら人々の命を大いに助け
人々に行く先々で気味悪いほど崇拝されてといった
「本当にこれでいいんですか?悪くはないだろうし、最高だとは思うけどね」と言いたくなるような
連続攻撃であった。ナウシカ母性もちょっとしつこいな。そこが良いのかもしれないけど。
まあ漫画だし、それでいいんだろうけどね。
以上の漫画読書体験を踏まえてよく分かった事は、全ての「物語」は、ヒューマニズム的であるなしなど以前に、
どのように作ろうとも大概極めて都合良くできているものなんだなぁと思った次第である。
物語の力は偉大だとも思うが、しかし現実把握に物語で把握する要素を多く入れると危険でもあるなぁ
などとも思いますた。
221 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 05:46:12 ID:p7MQRbFE0
パヤオは漫画家じゃないしなあ。
>>222 ナウシカは人に読ませるようにできてないマンガだ。
やっぱアニメ向きの作家だこの人。
今こういうことを語るのはいいけど、手塚の死後に言ってたのはかなり大人気なかった
225 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 07:55:11 ID:xXc2JJ8h0
>>217 手塚の場合、あまり押しつけ的なヒューマニズムを表現しなかったからね。
むしろ、読者それぞれに判断してもらおうって態度。
商業主義に走ったみたいに言われたけど、
読者が望むモノを提供したわけだし・・・
その中でも秀逸なものが多数あったわけだし・・
スポーツだけは最後まで理解できなかったけど、
それ以外なら結構今の漫画界でも一線でやっていたかもね。
漫画界って、過去の栄光じゃ食っていけない世界だからな。
いや、印税やキャラ使用料で食っていけるんだろうが、
手塚は最後まで一線で戦ったしな。
226 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 07:58:25 ID:6m5vjkykO
私には宮崎作品の面白さがまったく理解できません
227 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:11:44 ID:xXc2JJ8h0
>>226 > 私には宮崎作品の面白さがまったく理解できません
ラピュタまでは良かったけど、後は・・・
(こんなこと書くと、オヤジ扱いされるんだろうな)
ぽにょは結局失敗したの?
>>223 読者の望むものはアニメでは失敗してたな
230 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:22:54 ID:sw27iXU2O
この歳で腹の底から笑えるコメディーとか作ったら尊敬する
手塚の作品には漫画的なズルが多い
劇画的リアリティにかけるんだよな
232 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:25:26 ID:xXc2JJ8h0
>>230 手塚は、シリアスな作品でも所々にギャグを入れてたからな。
爆笑はなかったけど、「ニヤリ」は多かった。
233 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:26:18 ID:xXc2JJ8h0
234 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:35:34 ID:+WSUgnJEO
NHKで晩年にやった、ブリング?だかはひどかった
235 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:42:40 ID:59n1rZvHO
ポニョって相当哲学的。
236 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 08:42:48 ID:ZGflfGt2O
>>228 お金になったから、成功なんじゃない?
少なくとも、ケドよりは成功なんじゃない?
237 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 09:51:22 ID:RgntwytBO
ポニョは歌の効果が大きいな
238 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/20(月) 09:58:28 ID:p7MQRbFE0
歌より始球式のが大きいだろ
239 :
名無しさん@恐縮です:
おむかえでごんす