【映画】宮崎駿さんの手塚体験 「原点だから崇拝しない」★2
>>348 小学生か幼稚園の頃かな…
水木しげるの妖怪図鑑みたいなものを読んだことがあるんだけど、
デフォルメされた簡単なキャラだけじゃなくリアルな絵も描いてたよーな…がしゃどくろとかかなり怖かったもん
あと、背景がやたら上手かった気がする
俺がいう事じゃないが手塚先生を叩くのはスレ違いだ。
宮崎の言行不一致のが問題だろうw
ゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷を宝塚の遊園地でやったら
「ぼくの地元で、なにやってるんですか!」って怒られた
水木さんw
手塚治虫や石ノ森などの時代の漫画家の作品や自伝読んでると、戦争経験ってのはある意味で最大の財産だったのかもしれない。
それがなかったら理不尽への怒りも命の尊さも描ききれなかったかもしれない。
楳図と諸星はタイプは違うが、他には居ない独自性と普遍性を持ってる
星野とか手塚とかはやっぱSFの外的側面を担ってるから
どうしても時代の流れに風化する
大友もそうなんだけど、画力がやっぱ抜けてるからな
まあ、あれだけ連載を休載しまくればあのクオリティは保てるだろうけど…
努力で何とかなるレベルだと思う
まあ知ってるように浦沢とかあいつら系は全部大友の劣化版
楳図と諸星はとにかく努力じゃなんとかならないところに居るから
手塚も一目置いたんだろう
SF的なもの、外面に振り回されない
内面とか歴史的な普遍性に求めてSFらしきものを描けるから寿命は長い
不思議な事に両者ともホラー漫画に行き着いた
まあ一番金が稼げるからかな
957 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 17:25:25 ID:tm9tkhRK0
これはいいツンデレ
>>955 それはとても面白い視点だね。確かに、戦争経験者のいろんな意味での
タフさは実感することが多い。普通、苦労したからくたびれてるだろうと
思うのに、元気な70代の多いこと、多いこと。
で、68歳のパヤオは、ギリギリのギリギリで戦争の記憶がある、と。
別に戦争があってほしいとは思わないが、パヤオ以後が彼らのエネルギーを
発揮するのは相当の努力がいるだろうね。
>>947 そういうコントロールされる側(宮崎流に言えば愚かな大衆へ向けて)
娯楽作を作ってるのが手塚や宮崎駿のダークな側面なんだけどね
利害だけで結びつく商業主義に迎合したという事
960 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 17:32:47 ID:ivXurGyr0
>>956 大友は画力はあるが
大友の作品って内容薄くない?
なんか画力と世界観の勢いだけで話が進んでいく感じ
961 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 17:39:07 ID:kTlq7WWZ0
来るべき世界なんか読んでいると凄いなと思う
昔の漫画だから子供が新聞記者とか変だけど
まんが道によると本来1000ページあったのを400ページにしたとか
>>960 あくまでも作家性が薄いからな
宮崎駿も大友も模倣する人が多いし
視覚的に影響を与えてる部分が多い
いわゆる万人ウケしそうなデフォルメ化、
視覚化に成功した人という事だな
そしてその万人化を目指す人がほとんどで、
真似をするってことは、自分を捨てる、才能を吸い取られるってことで、
まあ、それまでの才能しか無いと言ってしまえばそれまでだけど
それで独自性は育たないからね
963 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 17:44:55 ID:7SdrE8Lx0
>>956 >まあ、あれだけ連載を休載しまくればあのクオリティは保てるだろうけど…
>努力で何とかなるレベルだと思う
そこ実は違うと思うぞ。
対象についての「認識」の部分と、カメラワーク的な「判断」の要素が入ってくるので
時間と手間をかければ到達するというものではない。
大友風をやって大友のレベルに至らないのは、手間ひま的問題以前にそれがあるため。
>>960 物語が作れないというような側面については、最早真実に近いだろうね。
当人もストーリーや訴えたい事よりも、精緻な演出による決まりきった話に基づく作品を好むみたいな事を
言ってたと思うし。
画力が不必要な意味や物語を削ぎ落としてしまうほど凄かったので
そういう兼ね合いからの、「必然」的帰結なのかもしれないけどね。
かつては敢えて「物語」を描かないのだと思われてた時期もあったのだが
スチームボーイの失敗などを見ても分かるように、物語を描かないのではなくて描けないのではないかと思える。
あと10年もたてば手塚は古典になれずに過去の人として忘れ去られそうだな。
と言うかもう現時点ですでに若い人が手塚作品に傾倒するって事がなさそうだが。
やはり締め切りに追われて書き散らしたものって完成度が低いよね。
>>963 正直俺は映画方面の仕事してた事があるしリアルタイムで体験してる
わけでも無いので、いまいち凄さが分からない
画力は凄いと思うが、宮崎駿も漫画としての動きのレベルは低いよね
そこらへんはやっぱ手塚漫画が凄い
漫画の動きとしての自力で作り出してるアニメーション的な
躍動感のある画の連続性というのが、パラパラ漫画みたいな発想で
やっえるから整合性が取れてるのかな
今なら3DCGとかで簡単に生み出される世界もあるし、
そういうもので作り出される方が容易い
ガンツとか、ああいう方向になるよな
中学のころ、メビウスの時の支配者っていうアニメの試写会に行ったら、
待てど暮らせど一向に上映がはじまらず、
そこに飛び込んできたのが手塚さん自身で、
今自分の手で空港からフィルムを運んで来ましたとのこと。
内容は字幕がなくてさっぱりだったけど、
小さな会場だったので手塚さんを間近に見られて貴重な体験だったよ。
967 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 18:20:36 ID:SDBMCVXX0
阿久悠は、「歌が上手いだけの人よりも、歌が下手でも感動を与えられる歌手を育てたい」って言ってた。
手塚は話の内容だけでなく画の上手さでも競ってたけど、
読者としては別に手塚が劣等感を抱こうが何だろうが手塚作品に感動をもらってたんだけどね。
特に、CGでリアルなアニメが可能になった今は、
特に綺麗なだけの画じゃなくて感動できる作品が望まれているわけだ。
>>965 それって映画目線だから、動きの方が捉えやすいってだけじゃないかな
絵描き目線だと、大友や駿の絵ってのは時間や努力でなんとかなるもんじゃない
勿論、手塚の線も
カミソリ感覚 手塚治虫
大友さんを激賞する人の多くは、センスの新しさ、SF感覚、迫真力と
仕掛けなどについてである。僕は同業者の立場から、絵柄についてホメる。
内容については、新しい時代感覚は若い人なら誰でも持っているから、
そのセンスがいつ枯渇するかは年月をまたなければならない。評価は
その時にこそ決めるべきである。
970 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 18:28:47 ID:SDBMCVXX0
>>969 手塚のSFは野暮ったいけど、
だからこそ人間味があって楽しめるんだよね。
何も、大友に対抗意識を持つ必要はなかったわけで・・
しかし絵のタッチについてはオリジナリティに溢れていれば、それは
生涯の宝物である。大友さんはその宝物を両手いっぱいに持っている。
どんなに他人が上手に真似ようとそれはまがいものであって価値はない。
大友さんは世にもすてきな本物の宝物をぼくらに見せびらかす。ぼくらは
驚嘆し、羨望し、憧憬してかなわないと思う。特にぼくはデッサンの基礎を
やっていないから、こんな絵を見せられてはたまらない。一も二もなく降参するのだ。
ユリイカ 総特集大友克洋
972 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 18:43:38 ID:SDBMCVXX0
手塚は劇画調の四角い線が描けなくて悶々としてたが、
劇画に走った漫画家の多くがその理由を「手塚のような丸い線が描けないから」って言ってた。
>>972 手塚の魅力はあの色気のある曲線だよ。
劇画調の細かく描き込んだ絵は練習すればそれなりに描けるようになるけど、
シンプルで色気のある線は中々マネできない。
974 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 18:49:26 ID:3FrQPux40
火の鳥、もっともっと見たかった
975 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 18:56:24 ID:SDBMCVXX0
神様だったのに、本人にその自覚がなくて下界で悪態をついて迷惑をかけまくった子供。
しかし、幸せをもたらしてくれた唯一無二の存在。
976 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:02:41 ID:M3Ur93jCO
>>916 留美子は十分評価されてるよ
萌えとかオタとか関係ない
今の萌え系漫画つまらないから蔑視されてるだけだ
977 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:02:53 ID:+yoD2I760
だいたい、手塚の漫画をリアルでよんで衝撃を受けた世代なんて
今の60歳から上でしょ。その影響を受けた世代が祭り上げているだけであって
その世代が死に耐えたら漫画の神様=手塚という名だけが残って
漫画そのものは古典になって一部のマニアだけに好まれて忘れられていく存在だよ。
80年代でさえ過去の人扱いで
当時の子供でさえ手塚漫画なんて古臭い絵で退屈そのものだったよ。
>>932 その話、少し違う
楳図が直接手塚に漫画見せに行って感想貰ってるし
ぱくられた事に関しては驚いているが怒ってはいない
手塚治虫が晩年、出版社業界や担当に付けられてたあだ名は
手塚遅虫(おそむし)
とにかく原稿あげてもらう為に講演での移動中の新幹線でも原稿描いてた
>>977 そうかな?俺のリアルタイムはブラックジャックだったけど、影響受けたな。
漫画は映画や小説と一緒で、名作はいつの時代の人にも読まれてきたと思うよ。
若い人でも火の鳥がバイブルと言う人は多い。
ミスチル桜井もブッダにハマってたな。
アトムをモチーフにした曲まで作ってるし。
>>978 記憶があやふやなので間違っているかもしれないが、
背景の木の描き方を真似されたとかいう話だった気がする。
>>977 >だいたい、手塚の漫画をリアルでよんで衝撃を受けた世代なんて
>今の60歳から上でしょ。
おまいが四則計算ができないということはよくわかった。
984 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:31:52 ID:qB4Eoizj0
>ミスチル桜井もブッダにハマってたな
いや…桜井の場合のこれはなんかちょっと違うような…
>>984 なぜに?リアルタイムで連載読んでないから?
986 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:39:56 ID:21jRcSB70
宮崎駿『手塚治虫に「神の手」をみた時、ぼくは彼と訣別した』より
これは先輩から聞いた話ですが、「西遊記」の製作に
手塚さんが参加していたときに、挿入するエピソードとして、
孫悟空の恋人の猿が帰ってみると死んでいた、という話を主張したという。
けれどなぜその猿が死ななくてはならないかという理由は、ないんです。
ひと言「そのほうが感動するからだ」と手塚さんが言ったことを
伝聞で知ったときに、もうこれで手塚治虫にはお別れができると、はっきり思いました。
ぼくの手塚治虫論は、そこまでで終わりです。
そのあと、アニメーションに対して
彼がやったことは何も評価できない。虫プロの仕事も、ぼくは好きじゃない。
好きじゃないだけでなくおかしいと思います。
いちいちそれを言葉に挙げていうのはしんどいから
言いませんが、「展覧会の絵」(66.11)も、何だこの映画と思ってみていた。
「クレオパトラ」(70.9)も、ラストで「ローマよ帰れ」
と言うあたりに、嫌味を感じました。
それまでさんざん濡れ場ばかり一所懸命やっていて、
何が最後に「ローマよ帰れ」だと思って、
その辺に手塚さんの虚栄心の破綻を感じたんです。
ぼくは手塚さんと訣別して創価と結ばれたんです。
ブラックジャックと火の鳥と三つ目が通るがベスト3
989 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:44:05 ID:21jRcSB70
宮崎駿『手塚治虫に「神の手」をみた時、ぼくは彼と訣別した』より
全体論としての手塚治虫をぼくは”ストーリーまんがを始めて、
今日自分たちが仕事をやる上での流れを作った人”
としてきちんと評価しているつもりです。
だから、公的な場所では「手塚治虫」と彼のことを書いていました。
ライバルではなく先達ですから。「伊藤博文」と書くのと同じで
過去の歴史として書いたとにかく、そういう評価は間違ってないつもりです。
だけどアニメーションに関してはこれだけはぼくが言う権利と幾ばく
かの義務があると思うので言いますが
これまで手塚さんが喋ってきたことというのは、みんな間違いです。
なぜ、そういう不幸なことがおこったかと言えば、
手塚さんの初期のまんがをみればわかるように、
彼の出発がディズニーだったからだと思います。
日本には彼の教師となる人はいなかった。
初期のものなどほとんど全くの模写なんです。
そこに彼は独自のストーリー性を持ち込んだ。
持ち込んだけれど、世界そのものはディズニーに
ものすごく影響されたまま作られ続けた。
結局、おじいさんを超えることはできないという劣等感が
彼の中にずっと残っていたんだと思います。
だから、「ファンタジア」を超えなきゃいけないとか
「ピノキオ」を超えなきゃいけないとか、
そういう強迫観念からずっと逃れられなかったとしか
思えない−ぼくなりに解釈すれば。
990 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:45:25 ID:nVTvpUDGO
まんまブーメランでパヤオにも当てはまるだろ
映像化作品は全部漫画版ナウシカの派生型
しかも安易な相対論に彩られたヒューマニズムときてる
何期かかってもいいから漫画版ナウシカやれよ
991 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:47:44 ID:21jRcSB70
一時彼が「これからはリミテッドのアニメーションだ。三コマがいい
三コマがいい」とさかんに言っていましたが、リミテッドアニメーショ
ンは三コマという意味ではないですし、その後、言を翻して「やっぱり
フルアニメーションだ」とあちこちで喋るに至って、フルアニメーショ
ンの意味を知らずに言っているんだと思ってみていました。同じように
ローストスコープをあわてて買いこんだときにも、もうぼくらは失笑しただけです。
自分が義太夫を習っているからと、店子を集めてムリやり聴かせる長
屋の大家の落語がありますけど、手塚さんのアニメーションはそれと同
じものでした。
キューブリックからの手紙が嘘かホントか
もう誰にもわからないことだけど、
2001にはどんな形でもいいから参加して欲しかった。
キューブリックはやっぱ火の鳥を読んだんだろうな。
火の鳥を映画化してくれたら。。。
ロリコンぱやおもpixarにマンセーされて
ニコニコウハウハしてんじゃねえかよ
ジブリでpixar展までやっちゃってよ
>>990 「安易な相対論に彩られたヒューマニズム」
言ってることが自分でわかってるなら、もう少し詳しく書いてみ?
995 :
名無しさん@恐縮です:2009/04/16(木) 19:57:09 ID:nVTvpUDGO
>>994 もう少しうまい誘い方ができたら答えてやるよ
2chははじめてかい?
>>992 手紙が残ってるのは本当(ただし封筒のみ)。雑誌の手塚特集に写真が載ったこともあり、手塚のホラ話では無い。
あとキューブリックが見たのはアニメのアトムね。
80年代は「アドルフに告ぐ」などの青年向け漫画が一定の評価を得て、
かつてのファンの掘り起こしだけでなく、
歴史好きな新しい若いファンも開拓してたんじゃないかな。
漫画単行本の文庫化や愛蔵版化に
この頃から学校や公共の図書館などに漫画が置かれるようになって、
手塚作品がまず選ばれることも多く、漫画好きな子供が争って読んでもいた。
雑誌連載だけで見たら少年向けでは終わった人だったけど
裾野はそれなりに広がっていた気がする。
リアル手塚世代は団塊含んで数が多いんだけど、
その子世代あたりもわりと手塚作品を目にする機会が多かったよ。
>>996 アストロボーイを見てたのはもちろん有名だけど、それだけで美術監督に招くかね?
手紙もやりとりがあったのは間違いないが、
その内容が手塚さんの証言通りだったのか。
まぁ両巨匠の競演を見損なって残念なだけ。
>>1000なら手塚が隠れて書いていた火の鳥完結編のネームが発見される
手塚がパクっても人間臭さですまされるのか
1001 :
1001:
∧_∧ 書き込もうと思ったら、
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