【野球】巨人が独走だとプロ野球が盛り上がらない!? 最初から3位狙いの消極的な戦い方をするチームも問題

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1現地妻φ ★
“巨人”早くも独走の気配でプロ野球の危機
ハラハラドキドキのWBCの感動、盛り上がりいまいずこ

●巨人ファンも拍子抜け

「そりゃ、ひいきのチームですからね。勝つに越したことはないんですが、こうもスイスイと
行っちゃうようだと、ワクワク感が薄れるというか、優勝のありがたみというのがね。
ぜいたくで申し訳ないけど他球団の奮起も促したいという、なんかこう、非常に複雑な
心境ではありますね」

 巨人ファンで知られる漫画家のコジロー氏ですら、こうである。

 開幕9試合を終えて、セのペナントレースは案の定、巨人が首位に立った。

 広島との開幕カードこそ2敗1分けとすっ転んだが、振り返ってみればそれもハンディに
すらならない。5連勝で息を吹き返し、チーム防御率は12球団唯一の2点台となる2.79。
チーム打率.289、49得点、28失点はいずれもリーグトップというスタートに、

「正捕手の阿部が右ひざ打撲で欠場したと思ったら、代役の鶴岡が3本塁打でその穴を
埋めて余りある活躍。李スンヨプや新外国人のアルフォンゾが苦労していても、
二軍にはバーンサイド、ゴンザレスという他球団に行けばローテーションに入れる
先発助っ人投手が2人もいる。アクシデントや不振が逆に戦力の厚みを実感させる
わけです。せっかくWBC効果で盛り上がる野球界が巨人の独走で沈んでしまわないか。
心配はありますよね」

 と、コジロー氏は複雑なのである。

 かつては長く「1強5弱」の時代が続いたこともあったが、他球団は巨人に対して包囲網を
敷き、優先的にエースをぶつけるなどして、盟主の鼻を明かしてやろうと目の色を変えた。
巨人戦の中継は唯一の全国放送で、選手も名前を売るために必死になった。

●戦力豊富もスキありだが…

 だが、巨人人気の下降とともに地上波のナイター中継はほとんどなくなり、クライマックス
シリーズ(CS)ができて、ハナから3位狙いという消極的な戦い方をするチームもある。

(>>2以降へ)

日刊ゲンダイ 2009年4月14日
#現地妻が直接チェック