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生理中の主婦の口を犯した変態ゴキロウはいらない:
まだ1軍2軍を行ったり来たりしていた頃,登録名「SUZUKI」の頃の話だ。
鈴木は当時まだ近鉄で投げていた野茂からホームランを打った。
大投手からHRを打った。感動に酔いしれグランドを走る無名時代の鈴木。しかし・・・。
しかし鈴木はその日のうちに再び2軍に落とされてしまうのだった。HRなのに・・・。野茂からHRを打ったのに・・・。
その夜,鈴木は公衆電話から母校の恩師に電話をかけた。なぜ報われない?とても納得できない降格!
恩師にも慰めてやれる言葉が思い浮かばないでいた。ただ今日の鈴木の活躍を褒め称えていた。
やがて受話器から鈴木のむせび泣く声が伝わってきた・・・。 会話もなくただ泣きじゃくる声だけをそれから
延々と深夜まで聞かされるハメになったのだった・・・。 電話BOXにしゃがみ込み丸まって鼻水たらしながらボロボロ
に泣きじゃくる鈴木の姿を見かけた者もいたと言う。
きっとこの頃からすでに現在のひねくれたゴキの性格が形作られていったのだと思う。