神戸市内の少年サッカークラブで、三十代の男性コーチが選手にわいせつな行為を
繰り返していた疑いがあることが六日、クラブ関係者らの取材で分かった。
被害を受けた少年は複数に上るとみられ、男性コーチは問題発覚後に解任された。
兵庫県警もこうした事情を把握しており、児童福祉法違反や強制わいせつ容疑を視野に捜査を始めた。
クラブ関係者によると、選手の高校生の様子を不審に思った保護者がクラブに相談するなどして発覚。
捜査関係者らによると、選手がコーチ宅に宿泊した際に体を触られた、などと被害を訴えているという。
複数の少年が被害に遭っているとみられている。
男性コーチは問題発覚後、不適切な行為を認めたため同クラブに解任された。
県警は選手やクラブ関係者らからも話を聴き、被害の裏付けを進めている。
同クラブは中高生らが所属。神戸市内を中心に活動し、全国規模の大会に出場した実績を持っている。
問題のコーチは二〇〇五年から指導に当たっていたという。
クラブ代表は「子どもたちや保護者に心配をかけて申し訳ない。
これからは子どもの心のケアを最優先したい」としている。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001801741.shtml