女子サッカーなでしこリーグ1部、岡山湯郷ベルの激励会が2日、本拠地の美作市内で
開かれ、間近に迫った2009年のリーグ開幕を前に選手らが健闘を誓った。
同市や岡山県サッカー協会、サポーター、スポンサー関係者ら約120人が参加。
宮本俊朗市長が「ひたむきなプレーは多くの人に元気を与える。今後も地域の宝として
支援を」とあいさつし、ベルを運営する「岡山湯郷Belleクラブ」の森本和三会長が、
米チームに移籍した宮間あや選手の近況を報告。黒田和則ゼネラルマネジャーが
「地域に支えられて9年目。今後もさらなる声援を」と呼び掛けた。
新加入選手の紹介の後、本田美登里監督が「新人選手が明るくパワフルな力を
運んできた。現有戦力とともに、3位以内を目指して頑張る」と決意表明。選手全員が
登壇し、福元美穂主将が「一戦一戦最後まであきらめずに頑張りたい」と力強く述べた。
昨季5位だった湯郷ベルは、12日午後1時から美作ラグビーサッカー場で、東京電力
(同6位)との開幕戦に臨む。
■理事にあさのあつこさん NPO法人設立会見 体制を発表
チームの新運営母体、NPO法人「岡山湯郷Belleクラブ」は2日、美作市内で設立会見を
行い、会長には森本和三・同市体協会長が就き、理事(10人)に作家あさのあつこさん
(同市在住)を迎える体制を発表した。
メーンスポンサーが3月末で撤退し、資金繰りが厳しさを増す中、NPO法人化で会員増や
スポンサー開拓を進め、運営基盤を強化するのが狙い。任意団体「美作スポーツ&
レジャークラブ」から運営を引き継いだ。
サッカーを通じた地域貢献事業も充実させる方針で、同市を中心に行ってきたサッカー教室を
県内全域に広げる。森本会長は「不況の波がチーム運営を圧迫しているが、広く地域に
支えられるよう努力したい」と話した。
なでしこリーグ1部(8チーム)ではINAC(兵庫)が運営母体をNPO法人化している。
山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/soccer/bell/2009/2009/04/03/20090403103755.html