東南アジアとインドの話題作6本を一挙上映する「国際交流基金 アジア映画ベストセレクション」が14・15日、
東京・赤坂のドイツ文化会館OAGホールで開かれる。
日本初公開の2本はどちらもインドネシア映画。「虹の兵士たち」は廃校寸前の島の小学校の子供たちを描いた昨年のヒット作。
「ナガ・ボナール将軍2」は、オランダからの独立戦争で一躍英雄となったチンピラ男の後日談。
隠居した英雄とビジネスマンの息子の確執を描く。インドネシア映画祭で作品賞など6冠に輝いた。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭、東京国際映画祭、東京フィルメックスで好評を集めた作品も。
「オーム・シャンティ・オーム」はインドのスーパースター、シャー・ルク・カーン主演作。ボリウッドの人気スターも
大挙出演する。フィリピンの「マキシモは花ざかり」は乙女の心を持つスラム街の男の子のドラマ。マレーシアの「細い目」は、
人気監督ヤスミン・アハマドが多民族社会の現実を巧みに描いた初恋物語。「世紀の光」はタイの鬼才アピチャッポン・
ウィーラセタクンの問題作。研ぎ澄まされた音と映像が、何げない日常風景をめくるめく世界へと変える。
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