パンフレットやポスター、本、雑誌など、1万点を超える映画関係の個人コレクションが
北九州市に寄贈されることになり、市は貴重な資料を保存活用するため、観光名所
「門司港レトロ地区」に11月、資料館を開設することを決めた。
寄贈したのは北九州市門司区の松永武さん(73)。子どものころからコレクションを始め、
会社員などの仕事の傍ら収集を続けた。1954年に公開された「ゴジラ」や日本初の
劇場用カラー映画「カルメン故郷に帰る」(51年)のパンフレットなど、邦画、洋画を問わず、
古いものは戦前にさかのぼる。
97年から自宅の一部を改造した私設図書館「松永文庫」で公開、全国から年間約1000人の
ファンが訪れていた。
市は2007年から調査した結果、「映画だけでなく当時の生活文化を知ることができる。
後世に残すべき資料」と判断。松永さんも高齢で今後の保存について心配していたことから、
協議の上、無償で寄贈が決まった。
松永さんは「街の活性化に有効活用して映画の輪を広めてほしい」と期待している。
2009/03/13 06:39 【共同通信】
ソース:47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031301000050.html