【サッカー】この人物のオモテとウラ 大迫勇也（鹿島アントラーズ・ＦＷ）

スポーツ界は「伝説」が好きである。スーパーな選手には、必ず伝説がついて回る。
そしていま、サッカー界にそれを量産しそうなルーキーがいる。鹿児島城西高校から
鹿島アントラーズに入団した、大迫勇也という１８歳のＦＷである。

先の全国高校サッカー選手権で１０得点。個人最多得点記録を更新して、
サッカーファン以外からも注目されるようになった。Ｊリーグのプレシーズンマッチに出場。
視察した岡田日本代表監督は大迫のシュートを絶賛。Ａ代表の育成枠に入れたい意向を示した。

その若さで、すでに伝説に昇華しそうなエピソードがある。高校選手権の準々決勝の滝川二戦のことだった。
大迫に２ゴールを奪われ２―６で負けた栫（かこい）監督が「すっごい。日本の宝です。
あの子は応援しないといけない」と興奮した。

「敵将にこんな評価をされる選手は珍しい。この選手権では１０得点の記録を作りましたが、
８つが形の違うゴールでした。日本人の１８歳で、これほど多彩な攻め手を持っているストライカーは、
見たことがない」（マスコミ関係者）

プロ争奪戦の末に鹿島入り。「驚いたのは、アディダス社とスパイク契約したことです。新人が契約すること自体、
異例ですが、その契約金額が破格でした。１０００万円の複数年契約とみられています。
これは日本代表並みの評価ですよ。レギュラーでも３００万から１２０万円くらい。
１０００万円は破格です。開幕前にこの契約は、異例中の異例です」と、関係者が舌を巻いた。

当然、他球団のマークもきつくなる。浦和の闘莉王が「若ければいいってものじゃない。
プレッシャーでつぶれていくやつもいる」と大迫つぶしをブチ上げて、スポーツ紙が飛びついた。
http://gendai.net/?m=view&g=sports&c=040&no=32316