第64回JABA東京スポニチ大会が11日、市営浦和、千葉マリンの両球場で開幕した。
不況の影響で今年限りでの休部が決まった社会人野球の強豪、日産自動車が11日、
千葉マリンスタジアムで行われた1回戦で三菱自動車岡崎に2―4と逆転負けし、
ラストシーズン初戦を白星で飾れなかった。
一回に幸先よく1点を先制したが、五回に先発右腕の石田がつかまって3失点。
その後は劣勢を挽回できなかった。重い空気が漂うベンチから出てきた久保監督は、
笑顔をつくり「頑張ろうという気持ちと体がミックスしていなかった感じかな。
選手はかなり鼻息が荒かったが…」と話した。
会社側が経営合理化の一環で野球部などの休部を発表したのが2月上旬。
吉浦主将は「そのことことはもちろんみんなの頭にあるが、もう明るくやっている」と
チームを代弁し「こういうスタートになったけれど、全員で前を向いていくしかない」。
都市対抗大会3度目の制覇へ向けた戦いへ照準を合わせた。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20090311112.html