【サッカー】名古屋DF田中隼磨「毎日が楽しい」「ボールを保持できる選手も、パスできる選手もいる」

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1大迷惑φ ★
田中、多彩なサイド攻撃

 名古屋グランパスの主力14選手が25日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
午前中はシュート練習、午後はフィジカル強化中心のトレーニングを行った。22日に
豊田スタジアムで行われたFC岐阜とのプレシーズンマッチでは本職の右サイドバック(SB)
だけでなく、左SBも無難にこなしたDF田中隼磨(26)が練習でも左右両足を使い、
多様なポジションへの備えを見せた。

 左サイドをオーバーラップした右利きのDF田中が、左足できれいなクロスを上げた。
「左サイドに入ったときは、意識して左足でけった。試合ではどちらの場面もあるので、両足を使っています」

 ハーフコートの中にゴールを2カ所設けて行われた練習。2選手が同時にスタートし、
1人は手前のゴールでシュートを打った後オーバーラップし、奥のゴール前にクロスを上げる。
もう1人は、そのクロスをシュートする。選手の出発サイドを変え、手前ゴールの位置を変えて続いた。

 ストイコビッチ監督は、「左右両足を使うシュートやクロスの練習」と説明した。横浜M時代
にも経験のない練習だったが、田中が、常に頭の中で想定していることを具体化した練習でもあった。

 22日、FC岐阜とのプレシーズンマッチでは、昨年フル回転したDF阿部を故障で欠き、
左SBでルーキーMF平木が先発したが、持ち味を発揮できなかった。代わって後半、左SB
に入ったのが田中だった。

 「急にトップチームでなれないポジションは難しい。いい経験になるはず」と、平木を気遣った
田中は、横浜Mでも、日本代表でも培った経験で、左SBを無難にこなした。

 「ボールを保持できる選手も、パスできる選手もいる。練習や試合で、いろんなサイド攻撃のアイデアが浮かぶ。毎日が楽しい」

 左右とも遜色(そんしょく)なく力を発揮する田中の存在が、ピクシー監督が目指すサイド
攻撃の新たなオプションとなっている。 

CHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/200902/CK2009022602000034.html
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/200902/images/PK2009022602100050_size0.jpg
田中隼磨 http://nagoya-grampus.jp/clubteam/players/hayuma_tanaka.html