「日韓戦に勝ってほしい」…ヤクルト・宮本慎也(下)
真相直撃インタビュー「気になるあの人、あの話題」
アテネ五輪、北京五輪、第1回WBCとオールプロで挑んだ3回の国際大会にすべて
出場したヤクルト・宮本慎也内野手(38)が、来月に迫った第2回WBCには出場しない。
日本代表への思い、代表はどう戦うべきか、WBCの進むべき方向性と合わせて語った。
(聞き手=夕刊フジ記者・塚沢健太郎)
−−WBC日本代表候補のメンバー発表会見では「なぜ宮本選手は入っていないのか?」
という質問も出た
「名前が出ていないところで名前を出すのは、よくわからないけど…、若い選手が多い
のは当然だと思う。3月頭に100%じゃダメなんですから。120、150、200%でいけるヤツが
代表に名を連ねないといけない。ちょっと不安があって“挑戦させて下さい”というもの
ではないんだよね、代表って」
−−今回のメンバーでは、ヤクルトに同期入団した稲葉(日本ハム)が最年長。
自分が抜けた代わりに、稲葉に期待するところは
「彼は口よりもプレーでやるタイプ。それが若い子に伝わると思う。
それこそイチローが引っ張ってやっていくでしょう。自分の代わりというのはない」
−−第1回大会は出場したが、シーズンの調整は難しかった?
「難しいというか、シンドイ。しわ寄せはくる。若い子は(1年間)持つだろうけど。
WBCに関しては、本気の大会にしたいなら、サッカーのようにシーズン中1カ月
休んだ方がいい。7、8月にやるとかね。(今大会以降は)4年に1回なんだから。
でも他の国はWBC、WBCって(そんなに盛り上がって)ないでしょ?」
−−米国では、WBCはほとんど話題になっていない
「日本は1回目に優勝したから国民的行事のようになっている。今回もそうだけど、
他国はWBCに重きを置いていない。辞退者もいっぱいいる。新しいチームに行くには
不安だと思うし、故障明けとなると、やはり3月はベストじゃない。いい大会になる気配が
あったのに辞退者をみると、ちょっと厳しい」
>>2以降に続く
夕刊フジ (2009/2/13)
※記者自身が確認