【サッカー/寸評】期待と不安が交錯したフィンランド戦(大住良之)
1 :
依頼、受けましたわーっ!@翠薔薇φ ★:
2月11日(祝)のオーストラリア戦(FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会アジア最終予選第4戦)を控え、
岡田武史監督率いる日本代表は2月4日(水)に東京・国立競技場でフィンランドと親善試合を行った。
国際サッカー連盟(FIFA)の定める正式な国際試合日でないため、日本代表はヨーロッパのクラブに所属する選手を
招集することができず、フィンランドも西ヨーロッパのクラブに所属する代表のレギュラーメンバーをひとりも呼べず、
国内組の若手を中心としたメンバー。DFに田中マルクス闘莉王(浦和)、MFに遠藤保仁(G大阪)が復帰した日本代表は、
FW岡崎慎司(清水)が2点、MF香川真司(C大阪)が1点を決めて前半を3−0で折り返し、後半立ち上がりに1失点を喫したものの、
DF中澤佑二(横浜FM)、交代出場のMF安田理大(G大阪)が追加して5−1で勝った。
●5得点のうち4点は相手GKのおかげ
フィンランド戦は、言うまでもなく「仮想オーストラリア」。
平均身長184.7センチ、FWに187センチのタルバヤルビをもつフィンランドは、体格面でオーストラリアにほぼ等しく、
その「高さ」とリーチの長さに慣れるための試合だった。
だがフィンランドはDF陣にまったくスピードがなく、日本攻撃陣の裏へ、裏へという動きにまったくついていけなかった。
岡崎が記録した1点目、2点目は、いずれも中央から右に流れながらスペースに向かって走った岡崎にシンプルなロングパスが出て、
走り勝った岡崎が決めたもの。オーストラリア戦では、こんなに簡単にシュートまでもっていくことはできないだろう。
もうひとつ、5−1という結果が参考にならないのは、フィンランドのGK、22歳のマーノヤの出来が悲惨だったことだ。
5点のうち4点はGKがきちんとしていたら防がれたのではないかと思えるものだった。とくに安田が記録した5点目は、
体の正面に飛んだシュートをGKがはじいてゴールに入れてしまったものだった。
>>2-10ぐらいまで続く
2 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:57:38 ID:???0
●闘莉王、遠藤は問題なくプレー
この試合の最大の収穫は、DFの闘莉王、MFの遠藤という「今季初試合」のふたりがほぼ問題なくプレーしたことだろう。
闘莉王は最初の2ゴールの起点となるロングパスを通し、遠藤は安定したパスで日本の中盤に落ち着きを与えた。
12月にひざの手術を受けた闘莉王、右足に痛みをかかえながら昨年末のFIFAクラブワールドカップから天皇杯決勝までプレーした遠藤。
このふたりがオーストラリア戦に間に合ったことは、岡田監督を安心させたに違いない。
1月28日のバーレーン戦(アウェー)で「今季初試合」を経験した
DF中澤、DF長友佑都(F東京)、FW玉田圭司(名古屋)も、バーレーン戦に比べるとずっと調子を上げているように見えた。
●GKに不安を残す
しかし懸念もある。最大の懸念はGKだ。正GKの楢崎正剛(名古屋)が昨年12月に足の手術を受け、
楢崎以上の実績をもつ川口能活(磐田)もバーレーン遠征中の故障でチームを離れた。
残ったGKは、ともに日本代表3試合という都築龍太(浦和、30歳)と川島永嗣(川崎、25歳)、
そしてことしにはいって初選出され、まだ出場経験のない菅野孝憲(柏)の3人。
イエメン戦とバーレーン戦に出場した川島に代わり、フィンランド戦は都築がゴールを守った。
しかし後半5分の失点は、完全に都築のミスだった。フィンランドMFリトマネンの左CKは、
ゴール近く、都築の守備範囲に落ちてきた。すぐ近くに187センチのFWタルバヤルビがいたにもかかわらず
都築はこのボールをキャッチしようとしたが、タルバヤルビのジャンプに影響され、ボールをつかみそこねた。
そのこぼれ球を、MFポロカラに決められたのだ。パンチを選択していればまったく問題がなかった場面。
判断のミスが招いた失点だった。この失点が尾を引いたのか、後半19分にも不安定な守備でピンチを招いたのは、
さらに気になった。オーストラリア戦は、誰がゴールを守るのだろうか。
3 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 18:57:53 ID:qh6npDdz0
ヤースケだったら1-1だったと俺も思う
4 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:57:59 ID:???0
●ポストプレーがないからサイド攻撃が生きない
攻撃面では、相手のスピードのなさに助けられて突破ができた日本だったが、サイドに振ったときに
自動的に主導権を握ることができないのは相変わらずだった。
岡田監督はサイドからの突破でチャンスをつくることを目指しているが、そのためにもう少し「中央」でのプレーが必要だ。
ところが、この試合では、「FWへの縦パスからポストプレー」という「くさび」の形はほとんどできず、
中盤でパスを回しているうちにサイドに振るという形しかなかった。
「くさび」のプレーができれば、相手の守備組織は中央に引きつけられる。その形を入れてからサイドに振れば、
サイドMFやサイドバックはフリーでボールを受けることができ、そこで主導権を握ることができる。
この試合は4−2−3−1システムで、FWはスペースに走り出てパスを受けようとする玉田ひとりだった。
「トップ下」にはいったMF中村憲も、相手を背負ってポストプレーをするようなタイプではない。
しかしここでいったんポイントをつくれるようにならないと、サイド攻撃の威力が半減する。
バーレーン戦で明らかになった欠陥を、岡田監督は放置したままオーストラリア戦に臨もうというのだろうか。
5 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:58:19 ID:???0
●守備面の大きな不安
守備面では、「引きすぎる」ことが大きく気になった。サイドを突破されてクロスを入れられる状況になると、
日本は相手の空中戦を恐れる余り、DFラインの選手たちだけでなく、
ボランチの選手もペナルティーエリア内まで下がってしまうのだ。その結果、エリア前の地域が大きく空いてしまう。
この形になると、クロスをはね返してもエリアのすぐ前で相手に拾われてしまうし、
何よりも、クロスではなく、この地域に走り込んでくる選手へのパスを選択されたときには大きなピンチになる。
前半27分には、右サイドを崩され、リトマネンがクロスを入れる形になった。
そしてこの37歳の大ベテラン、かつてヨーロッパ・サッカーの主役のひとりだった選手は、
さすがに日本守備の欠陥をつき、エリア内のFWタルバヤルビへのクロスではなく、
エリア正面で完全フリーのMFスパルフへのパスを選択。スパルフのシュートは日本ゴールのバーを叩いて救われたが、
完全に「1点もの」の場面だった。
また、前半43分には、クリアのこぼれをまたもMFスパルフに拾われて
シュート(日本のDFが体でブロック)という場面もあった。
押し込まれたときの守備のバランスをもっと意識しなければならない。
6 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:59:02 ID:???0
●闘莉王の攻め上がり後が問題
この日は、オーストラリアのピム・ファーベク監督が視察にきていた。もしかすると、彼が最も注目したのが、
「闘莉王の攻め上がり」だったかもしれない。後半5分の失点は、闘莉王が攻め上がり、
不用意に出したパスがカットされてカウンターアタックを受け、かろうじてCKに逃げたところから生まれた。
前半27分にスパルフがシュートをバーに当てたシーンも、フィンランドの攻撃の始まりは闘莉王のミスパスだった。
闘莉王が攻めでミスをすれば、日本の守備陣には闘莉王はいないことになる。
速攻をかければ、高い確率でシュートチャンスをつくることができる。
最初の2点の起点になったように、所属の浦和だけでなく日本代表でも闘莉王は攻撃面で重要な役割を担っている。
しかしそのプレーが軽率なミスで終わると、次の瞬間には、日本ゴールが脅かされていることになる。
オーストラリア戦では、最も注意しなければならないポイントのひとつだろう。
7 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:59:23 ID:???0
●過度のプレッシャーは不要
「ホームで、絶対に勝たなければならないという立場の日本には、われわれより大きなプレッシャーがかかっている」
オーストラリアのファーベク監督は、ことあるごとにこんな発言をして日本へのプレッシャーを高めようとしている。
たしかに、アジア最終予選A組の現在の勝ち点や残り試合を見れば、このオーストラリア戦はぜひとも勝っておきたい試合だ。
しかしそれは「絶対に勝たなければならない試合」でも、「負けたらワールドカップ出場が危うくなる試合」でもない。
オーストラリアに負けたとしても、3月のバーレーン、6月のカタールという2つのホームゲームで勝ち、
6月に行われるウズベキスタンとのアウェーゲームで引き分ければ、それで十分グループ2位を確保できることができる。
「負けていい試合」であるわけはない。しかし過度のプレッシャーを受けなければならない試合でもない。
岡田監督の下、昨年から積み重ねてきたサッカーを力いっぱいプレーすればいい。ファーベク監督の「心理戦」に乗るのは間違いだ。(了)
記事元:サッカー−日本代表、Jリーグの話題から、海外サッカーやワールドカップの情報まで(日経ネット)
ttp://sports.nikkei.co.jp/soccer/column/osumi.aspx?n=MMSPca000005022009
8 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 18:59:38 ID:R2KjJgnz0
まーた香川使い続ける口実を与えちゃったよ
9 :
翠薔薇φ ★:2009/02/05(木) 18:59:45 ID:???0
昨日の試合の価値はオーストラリア戦が終わるまで判らんな
11 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:01:00 ID:Pb624Yjc0
普通にやれば2位確保は難しくないもんな
緊張感の無い予選だよ
12 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:03:03 ID:OdSmeRkP0
釣男と中澤って、ミスしても指摘しちゃいけないことにでもなってんの?
失点は浦和コンビのせいじゃん。
13 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:04:53 ID:QHZ+kjml0
総当たりにしろ
韓国イランサウジとやらないなんておかしいだろ
14 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:05:49 ID:wI0Ka2Ip0
>オーストラリアに負けたとしても、3月のバーレーン、6月のカタールという2つのホームゲームで勝ち、
>6月に行われるウズベキスタンとのアウェーゲームで引き分ければ、それで十分グループ2位を確保できることができる。
何このとらぬ狸。
>●5得点のうち4点は相手GKのおかげ
舐めてんの?
香川と安田の2点だけだろ?
16 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:08:18 ID:Pb624Yjc0
17 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:10:01 ID:LorXeqmj0
勝3:分5:負2
これくらいの確率だろう。
18 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 19:10:34 ID:OIJ0HyLMO
>>15 安田のも無回転シュートだったしな。
まぁ、経験のあるキーパーなら外に弾けただろうけど。
これまで釣男が攻めた後も特に崩れなかったのは
啓太がカバーしてたからな
だからと言って遠藤長谷部とはもう差がかなりついてるからいらないけど
DFラインと中盤が間延びしてるのは気のせい?
橋本がスタメンでも使えることが分かったのが収穫
不安しか感じなかったけどな
芸スポに重鎮大住センセのエントリーを発見しますた
釣男なんてパスミスばっかじゃん
大住どこみてんだい
同じブラジル人のジーコには厳しいくせに
釣男には甘いんだね
それと岡田にもあまくねーかお前
お前と後藤いらねーんだよ
それと越後も
27 :
名無しさん@恐縮です:2009/02/05(木) 21:20:02 ID:wdvKti310
オージーに勝てば意味のある試合だった
オージーに勝てなければ無意味な試合だった
ただそれだけのこと
大住ってどれぐらいサッカーの実績あんの?
サッカー界って素人のくせにプロに対してやたらとデカイ口叩いて批判したりするけど
まさかこいつもその典型的な一人じゃないよな?
なげーw
CLでジーコが勝ち上がってるのを見て手のひら返すサッカーメディアにワロタ