大リーグのメッツが今春オープンさせる新球場「シティ・フィールド」に逆風が
強まっている。
経営再建中の米金融大手シティグループが20年総額4億ドル(約360億円)で
命名権を持つが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、シティ内部で
契約を白紙に戻す選択肢が検討され始めたと報じた。
シティは金融危機から経営が悪化し、政府から計450億ドル(約4兆500億円)の
公的資金を受けた。共和党議員が政府に契約破棄を促すよう求めるなど、環境は
厳しくなっている。
シティはこの日、「2006年にメッツと拘束力のある契約を結んだ。
公的資金はシティ・フィールドや広告宣伝費に充てない」と声明を出し、
メッツも「契約を尊重する旨、シティに確認した」と火消しに努めた。
しかし、シティが契約を肩代わりする企業を見つけ、最小限のスポンサー契約に
切り替える選択肢も報道されるなど、違約金を払っての完全撤退を含め、
今後も議論はくすぶりそうだ。
現契約は年間で2000万ドル(約18億円)に上り、契約破棄なら球団への影響は
甚大だ。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/news/20090204-OYT1T00273.htm