楽天が31日、キャンプ地の沖縄・久米島に到着した。野村克也監督(73)は、
一昨年はつまずき転倒した宿舎階段を上りきり、3年越しの“リベンジ”に成功。
悲願のAクラス入りを目指すシーズンに向け、幸先の良いスタートを切った。
周囲に緊張感が走る。スロープへ誘導した関係者を振り切り、ノムさんが“魔の階段”へ
足を踏み出す。手すりにつかまりながら、1段1段、オーバー気味に手を振り足を高く上げると、
5段を無事にクリアした。固唾(かたず)をのんで見守っていた報道陣に対し「ばかにすんな!」
と得意げに笑みをみせた。
5段とはいえ、73歳の指揮官には難敵。一昨年は思わぬ転倒で、左太ももを肉離れし
“故障者1号”になった苦い思い出がある。昨年はホテル側の配慮で階段横のスロープを通ったが、
今年は勇敢に立ち向かった。
「チームに手応えは感じている。今年は集大成の決意。期待にこたえられるよう、がんばります」。
到着セレモニーで語った言葉にうそはない。今年はペナントレースでも、絶対にこけない。
ソース:デイリースポーツonline
http://www.daily.co.jp/baseball/2009/02/01/0001681026.shtml