先週、日本テレビが今季の巨人戦中継について発表したが、地上波の予定だけが先延ばしになって不明のままだ。
日テレはCS放送「G+」で主催ゲームの72試合を完全中継し、BS日テレで62試合、
残る10試合をNHKが放送するとしている。ただし、地上波については未定で、2月のキャンプインまでに
発表されるといわれ、調整に手間取っているのは明らかだ。
昨年はナイター、デーゲーム合計で42試合が放送されたが、今年は今のところ、20〜25試合程度といわれ、
昨年から半減する可能性大。しかも、平日ナイターが10試合程度になるという。というのも、物理的に中継できない事情もある。
4月から19〜20時に日替わりの、生放送を基本にした情報バラエティーが始まる。くりぃむしちゅー、ウエンツ瑛士、えなりかずき、
辛坊治郎、爆笑問題が司会を担当するが、巨人戦を中継すると番組をツブすしかなくなるのだ。
「仮に全部で20試合を中継するとして、10試合は週末のデーゲームかナイターで残る10試合が平日の放送になる。
新番組はシーズン中に各曜日とも恨みっこなしで、2〜3回お休みといったように散らすことになるでしょう。
もはや巨人戦を見たい人はBSかCSで見るしかないということです」(事情通)
また、主催しない試合も中継が減るのは間違いない。
日テレと同じ事情なのがTBSで、18〜20時に新報道番組をスタートさせるため、無理して放送しないだろう。
さらに、昨年は8試合の放映権を獲得したテレビ東京が、今年は巨人戦から撤退する方向という。
08年は前年よりもさらに0.1ポイント視聴率がダウンして平均9.7%。日テレは中間決算で赤字になり、
制作費を切り詰めて、金食い虫の東京ヴェルディの経営権も譲渡する方向で動いている。
そんな時にこの視聴率では半減も仕方なし。巨人戦が地上波から消える日が近づいている。
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story/30gendainet07026743/