【サッカー】Jリーグ観戦者、40代以上が4割  中高年が観戦に熱心

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691名無しさん@恐縮です
「フランスでは、サッカーを観戦するのはいわゆる"下流"で、"上流"の人の多くは
全く関心を示さない。"上流"が好むスポーツは、ラグビーかテニス。だから
(上流の多い)店内では、ワールドカップが開催されている今でも、
サッカーの話題はほとんど上がらない」

98年の決勝戦が行われた会場「スタッドフランス」は、移民の多い"下流地区"である
サンドゥミにある。一方、全仏テニスに使用されている「ローランギャロス」は、
上流階級が住むパリ16区に面したボローニュの森にある。これは"下流"と"上流"が
はっきりと二極化している、階級社会フランスを象徴する構図だ。
ちなみに、フランス・ワールドカップで優勝したフランスチームは、ジダンを筆頭
に移民出身者が多く、まさに "下流"でチームは成り立っている。

たしかに労働者階級の大衆スポーツだ、という見方は否めない。日本にいるフランス人に
「サッカーのことがわかるフランスの活字媒体ってなに?」と聞くと、
「そうだなー、日刊でレキップっていうのが出ているけれど、あれって読むのがとても
恥ずかしい新聞だからねえ」と顔をしかめた。
「だいたいにおいて、フランスの知識階級はサッカーが好きなんていわないよ」ともいう。
でも実はけっして嫌いではないそうだが。階層社会のフランスでは、サッカーは真ん中から
下の階層の人たちの娯楽であり、夢であり、政治家にしてみれば一つのガス抜きでもある、
というのが知識階級の見方で、それはあながちまちがいではない。

 フランス代表チームの8割は移民の子どもたちで、フランス・リーグで活躍している選手の
多くはアフリカや東欧、北欧、中近東からやってきている。サッカーはフランス社会のある部分
の縮図を見せているといっていい。移民問題、人種問題、貧富の差の問題。機会均等とはまちが
ってもいえない不平等社会にあって、サッカーは真ん中より下の階級の子どもたちが、
お金が稼げて社会的に認められる手段なのだ。