【野球/テレビ】巨人のデーゲーム倍増の裏側…G帯視聴率1桁で、テレビ局の苦肉の策(ZAKZAK)

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2先読み博士▲▲φ ★
>>1の続き

 ファンサービスのために週末のデーゲームは当然だろう。ようやく巨人も
他球団並みになってきたといえる。その裏には、テレビ局にとっての巨人戦の
商品価値低下がある。ゴールデンタイムの巨人戦の視聴率(ビデオリサーチ
調べ)は依然として下げ止まらない。リーグ連覇の昨年も日本テレビの平均
視聴率は、一昨年より0.2%ダウンの史上ワーストタイの9.6%を記録している。

 中日とのクライマックスシリーズ、西武との日本シリーズという特別な試合
は20%の大台を超えるなど高視聴率を記録したが、テレビ局側は「特別な
試合だから。公式戦はそうはいかない」とシビアな姿勢を変えてない。

 もともと巨人戦がナイターばかりだったのは、ゴールデンタイムで
高視聴率を取れるという、テレビ局サイドの都合だった。それだけに
巨人が現実を直視して方向転換。球場に足を運んでくれるファンを
最優先する、週末のデーゲーム急増策を取ったのは不思議ではない。

 が、もう一つ思惑が見え隠れする。他局の関係者がこう語る。「ファン
が喜ぶだけではない。日本テレビが中継して一ケタの低い視聴率でも、
ゴールデンタイムでなく、昼間の放送だから、この程度の数字でも
おかしくないと釈明できる」と。−。巨人のデーゲーム倍増は低迷
するテレビ視聴率対策として、苦肉の策だというワケだ。

 苦しい一石二鳥策ともいえるが、それも勝ってこそ。16試合の
デーゲームでつまずき、リーグ3連覇を逃せば、元も子もなくなる。

※画像の文より
原監督にとって、デーゲームの増加は吉か凶か

<了>